04/02/2037(Thu)
★目次★
*ようこそいらしゃいませ。こちらは完全18禁BL小説のブログでございます。
BLという言葉に馴染みの無い方や、男性同士の恋愛に嫌悪感や偏見を持たれる方、18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さいますようお願い申し上げます。
*R15・R18・R20:★印はR指定です。当サイトは基本的に18禁です。
又一部暴力的な描写を含む場合もございます。苦手な方は閲覧をご遠慮下さいませ。
★更新情報★
⇒お知らせ
スピンオフUP☆ 11月12日
木戸の憂鬱
===================
連載終了☆
『悪魔と野犬ノ仔』
1話 / 2話 / 3話 / 4話 / 5話 / 6話 / 7話 / 8話 / 9話 / 10話 / 11話 / 12話 /
13話 / 14話 / 15話 / 16話 / 17話 / 18話 / 19話 / 20話 / 21話 / 22話 / 23話 /
24話 / 25話 / 26話 / 27話 / 28話 / 29話 / 30話 / 31話 / 32話 / 33話 / 34話 /
35話 / 36話 / 37話 / 38話 / 39話 / 40話 / 41話 / 42話 / 43話 / 44話 / 45話 / 46話 / 47話 / 48話 / 49話 / 50話 / 51話 / 52最終話
初めての方へ<短編試し読み(読み切り)>別窓です。
短編試し読み切りです。単品でも読めますが、話はエロ★から右へ何となく繋がってます。
陸軍特別士官学校シリーズ
エロ★/ちょい過激 SM検査(朝霧)/エロ★★/まぁ過激 SM検査(湊) /
エロ★★★/過激 やっぱり教官がいい!(朝霧) / エロ★★★★/とても過激 クロス・セックス
朝霧と湊のその後の成り行きは書籍にて通販致しております☆
*左カラム中央にあります。
ほのぼの
ネクタイの距離1/2/3/4最終話 *続編あり。中編項目にあるタイトルをクリックすると詳細項目が出てきます。
― 長編 ―
万華鏡-江戸に咲く-<全92話完結>
[切ない系/時代モノ/トリップ/自慰/SM]
目の前に立つ美しい男から受け取ったもの、それは時代を超える能力。
果たして自分の逢うべき人は誰なのか。夜と呼ばれる若い風来坊、そして抱月という町医者との出会い。必然の歯車は動き出し、美月の平凡な日常が一変して江戸と現代を行き来する生活が始まる。
一周年記念 万華鏡-江戸に咲く-「やせ我慢」<全18話完結>
ブログ開設一周年記念という事で万華鏡のその後です。
すれ違った後に 【第一部】 <全10話完結(続きあり)>
[切ない]
中学の時から親友だった。だから大学までずっと一緒に居た。だが秘めた思いがすれ違う果てには・・。
それから すれ違った後に【第二部】<全73話完結>
[切ない系/鬼畜/SM/排泄]
「すれ違った後に」の連載。弘夢と淳平のその後の動向です。第一部と大分毛色が変わります。閲覧にはご注意下さい。
それから―クリスマスの誓い―
クリスマスSS。その後の弘夢と淳平のクリスマスシーンです。
前編 / 後編
貴方の狂気が、欲しい<全64話完結>
木戸×時枝 「それから」のスピンオフです☆
小悪魔な弟<全51話完結>
[自慰/兄弟/ショタ/玩具]
真面目で鈍感でスポーツ一色の兄を落とすべく天使の顔をした腹黒の小悪魔な弟の戦いが成長と共に動く!
小6編、中学編、高校編と成長していきます。
小悪魔な弟 番外編~東城兄弟~
アネモネ<全13話完結>
[切ない/兄弟/シリアス]
「小悪魔な弟」のスピンオフ作品です。小悪魔な弟に出て来る東城兄弟の切ない物語。
「小悪魔なお兄ちゃん」
あの真面目な侍お兄ちゃんが酔っぱらった!?酔ったお兄ちゃんに攻められる潤!「小悪魔な弟」のスピンオフ。
1話 / 2話 / 3最終話
― 中編 ―
恋のぼり <全7話完結>
家事手伝い×家の息子たち [シリアス&ほのぼの。]
時は大正頃。身寄りの無い少年は寺で住んでいた。ある日裕福な家族が家事手伝いを探しにやって来る。そこで出会うその家族の兄弟と少年の行方。
媚薬の雨水 恋のぼり続編<全15話完結>
龍ノ助×雨音×俊平[兄弟/時代/3P]
「恋のぼり」の続きです。兄弟たちのそれぞれの秘めた欲望が動き出す。
相部屋のメリットデメリット<全20話完結>
[強気受け/リバ/大学生/ルームシェア]
3万HitキリリクのSSです。リクエスト案“ルームシェア”というシチュエーションで書かせて頂きました!相部屋になった相手は自分を狙うゲイ!しかも美海が寝ててもお構いなしにお相手を連れ込む…。ノンケの美海はどうするか!SSですが20話という長さになったので中編にも載せました!
ネクタイの距離 <続編込みで36話完結>
[ほのぼの/高校生×高校教師]
高校生の学が好きになってしまったのは何と教師。相手は大人。じれったい純愛は成就するのか。
ほのぼの4話完結プラス、シリアスな続編32話完結!
妄想列車<全27話完結>
[電車/ライバル/リーマン]
満員電車の中で押し潰されそうになっていた森(シン)。密接した相手に不可抗力で唇が触れてしまった相手と始まる恋は思わぬ方向へと進む。
― 短編 ―
ジュイエ<全7話完結>
[切ない/夏の恋]
長い髪で顔を隠し汚く大きな眼鏡をつけ、ダサい服装の静は今時風の自分勝手で浮気症のイケメン祐一とある島へ旅行へ行く。そこで始まる胸を焦がすような恋とは・・。
形<全7話完結>
[兄弟/近親相姦/自慰] chobonさんイラスト
田舎が舞台の3兄弟の話。兄弟の中で揺れ動くその禁忌の想いが縺れ合う。
奴隷の休息<全2話完結>
[侮辱/学園/排泄] しごさんイラスト
高校に入ってすぐに、同じクラスメートの三宅と目が合った瞬間から従属関係になったサトル。侮辱が至福の高校生の休息の一コマ。
前篇★ / 後篇★
終末のド―ロ<全2話完結>
[破滅/狂気/純愛/パニック] pioさんイラスト
いつの間にこんなに侵蝕が進んでいたのだろうか。ビニールテープで隔離された世界には破滅しかなかった。そんな中で幼馴染の高校生、智己と泉は生き抜いていく事ができるのか。
前篇★ / 後篇★
それは野分けのように<1話完結>
[ほのぼの] 希咲慧さんイラスト
学生の頃から片思いだった先輩と社会人になってやっと付き合えるようになったというのに素直になれない充(ミツル)。そんな二人の日常の一コマです。
1話完結
ユメ芝居<全6話完結>
[リバ/ほのぼの老ロマンス]
いつも行く駄菓子屋で見かけるその人に恋して月日は経った。求める言葉と気持ちはユメのようなお芝居なのか。
1 / 2 / ★3 / ★4 / 5 / 6最終話
― SS ―
SSの詳細目次ページはこちらから
☆宝箱☆←宝箱の中身はクリック♪
― 二次創作 ―
銀魂、ラブレスの二次。いずれも短編です。
詳細目次ページはこちらから
リアルイッテQ
<一話ずつ読みきり>
このカテゴリではアタシのリアル体験を不定期ですがUPして行こうかと思っています。
家庭の事情で幼い頃に発展途上国に住んでいたアタシの動物たちとの絡みを綴っております。
山猫のはなし / 猿のおはなし / 夜の風景 朝の風景 / アリとヤギのはなし/
ネズミvs父のおはなし/カメレオンのおはなし
Pixiv
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拍手秘コメの場合は普通コメント欄にてお返事致します。

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13話 / 14話 / 15話 / 16話 / 17話 / 18話 / 19話 / 20話 / 21話 / 22話 / 23話 /
24話 / 25話 / 26話 / 27話 / 28話 / 29話 / 30話 / 31話 / 32話 / 33話 / 34話 /
35話 / 36話 / 37話 / 38話 / 39話 / 40話 / 41話 / 42話 / 43話 / 44話 / 45話 / 46話 / 47話 / 48話 / 49話 / 50話 / 51話 / 52最終話
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[切ない系/時代モノ/トリップ/自慰/SM]
目の前に立つ美しい男から受け取ったもの、それは時代を超える能力。
果たして自分の逢うべき人は誰なのか。夜と呼ばれる若い風来坊、そして抱月という町医者との出会い。必然の歯車は動き出し、美月の平凡な日常が一変して江戸と現代を行き来する生活が始まる。
一周年記念 万華鏡-江戸に咲く-「やせ我慢」<全18話完結>
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すれ違った後に 【第一部】 <全10話完結(続きあり)>
[切ない]
中学の時から親友だった。だから大学までずっと一緒に居た。だが秘めた思いがすれ違う果てには・・。
それから すれ違った後に【第二部】<全73話完結>
[切ない系/鬼畜/SM/排泄]
「すれ違った後に」の連載。弘夢と淳平のその後の動向です。第一部と大分毛色が変わります。閲覧にはご注意下さい。
それから―クリスマスの誓い―
クリスマスSS。その後の弘夢と淳平のクリスマスシーンです。
前編 / 後編
貴方の狂気が、欲しい<全64話完結>
木戸×時枝 「それから」のスピンオフです☆
小悪魔な弟<全51話完結>
[自慰/兄弟/ショタ/玩具]
真面目で鈍感でスポーツ一色の兄を落とすべく天使の顔をした腹黒の小悪魔な弟の戦いが成長と共に動く!
小6編、中学編、高校編と成長していきます。
小悪魔な弟 番外編~東城兄弟~
アネモネ<全13話完結>
[切ない/兄弟/シリアス]
「小悪魔な弟」のスピンオフ作品です。小悪魔な弟に出て来る東城兄弟の切ない物語。
「小悪魔なお兄ちゃん」
あの真面目な侍お兄ちゃんが酔っぱらった!?酔ったお兄ちゃんに攻められる潤!「小悪魔な弟」のスピンオフ。
1話 / 2話 / 3最終話
― 中編 ―
恋のぼり <全7話完結>
家事手伝い×家の息子たち [シリアス&ほのぼの。]
時は大正頃。身寄りの無い少年は寺で住んでいた。ある日裕福な家族が家事手伝いを探しにやって来る。そこで出会うその家族の兄弟と少年の行方。
媚薬の雨水 恋のぼり続編<全15話完結>
龍ノ助×雨音×俊平[兄弟/時代/3P]
「恋のぼり」の続きです。兄弟たちのそれぞれの秘めた欲望が動き出す。
相部屋のメリットデメリット<全20話完結>
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― 短編 ―
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[切ない/夏の恋]
長い髪で顔を隠し汚く大きな眼鏡をつけ、ダサい服装の静は今時風の自分勝手で浮気症のイケメン祐一とある島へ旅行へ行く。そこで始まる胸を焦がすような恋とは・・。
形<全7話完結>
[兄弟/近親相姦/自慰] chobonさんイラスト
田舎が舞台の3兄弟の話。兄弟の中で揺れ動くその禁忌の想いが縺れ合う。
奴隷の休息<全2話完結>
[侮辱/学園/排泄] しごさんイラスト
高校に入ってすぐに、同じクラスメートの三宅と目が合った瞬間から従属関係になったサトル。侮辱が至福の高校生の休息の一コマ。
前篇★ / 後篇★
終末のド―ロ<全2話完結>
[破滅/狂気/純愛/パニック] pioさんイラスト
いつの間にこんなに侵蝕が進んでいたのだろうか。ビニールテープで隔離された世界には破滅しかなかった。そんな中で幼馴染の高校生、智己と泉は生き抜いていく事ができるのか。
前篇★ / 後篇★
それは野分けのように<1話完結>
[ほのぼの] 希咲慧さんイラスト
学生の頃から片思いだった先輩と社会人になってやっと付き合えるようになったというのに素直になれない充(ミツル)。そんな二人の日常の一コマです。
1話完結
ユメ芝居<全6話完結>
[リバ/ほのぼの老ロマンス]
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11/12/2013(Tue)
木戸の憂鬱
「時枝」
「……」
「おい」
「はい」
「何を怒って……」
「別に怒ってなどおりません」
時枝はハンドルを右に回しながらいつもよりも少しアクセルを踏み込んだ。
「嘘をつけ、お前この間から」
「木戸様。もうすぐ取引先との会食の場所に着きます」
「分かっている」
「……でしたらその間に資料に目を通しておいて下さいませんか」
「……」
時枝は黒く伸びた前髪をサラリと形の良い耳にかけた。表情は変わらない。真っ直ぐ氷のように冷たく美しい瞳はチラリとも木戸を見ようとしない。
時枝の様子がここ数日おかしい。
(俺は何かやったのか?)
木戸は眉を顰めながら時枝の頬に触れようと助手席から指を伸ばした。
「木戸様」
時枝はそう言ってキュッと強めにブレーキを踏むと木戸の身体が弾んだ。せっかく時枝を触ろうとした指はバランスを取る為に元の位置に戻っていた。
「お前ッ」
「着きました」
「……!」
木戸は段々と腹が立ってきていた。今までと違い、幾ら腹が立とうと下手に怒りをぶつけて時枝を苦しめるような事は避けたいと思うようになった木戸は、珍しく自制心を持って接してきた。だがこの数日触らせてもくれない時枝に対して、木戸の不満は限界に達してきた。
「香、こっちに来い」
木戸は家に着くと、サッサと木戸を避ける様にシャワールームへ行こうとする時枝の腕を掴んだ。
「離してください」
「あ? お前いい加減にしろよ?」
木戸はグッと力を入れて時枝の手首を掴み引き寄せると、その細い手首が締め付けられて青白く変わった。
「い、いたい……」
時枝は片目を瞑り弱々しく呟くと木戸から顔を少し逸らした。痛がる時枝はいつも独特の艶を出す。木戸は理性とは別に本能で喉を鳴らした。
時枝から匂い立つ妖艶な甘い香りが頭の芯にまで沁み渡る。
「なぁ……何をそんなに怒っているんだ」
「……別に……」
「香……分かった。アレだろう。この間の夜会で少しあの若いボーイにちょっかい出していた事を怒っているんだろう」
「違います」
「そんな怒る事でもないだろう。ちょっとからかって耳元をくすぐってやっただけじゃないか」
「いいえ。だってそれは初耳ですから」
「……。そうか」
「ああ……。じゃあアレか……。アレは別に深い意味はないぞ。あいつらはちゃんと元気にやっているのかと近くを通ったから様子を見ただけだ」
時枝の眼がスッと座った。
「弘夢くんを……また見に行ったのですか」
「……。違うのか?」
「初耳です」
時枝は木戸の腕を振り解くと玄関へ向かい出した。
「待てッ香!」
木戸が追いかけようとした時だった。時枝は急に止まると、クルリと向きを変えて再びリビングへ戻り、そのままキッチンへ入った。
その不可解な行動に、木戸も少したじろぎながら時枝の様子を伺った。
「な、何をしているんだ」
「別に」
時枝は棚奥からウイスキーを取り出すと、それをコップの中にジャバジャバ注いで一気に飲み出した。
「馬鹿かお前はッ!!」
木戸は急いでウイスキーを取り上げたが、瓶の半分以上が既に飲まれた後だった。
「お前……酒弱いのに何してんだ」
「どうせ……」
「あ?」
「どうせ貴方の中ではいつまで経っても弘夢くんが居座っているんです……」
時枝はキュッと唇を結んで下を向いた。
「ハァ……。例えばだ。買っていた猫を野に放った後、偶に様子を見たくなる事あるだろう? それと一緒だ」
「貴方、猫飼った事あるんですか」
「……ない」
「もういいです」
クルっといじける様に背を向ける時枝が妙に子供っぽくて途端に愛おしく感じた。
一時はもう二度とこんな時枝を見られないとさえ思っていた。それを考えると、自分に嫉妬をしてくれる時枝が可愛くて仕方がない。
木戸は時枝の身体を後ろから抱き締めると、柔らかな髪にキスをした。
「分かっているだろう……俺の事は」
木戸の腕に包まれると、時枝の小さな嫉妬心と不安はシャボン玉が割れる様に消えていった。
「分かっているんです……私はとても小さな器で……弘夢くんの事となると……やはり胸が苦しくなる」
「ああ」
木戸は指先でそっと時枝の長い睫毛に触れ、鼻筋を通って喉元を触った。そして後ろからそっと時枝の頬に唇を寄せた。
「やはり……見ていましたから……」
「もう……黙れ……香」
木戸はグイッと時枝の顔を後ろに向けると時枝の唇を塞いだ。木戸の熱い舌は時枝を舌先から溶かす様に絡みついてくる。
「んっ……あっ」
木戸はその大きな掌で時枝の尻をギュッと掴み、いやらしく揉み上げた。
「あんっ」
「香」
甘く低い木戸の声が耳元で響くと、時枝の胸先がキュッと硬く尖った。
「何に怒っていたか……そろそろ教えてくれないか」
木戸がそう言うと、時枝の顔が段々赤く染まり俯いてしまった。
「それは……貴方が……鳩にやってしまったから……」
「……。あ?」
木戸は時枝の唐突な言葉に思わず止まった。
何の事かサッパリ分からない様子の木戸に、時枝は益々恥ずかしくなったのか端正な顔を桃色に染めて怒り出した。
「は、鳩にやってしまったではないですかっ……私が一生懸命作ってやっと成功したフレンチトーストを……!」
「……。はあ?」
木戸は確かにベランダに来た鳩に時枝の作った失敗作をやった覚えはあった。だがそれが成功したものだとは思ってもなかった。
「ちょっと待て。そんな事で怒っていたのか?」
「そんな事?! 貴方は私がどれだけあれを練習したのか分かっているのですか?!」
確かに時枝はその時ずっと真剣にキッチンで何かパンのようなものをフライパンで焼いていた。
「ああ……ラスクを作っていたな」
「フレンチトーストです」
「……そうか」
「もういいです。やっと上手く出来て貴方に食べて頂こうと思っていたのに……まさか鳩にやるなんて……」
「いや、違うぞ。失敗したのを捨てるなら鳩にでもやろうかと……いや、悪かった。まさか成功していたやつだとは思わなかったんだ……その、あの時キッチンにはラスクの山があったから……」
「ハァ……。でも別にもういいです。あれも果たして本当に成功していたか分かりませんし」
「え? 何故分からない? お前、食べてみたんだろう?」
「いいえ?」
「……何故食べない?」
「私は試食はしたくないのです」
当たり前の事を言っているかのように、時枝は無表情でカチャリと眼鏡を中指で押し上げた。
「お前、いつも俺に博打で食わせていたのか」
「人聞き悪いですね。私は初めに貴方に食べて美味しいと言って頂きたいのです」
「お前、その”初め"の意味がきっと違うぞ……大体どうしていつも目分量なんだ」
仕事はいつも完璧主義で緻密な時枝だが、料理となると分量をきちんと計ろうとしない。
「分かりません……計る気になれないのです。しかし計らずとも分量を完璧にし、焼く時間も体内時計で把握してこそ完璧に思えるのです。そこに快感があります」
(コイツはとんだ博打の素質があった……)
木戸は可笑しそうに笑いながら時枝に、今度改めてラスクパーティでもしようと言ってまた怒らせた。
END
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拍手秘コメの場合は普通コメント欄にてお返事致します。m(_ _)m
久し振りの二人のある日でした(*´∇`*)
相変わらずラブラブのようですv
こちらは「すれ違った後で」の続編「それから」、スピンオフの「貴方の狂気が、欲しい」へと繋がっており、そのスピンオフとなっております。
08/01/2013(Thu)
悪魔と野犬ノ仔 52最終話
「まあ大きなお庭ねぇ! ねぇお父さん、拓水……あらあらっ。ワンちゃん買ってるじゃない! 二匹も! ……え? まだあっちにもいるの?! えーっ向こうからもっと来るわぁ!」
自宅兼病院の新築を立てて暫くしてから、要たちは両親と拓水を自宅へと呼んだ。
田舎だけあって、値段が安いのに土地が広く庭もとても大きなものを作る事が出来た。
水無月の提案で、預かっている動物たちがずっと狭く薄暗いケージに入っているのは可哀想だ、という事で必要な時以外は庭に放っていた。十数匹の犬たちは元気になると要が瞬時に躾をし、突然来訪者が来ても警戒する事があまりなかった。この躾のセンスが近所でも噂になり、病院としての仕事の他にも躾をする仕事を増やす事が出来た。
また、特に初めて来る犬は飼い主と離れる事に非情に不安を覚えるが、そこは水無月がとても上手く犬たちとコミュニケーションを取って落ち着かせていた。そんな類稀な診療所の評価は人々の口によって広まり、かなり遠くからでも予約を取ってお客さんが尋ねる事も少なくなくなってきた。
突然十数匹の犬たちが嬉しそうに母親に向かって走って来ると、母親は驚いて拓水の後ろへ逃げた。
「あ! 皆だめだよ! それはぼくたちのお母さんだからね! こっちにおいで!」
庭から犬たちを追いかけて出て来た水無月が懸命に犬たちに注意をするが、多くの人間たちが来た興奮で再び水無月に遊ぼうと飛びついていった。
「わあっ」
最初は注意していた水無月も段々と犬たちの興奮に触発され、自分もウズウズしてきたのか四つん這いになってワンワンっと吠えだした。
「あ、いらっしゃい。悪いさっき終わったばかりだったんだ」
そんな騒ぎの中、一人涼しい顔で玄関から白衣姿で出て来た要が拓水たちに挨拶をした。
「あぁ……要。何か、凄い事になってんだが」
拓水は苦笑いをしながら十数匹と一人の興奮した犬たちを指さした。
「ああ。悪いな。いつもなんだ」
要は白衣を脱ぎながら犬たちの方へ近づくと、その気配に気付いた犬たちが一瞬で顔を引き締め、サッと要の足下に集まった。まだ興奮冷め止まぬ小さな犬たちも大人の犬の緊張感を察して同じように要の近くに集まる。
要は同じように集まった犬の中でも必ず最初に水無月に手を伸ばし、撫でてやる。この順番で、他の犬が要にとって一番なのが水無月だと認識し、要の大切にしている相手を傷付ける事は許されないのだと理解する。
「あっはっは。まるで犬の親分だな、要」
父親が愉快そうにその様子を笑うと、つられるようにして拓水と母親も吹き出した。
「まぁ、そんなところだ。中に入って」
中に入ると広々とした玄関は吹き抜けになっており、高い天井にはレトロチックなファンが回って優しく空気を回していた。内装はオフホワイトの木造で出来ていて、まるで北欧の田舎の家のような落ち着きと気持ち良さがあった。
「まぁ素敵ねぇ!」
母親は目をキラキラとさせながら勝手に部屋を探索しに回り始めた。
「俺たちそんなにちゃんと料理出来ないから庭でバーベキューとかでいいだろ? 肉とか適当に買ってきたから」
要が静かにそう言うと、父親が気合いの入った顔で「じゃあお父さんに任せなさい」と言いだした。
ガタガタと用意をし出すと、その雰囲気にまた興奮した犬たちが周りでウロウロしだしたので、水無月は手作りだが頑丈な柵を庭に設置して枠を作った。
父親は几帳面に野菜や料理器具を洗うと、食べやすいように綺麗に切っていった。その様子を見ていた拓水は感心してその様子をジッと見ていた。要その様子を横目に見ながら椅子に座ってビールの缶を開けて飲み出した。
「父さんが料理するところなんて初めて見たよ、凄いな」
拓水はそう言いながら要の持ってきた酒を飲んだ。
「単身赴任が結構あったし、父さんも結婚するまで独り暮らしが長かったからな」
要は父親と拓水の他愛のない話声を聞きながら、心地よい風を感じていた。
こんなにも水無月以外の人と自然に居られる事が出来る事に嬉しく思えると同時に、やはり水無月が居たからこそ今の自分が出来たのだと感じて、切れ長の瞳を優しく細めた。
家族の団欒を楽しんだその後、拓水と両親が泊まり、そして次の日には満足気に皆帰って行った。
「楽しかったねっ」
水無月は小さな室内犬を片手に要に近づいて微笑んだ。
「そうだな」
要が小さく微笑み返すと、水無月は持っていた犬を床に置いて要の胸に甘える様にすり寄った。こういう時は水無月が発情している時だ。
要は水無月の髪を軽く掴んで顔を上げた。
「じゃあ今からお前の躾を始めようか」
昔とは少し違うが、だが純粋に愛と艶を含んだ非情な悪魔のような美しい顔で水無月を見下ろした。
そして水無月は餌をねだる様な瞳で要を見つめながらゆっくりと足下にお座りをした。
END
<<前へ
<あとがき>
最後までお読み下さった皆さま本当にありがとうございました。
久々過ぎる連載でしかも長編とまではいきませんが中編ほどでしょうか。途中息継ぎをしながらの連載でしたがそれでも頑張れたのは読んで下さる、応援して下さる皆さまがいたからに他なりません。
私の書く作品としてはエロが少なかったかな?と思いましたが休暇期間が長かったからか、頭のネジを幾つか落としてしまったからなのか、色々どぎつい場面が多い作品になりました(笑)
しかしながらこれでエンジンもかかりましたので、この後は少しお休みを頂いて、明るいエロエロラブを書きたいと思います☆
ありがとうございました!!ヾ(*´∀`*)ノ゛
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画像5種ランダムあり(*ノωノ)
自宅兼病院の新築を立てて暫くしてから、要たちは両親と拓水を自宅へと呼んだ。
田舎だけあって、値段が安いのに土地が広く庭もとても大きなものを作る事が出来た。
水無月の提案で、預かっている動物たちがずっと狭く薄暗いケージに入っているのは可哀想だ、という事で必要な時以外は庭に放っていた。十数匹の犬たちは元気になると要が瞬時に躾をし、突然来訪者が来ても警戒する事があまりなかった。この躾のセンスが近所でも噂になり、病院としての仕事の他にも躾をする仕事を増やす事が出来た。
また、特に初めて来る犬は飼い主と離れる事に非情に不安を覚えるが、そこは水無月がとても上手く犬たちとコミュニケーションを取って落ち着かせていた。そんな類稀な診療所の評価は人々の口によって広まり、かなり遠くからでも予約を取ってお客さんが尋ねる事も少なくなくなってきた。
突然十数匹の犬たちが嬉しそうに母親に向かって走って来ると、母親は驚いて拓水の後ろへ逃げた。
「あ! 皆だめだよ! それはぼくたちのお母さんだからね! こっちにおいで!」
庭から犬たちを追いかけて出て来た水無月が懸命に犬たちに注意をするが、多くの人間たちが来た興奮で再び水無月に遊ぼうと飛びついていった。
「わあっ」
最初は注意していた水無月も段々と犬たちの興奮に触発され、自分もウズウズしてきたのか四つん這いになってワンワンっと吠えだした。
「あ、いらっしゃい。悪いさっき終わったばかりだったんだ」
そんな騒ぎの中、一人涼しい顔で玄関から白衣姿で出て来た要が拓水たちに挨拶をした。
「あぁ……要。何か、凄い事になってんだが」
拓水は苦笑いをしながら十数匹と一人の興奮した犬たちを指さした。
「ああ。悪いな。いつもなんだ」
要は白衣を脱ぎながら犬たちの方へ近づくと、その気配に気付いた犬たちが一瞬で顔を引き締め、サッと要の足下に集まった。まだ興奮冷め止まぬ小さな犬たちも大人の犬の緊張感を察して同じように要の近くに集まる。
要は同じように集まった犬の中でも必ず最初に水無月に手を伸ばし、撫でてやる。この順番で、他の犬が要にとって一番なのが水無月だと認識し、要の大切にしている相手を傷付ける事は許されないのだと理解する。
「あっはっは。まるで犬の親分だな、要」
父親が愉快そうにその様子を笑うと、つられるようにして拓水と母親も吹き出した。
「まぁ、そんなところだ。中に入って」
中に入ると広々とした玄関は吹き抜けになっており、高い天井にはレトロチックなファンが回って優しく空気を回していた。内装はオフホワイトの木造で出来ていて、まるで北欧の田舎の家のような落ち着きと気持ち良さがあった。
「まぁ素敵ねぇ!」
母親は目をキラキラとさせながら勝手に部屋を探索しに回り始めた。
「俺たちそんなにちゃんと料理出来ないから庭でバーベキューとかでいいだろ? 肉とか適当に買ってきたから」
要が静かにそう言うと、父親が気合いの入った顔で「じゃあお父さんに任せなさい」と言いだした。
ガタガタと用意をし出すと、その雰囲気にまた興奮した犬たちが周りでウロウロしだしたので、水無月は手作りだが頑丈な柵を庭に設置して枠を作った。
父親は几帳面に野菜や料理器具を洗うと、食べやすいように綺麗に切っていった。その様子を見ていた拓水は感心してその様子をジッと見ていた。要その様子を横目に見ながら椅子に座ってビールの缶を開けて飲み出した。
「父さんが料理するところなんて初めて見たよ、凄いな」
拓水はそう言いながら要の持ってきた酒を飲んだ。
「単身赴任が結構あったし、父さんも結婚するまで独り暮らしが長かったからな」
要は父親と拓水の他愛のない話声を聞きながら、心地よい風を感じていた。
こんなにも水無月以外の人と自然に居られる事が出来る事に嬉しく思えると同時に、やはり水無月が居たからこそ今の自分が出来たのだと感じて、切れ長の瞳を優しく細めた。
家族の団欒を楽しんだその後、拓水と両親が泊まり、そして次の日には満足気に皆帰って行った。
「楽しかったねっ」
水無月は小さな室内犬を片手に要に近づいて微笑んだ。
「そうだな」
要が小さく微笑み返すと、水無月は持っていた犬を床に置いて要の胸に甘える様にすり寄った。こういう時は水無月が発情している時だ。
要は水無月の髪を軽く掴んで顔を上げた。
「じゃあ今からお前の躾を始めようか」
昔とは少し違うが、だが純粋に愛と艶を含んだ非情な悪魔のような美しい顔で水無月を見下ろした。
そして水無月は餌をねだる様な瞳で要を見つめながらゆっくりと足下にお座りをした。
END
<<前へ
<あとがき>
最後までお読み下さった皆さま本当にありがとうございました。
久々過ぎる連載でしかも長編とまではいきませんが中編ほどでしょうか。途中息継ぎをしながらの連載でしたがそれでも頑張れたのは読んで下さる、応援して下さる皆さまがいたからに他なりません。
私の書く作品としてはエロが少なかったかな?と思いましたが休暇期間が長かったからか、頭のネジを幾つか落としてしまったからなのか、色々どぎつい場面が多い作品になりました(笑)
しかしながらこれでエンジンもかかりましたので、この後は少しお休みを頂いて、明るいエロエロラブを書きたいと思います☆
ありがとうございました!!ヾ(*´∀`*)ノ゛
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07/30/2013(Tue)
悪魔と野犬ノ仔 51話
「シーツびちゃびちゃだな」
「ぼく……おもらししたの?」
「そうだよ」
「ちがうもん……おしっこじゃなかったもん」
要は無事だったブランケットを床に敷くと力尽きている水無月をゴロリと寝かせて自分も気怠そうに横になった。
「お兄ちゃん」
「ん?」
「まだここ……きもちいい」
水無月はうっとりした目で要を見ながら自分の内腿の付け根に手を置き、そこからそっと玉と性器をなぞった。
「んな事してっとまた犯るぞ」
要はそう言って水無月の上唇をペロリと舐めた。
「ん……だめだよぅ」
水無月は眠たそうに片目を瞑るとウトウトとし始めた。
要はそっと水無月の瞳に口付けをして「ありがとう」と呟いた。
水無月は最後の力を振り絞って少しだけ笑みを浮かべると要の腕の中に入り込んで小さな寝息を立て始めた。
要は水無月と触れ合う事で身体も心も救われていった。一月も経つと大分落ち着き大学も通うのに苦ではなくなっていた。
だが要の目的は少し変わってきていたようだった。
「ミナ」
「なに?」
「俺がもし動物の医者になったら、お前手伝ってくれるか?」
「えっ……兄ちゃん獣医さんになるの?」
水無月は驚いて茶色の瞳を一層大きくさせた。
「何だよ……駄目か?」
「全っっ然だめじゃない! 嬉しい! 僕お兄ちゃんと動物をたくさん助けたいッ」
「そうか……まぁ幸い俺理系だしな」
「なって! 絶対!」
「頑張れ、とかじゃないのが凄いプレッシャーだな」
「絶対ならないと僕ゆるさないからね! お兄ちゃんにもシオを吹かせるから!」
要は水無月の提案に少し顔を引き攣らせた。
「おお……それは絶対イヤだな」
「何で? すっっごい気持ちいよ?」
「だろうな」
「じゃあ」
「やらねぇよ」
水無月は柔らかい頬をぷくっと膨らませていじける様に要の足下に犬座りをした。
要は水無月の頭を撫でると丁度持っていた飴玉を紙から出して口の中に入れてやった。
要は昔からたまにこうしてお菓子のご褒美を水無月にやる。水無月はこの不意打ちがとても好きで喜んでは要の足に絡まるのがお決まりになっていた。
要は進路を変えてから猛勉強をし出した。とは言え、受験生のような必死さが見られないのは要特有の飄々とした態度が原因のように思えた。疲れていても余り苦痛の表情も浮かべず、ただ只管机に向かいペンを動かしていた。
そして難関と言われている獣医に晴れてなったのはそれから数年後だった。
やはり自然の多い場所が合っているという事で、実家から少し近くの場所に病院を構える事にした。
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「ぼく……おもらししたの?」
「そうだよ」
「ちがうもん……おしっこじゃなかったもん」
要は無事だったブランケットを床に敷くと力尽きている水無月をゴロリと寝かせて自分も気怠そうに横になった。
「お兄ちゃん」
「ん?」
「まだここ……きもちいい」
水無月はうっとりした目で要を見ながら自分の内腿の付け根に手を置き、そこからそっと玉と性器をなぞった。
「んな事してっとまた犯るぞ」
要はそう言って水無月の上唇をペロリと舐めた。
「ん……だめだよぅ」
水無月は眠たそうに片目を瞑るとウトウトとし始めた。
要はそっと水無月の瞳に口付けをして「ありがとう」と呟いた。
水無月は最後の力を振り絞って少しだけ笑みを浮かべると要の腕の中に入り込んで小さな寝息を立て始めた。
要は水無月と触れ合う事で身体も心も救われていった。一月も経つと大分落ち着き大学も通うのに苦ではなくなっていた。
だが要の目的は少し変わってきていたようだった。
「ミナ」
「なに?」
「俺がもし動物の医者になったら、お前手伝ってくれるか?」
「えっ……兄ちゃん獣医さんになるの?」
水無月は驚いて茶色の瞳を一層大きくさせた。
「何だよ……駄目か?」
「全っっ然だめじゃない! 嬉しい! 僕お兄ちゃんと動物をたくさん助けたいッ」
「そうか……まぁ幸い俺理系だしな」
「なって! 絶対!」
「頑張れ、とかじゃないのが凄いプレッシャーだな」
「絶対ならないと僕ゆるさないからね! お兄ちゃんにもシオを吹かせるから!」
要は水無月の提案に少し顔を引き攣らせた。
「おお……それは絶対イヤだな」
「何で? すっっごい気持ちいよ?」
「だろうな」
「じゃあ」
「やらねぇよ」
水無月は柔らかい頬をぷくっと膨らませていじける様に要の足下に犬座りをした。
要は水無月の頭を撫でると丁度持っていた飴玉を紙から出して口の中に入れてやった。
要は昔からたまにこうしてお菓子のご褒美を水無月にやる。水無月はこの不意打ちがとても好きで喜んでは要の足に絡まるのがお決まりになっていた。
要は進路を変えてから猛勉強をし出した。とは言え、受験生のような必死さが見られないのは要特有の飄々とした態度が原因のように思えた。疲れていても余り苦痛の表情も浮かべず、ただ只管机に向かいペンを動かしていた。
そして難関と言われている獣医に晴れてなったのはそれから数年後だった。
やはり自然の多い場所が合っているという事で、実家から少し近くの場所に病院を構える事にした。
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07/29/2013(Mon)
悪魔と野犬ノ仔 50話
水無月は濡れた赤黒い要の肉棒を裏側から滑らせるように舐めた
「すごいヌルヌル」
ずっと欲しかったと言わんばかりにうっとりとした表情で熱い要の肉棒に吸いつく水無月の刺激に要は思わず腰を突き出し首を逸らせた。
水無月はチュクチュクと音を立てながら先端から溢れる液体を吸った。
「ミ……ナ……っ」
要の眼光が一瞬光ったように見えた時、水無月の身体は一瞬でベッドに押し倒されていた。
一時はもう一生ないと思っていた要が上になるこの体勢が今再び体験出来て、水無月は嬉しさに両手を伸ばした。
伸ばされた水無月の両手に誘われる様に、要はゆっくり水無月の上に重なり、そして力強く抱き締めた。
互いの体温を直接感じると、要は驚く程嬉しさが込み上げてきた。触れれば穢すと思っていたが、実際はこんなにも安心し不安分子を浄化する事が出来る事が分かった。
水無月は要の身体の中に溶け込んでしまいたい気持ちでギュウギュウと懸命に抱き付いた。だがそんな事をしているとふと気を抜いていた後ろの蕾部分に火傷してしまいそうな熱さを感じてビクリとした。
「あっ…待っ……! ……んんっ」
要は怯んだ水無月の言葉を唇を押しつけて塞いだ。
「んんーっ……待っ……や……っ」
逃げようとすればするほど絡みついてくる要の舌が気持ち良くて、水無月はどんどん力が抜けてきた。抵抗しようとして浮かせた腰はそのまま押さえつけられ、水無月の蕾に押し付けられた熱はそのまま強引にゆっくりと侵入してきた。
「あっ……あっ……なかにっ」
水無月は身体中が粟立ち、侵入してくる肉棒に手を伸ばした。二人の液体で濡れた要の肉棒はまだ半分程しか入っていなかった。
「すご……い……入ってきてる……んっ」
水無月は要を見ながら残りの半分の肉棒をヌルヌルと手で扱き、卑猥に揺れる要の大きな玉をやわやわと揉んだ。
そんな悪戯をしていると、急にパンッと大きな音を立てて要が一気に最後まで肉棒を突き挿した。
「あああッ!」
「お……前が悪いんだぞ……っ……俺を煽るから」
「はぁあんっ」
水無月は下半身に痺れるような少しの痛みと内部に広がる甘い刺激に上半身を弓なりに逸らした。
要は突き出された水無月の乳首に吸いつき、そのまま腰を振り出した。
水無月の身体は大きくシーツを上で上下に揺さぶられ、水無月の肉棒から溢れる液体は自身の腹を広く濡らした。
「はぁあっ……あんっ……やっぱ…りっ……お兄ちゃんの……すごいぃ」
「オモチャと比べてんじゃねぇよ」
要は「お仕置きだ」と言って肉棒を突き入れたまま水無月の身体をグルリと回転させた。
水無月は内部を肉棒でグルリと回転しながらなぞられ、ついその刺激で少し射精をしてしまった。
「きゃあんっ」
要はそれを無視しそのまま水無月を四つん這いにすると、先程よりももっと大きな音を立てて腰を打ち付け始めた。
「キャンっ……キャンっ……キャンっ」
水無月は腰を打ちつけられる度に高く甘い犬の鳴き声とも違う声を上げて汗を飛ばした。
いつの間に、何度射精したのかさえ分からない程断続的に快楽に身体を揺らせていると、水無月の腰がガクガクと震えだし、要はそれを見てニヤリと笑いながら唇を舌で濡らした。
「ミナ、中が痙攣してる」
急に耳元でそう囁かれて水無月はまた身体をザワつかせた。
「また乳首が硬くなった」
要が爪の先で水無月の乳首をキュッと摘まみ上げた。
「やあんっ、イクうんッ」
「もう出ないだろ」
「イクうぅん」
水無月は頭を左右に振り、口端から唾液を零れさせながら腰を揺らした。
「じゃあもっとイけよ」
要は後ろから水無月の肉棒をグチュグチュと容赦なく扱き始めた。
「やっ……そこ、だめっ……だめえええ」
既に射精し終わったそこは想像以上に刺激が強くどうにかなってしまいそうだった。それでも打ちつけられ続ける要の腰からは逃げられず、水無月はより大きな声を上げる事でしか刺激から逃げる事が出来なかった。
そのうちに尿意とも違う何かが爆発的に体内から湧きあがってきたのを感じた。
「ひぃぃぃっ」
要は意地の悪い笑みを浮かべながら更に力強く水無月の亀頭を扱いた。水無月の肉棒は真っ赤に染まり先端の口がパクパクと息継ぎでもするように開いたり閉じたりしていた。
水無月は「ハッ……!」と息を一瞬吸うと爪先をピンと伸ばして尻をクンと突き出した。
次の瞬間扱いていた要の掌にサラサラとした水のようなものが水無月の肉棒から溢れ卑猥な水音を更に大きく響かせた。そして女性でいうところの潮が思い切り水無月の肉棒から吹き出た。
「ひィィああぁやああんッ」
要は我慢が効かず「クソ……!」と呟くと水無月の肉棒から手を離して尻たぶを強く掴んだ。そのままベッドごと揺らす程腰を動かすとそのまま水無月の中で射精した。
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ちょっと私事で一週間程お休み頂いてしまってすみませんでした。
完全復活したので後少しですがまた続けたいと思います!
ありがとうございました(*´∇`*)
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「すごいヌルヌル」
ずっと欲しかったと言わんばかりにうっとりとした表情で熱い要の肉棒に吸いつく水無月の刺激に要は思わず腰を突き出し首を逸らせた。
水無月はチュクチュクと音を立てながら先端から溢れる液体を吸った。
「ミ……ナ……っ」
要の眼光が一瞬光ったように見えた時、水無月の身体は一瞬でベッドに押し倒されていた。
一時はもう一生ないと思っていた要が上になるこの体勢が今再び体験出来て、水無月は嬉しさに両手を伸ばした。
伸ばされた水無月の両手に誘われる様に、要はゆっくり水無月の上に重なり、そして力強く抱き締めた。
互いの体温を直接感じると、要は驚く程嬉しさが込み上げてきた。触れれば穢すと思っていたが、実際はこんなにも安心し不安分子を浄化する事が出来る事が分かった。
水無月は要の身体の中に溶け込んでしまいたい気持ちでギュウギュウと懸命に抱き付いた。だがそんな事をしているとふと気を抜いていた後ろの蕾部分に火傷してしまいそうな熱さを感じてビクリとした。
「あっ…待っ……! ……んんっ」
要は怯んだ水無月の言葉を唇を押しつけて塞いだ。
「んんーっ……待っ……や……っ」
逃げようとすればするほど絡みついてくる要の舌が気持ち良くて、水無月はどんどん力が抜けてきた。抵抗しようとして浮かせた腰はそのまま押さえつけられ、水無月の蕾に押し付けられた熱はそのまま強引にゆっくりと侵入してきた。
「あっ……あっ……なかにっ」
水無月は身体中が粟立ち、侵入してくる肉棒に手を伸ばした。二人の液体で濡れた要の肉棒はまだ半分程しか入っていなかった。
「すご……い……入ってきてる……んっ」
水無月は要を見ながら残りの半分の肉棒をヌルヌルと手で扱き、卑猥に揺れる要の大きな玉をやわやわと揉んだ。
そんな悪戯をしていると、急にパンッと大きな音を立てて要が一気に最後まで肉棒を突き挿した。
「あああッ!」
「お……前が悪いんだぞ……っ……俺を煽るから」
「はぁあんっ」
水無月は下半身に痺れるような少しの痛みと内部に広がる甘い刺激に上半身を弓なりに逸らした。
要は突き出された水無月の乳首に吸いつき、そのまま腰を振り出した。
水無月の身体は大きくシーツを上で上下に揺さぶられ、水無月の肉棒から溢れる液体は自身の腹を広く濡らした。
「はぁあっ……あんっ……やっぱ…りっ……お兄ちゃんの……すごいぃ」
「オモチャと比べてんじゃねぇよ」
要は「お仕置きだ」と言って肉棒を突き入れたまま水無月の身体をグルリと回転させた。
水無月は内部を肉棒でグルリと回転しながらなぞられ、ついその刺激で少し射精をしてしまった。
「きゃあんっ」
要はそれを無視しそのまま水無月を四つん這いにすると、先程よりももっと大きな音を立てて腰を打ち付け始めた。
「キャンっ……キャンっ……キャンっ」
水無月は腰を打ちつけられる度に高く甘い犬の鳴き声とも違う声を上げて汗を飛ばした。
いつの間に、何度射精したのかさえ分からない程断続的に快楽に身体を揺らせていると、水無月の腰がガクガクと震えだし、要はそれを見てニヤリと笑いながら唇を舌で濡らした。
「ミナ、中が痙攣してる」
急に耳元でそう囁かれて水無月はまた身体をザワつかせた。
「また乳首が硬くなった」
要が爪の先で水無月の乳首をキュッと摘まみ上げた。
「やあんっ、イクうんッ」
「もう出ないだろ」
「イクうぅん」
水無月は頭を左右に振り、口端から唾液を零れさせながら腰を揺らした。
「じゃあもっとイけよ」
要は後ろから水無月の肉棒をグチュグチュと容赦なく扱き始めた。
「やっ……そこ、だめっ……だめえええ」
既に射精し終わったそこは想像以上に刺激が強くどうにかなってしまいそうだった。それでも打ちつけられ続ける要の腰からは逃げられず、水無月はより大きな声を上げる事でしか刺激から逃げる事が出来なかった。
そのうちに尿意とも違う何かが爆発的に体内から湧きあがってきたのを感じた。
「ひぃぃぃっ」
要は意地の悪い笑みを浮かべながら更に力強く水無月の亀頭を扱いた。水無月の肉棒は真っ赤に染まり先端の口がパクパクと息継ぎでもするように開いたり閉じたりしていた。
水無月は「ハッ……!」と息を一瞬吸うと爪先をピンと伸ばして尻をクンと突き出した。
次の瞬間扱いていた要の掌にサラサラとした水のようなものが水無月の肉棒から溢れ卑猥な水音を更に大きく響かせた。そして女性でいうところの潮が思い切り水無月の肉棒から吹き出た。
「ひィィああぁやああんッ」
要は我慢が効かず「クソ……!」と呟くと水無月の肉棒から手を離して尻たぶを強く掴んだ。そのままベッドごと揺らす程腰を動かすとそのまま水無月の中で射精した。
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07/21/2013(Sun)
悪魔と野犬ノ仔 49話
「それにしても……なんだそのいやらしい動きは」
水無月は潤ませた目を要に向けながら誘うように尻をゆっくり上下にうねらせていた。
要はほんのり赤く色づいた蕾部分に顔を近づけると、フッと熱い息を吹きかけた。
「んっ」
水無月はキュッと目を瞑ると長い睫毛も一緒にキュッと上に上がった。
要はそこに舌を伸ばしゆっくりと回す様に這わせると、閉じていた蕾は開いて大きく花びらが開いた。
「ああんっ……ぃぃぃ」
水無月は泣きそうな声で小さく肩を震わせた。
その様子を見た要は、何だかんだと言っていてもずっと我慢して待っていた事が伺えて堪らなく水無月が愛おしくなった。
要は舌先を硬くすると、勢いよく蕾の中に侵入させた。
「はぁあんっ」
中に入れた舌は味わうように内襞を隈なく味わった。懐かしい水無月の味は昔よりもずっといやらしい大人の味がして要の脳を痺れさせた。
要は舌で蕾を攻めながら左手で水無月の可愛らしい玉を、右手で濡れきった肉棒の先をカリカリと軽く引っ掻いた。
「はっ……はんっ……はあっんっ」
水無月はビクッ、ビクッと腰を小刻みに反応させ、快感に崩れないように絨毯を掴んでいた。
「だ……だめ、兄ちゃん……出ちゃう……っ」
水無月はやっと要から逃げる様にして一旦離れると、そのまま向きを変えて要の足の間に入った。
「服、ぬいで。兄ちゃんの身体が見たい」
要は黙ってシャツを乱暴に脱いだ。一旦引っ掛かった髪は乱れて顔に掛った。真っ直ぐ首から伸びた鎖骨が浮かび上がり、引き締まった腕の筋肉が力を入れていなくてもあるのがよく見えた。
水無月は要の気怠い美しさと雄を感じさせる身体つきを見て再びだらしなく肉棒の先から液体を溢れさせた。
「下も……下も脱いで……見せて」
要はガチャッとベルトを外し、立ち上がるとゆっくりとジーンズを脱いで見せた。
黒いボクサーパンツは硬化して真上に立ち上がった要の肉棒の形をそのまま浮かび上がらせていて、それが裸で見るよりも異様にいやらしく水無月を興奮させた。
「すごい……すごいよ兄ちゃん」
マタタビに陶酔した猫のように、水無月はゴロゴロと要の身体にすり寄り引き締まった腰回りに抱き付いた。
柔らかな水無月の掌はゆっくりと要の腹筋を撫で、そのまま乳首に伸びた。要がそうするように、水無月も要の尖りに吸いつき舌先で転がした。要の身体は一瞬ピクっと反応し、水無月は目を上に上げた。
要は少しだけ困ったような顔をしながらも息を短く上げていた。
水無月は要のその顔に興奮して要のボクサーパンツを引きずり下ろした。目の前に猛々しい肉棒が現れ、既に水無月と同じように濡れて艶めいていた。
水無月は膝をつき、要のそれに鼻を近づけてクンと匂いを嗅いだ。するとまるでそこから強い媚薬成分が発せられていたかのように、水無月の脳内がクラっと揺れた。途端にズクン、と強い疼きが身体の内側から波のように押し寄せ水無月は蕩ける様な目つきに変わった。
水無月がそこに舌を伸ばそうとすると、要はグッと逃げようとした。
「兄ちゃん……大丈夫。何も考えないで……僕が兄ちゃんの怖いの、全部吸い取ってあげるから」
要はそれ以上は抵抗せず、少し緊張していたのか身体を強張らせながら水無月の髪を軽く掴んだ。
「怖くないよ」
水無月は、まるで病院に来る犬に初めて注射をするように要を宥めながら舌をそっと這わせた。
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水無月は潤ませた目を要に向けながら誘うように尻をゆっくり上下にうねらせていた。
要はほんのり赤く色づいた蕾部分に顔を近づけると、フッと熱い息を吹きかけた。
「んっ」
水無月はキュッと目を瞑ると長い睫毛も一緒にキュッと上に上がった。
要はそこに舌を伸ばしゆっくりと回す様に這わせると、閉じていた蕾は開いて大きく花びらが開いた。
「ああんっ……ぃぃぃ」
水無月は泣きそうな声で小さく肩を震わせた。
その様子を見た要は、何だかんだと言っていてもずっと我慢して待っていた事が伺えて堪らなく水無月が愛おしくなった。
要は舌先を硬くすると、勢いよく蕾の中に侵入させた。
「はぁあんっ」
中に入れた舌は味わうように内襞を隈なく味わった。懐かしい水無月の味は昔よりもずっといやらしい大人の味がして要の脳を痺れさせた。
要は舌で蕾を攻めながら左手で水無月の可愛らしい玉を、右手で濡れきった肉棒の先をカリカリと軽く引っ掻いた。
「はっ……はんっ……はあっんっ」
水無月はビクッ、ビクッと腰を小刻みに反応させ、快感に崩れないように絨毯を掴んでいた。
「だ……だめ、兄ちゃん……出ちゃう……っ」
水無月はやっと要から逃げる様にして一旦離れると、そのまま向きを変えて要の足の間に入った。
「服、ぬいで。兄ちゃんの身体が見たい」
要は黙ってシャツを乱暴に脱いだ。一旦引っ掛かった髪は乱れて顔に掛った。真っ直ぐ首から伸びた鎖骨が浮かび上がり、引き締まった腕の筋肉が力を入れていなくてもあるのがよく見えた。
水無月は要の気怠い美しさと雄を感じさせる身体つきを見て再びだらしなく肉棒の先から液体を溢れさせた。
「下も……下も脱いで……見せて」
要はガチャッとベルトを外し、立ち上がるとゆっくりとジーンズを脱いで見せた。
黒いボクサーパンツは硬化して真上に立ち上がった要の肉棒の形をそのまま浮かび上がらせていて、それが裸で見るよりも異様にいやらしく水無月を興奮させた。
「すごい……すごいよ兄ちゃん」
マタタビに陶酔した猫のように、水無月はゴロゴロと要の身体にすり寄り引き締まった腰回りに抱き付いた。
柔らかな水無月の掌はゆっくりと要の腹筋を撫で、そのまま乳首に伸びた。要がそうするように、水無月も要の尖りに吸いつき舌先で転がした。要の身体は一瞬ピクっと反応し、水無月は目を上に上げた。
要は少しだけ困ったような顔をしながらも息を短く上げていた。
水無月は要のその顔に興奮して要のボクサーパンツを引きずり下ろした。目の前に猛々しい肉棒が現れ、既に水無月と同じように濡れて艶めいていた。
水無月は膝をつき、要のそれに鼻を近づけてクンと匂いを嗅いだ。するとまるでそこから強い媚薬成分が発せられていたかのように、水無月の脳内がクラっと揺れた。途端にズクン、と強い疼きが身体の内側から波のように押し寄せ水無月は蕩ける様な目つきに変わった。
水無月がそこに舌を伸ばそうとすると、要はグッと逃げようとした。
「兄ちゃん……大丈夫。何も考えないで……僕が兄ちゃんの怖いの、全部吸い取ってあげるから」
要はそれ以上は抵抗せず、少し緊張していたのか身体を強張らせながら水無月の髪を軽く掴んだ。
「怖くないよ」
水無月は、まるで病院に来る犬に初めて注射をするように要を宥めながら舌をそっと這わせた。
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07/19/2013(Fri)
悪魔と野犬ノ仔 48話
「ミナ……駄目だ……これ以上したら……」
要は水無月の舌をゆっくり剥がした。
透明の糸が伸びて銀色に光ったのが見えて要の下半身を痛いほど刺激する。
先程までの清らかな顔をしていた水無月の表情は一変し、蕩けたような顔は発情した雌花のように甘く香り立っていた。
水無月は少し息を荒げながらも再び背筋を伸ばして立つと、要の足の間に入り込み、そして着ていたシャツのボタンを上から外し始めた。
「おい、何を……」
「見てて」
水無月は挑発するような目つきで服を脱ぎさると一枚の布切れも纏わず要の目の前に立った。
白くスラリとしたバランスの良い身体は程良く筋肉も付き、中性的なラインが色っぽい。
滑らかそうな白く美しい肌に、既に赤く膨れて尖った乳首が要の視線で余計に赤みを増しているのが分かった。
色白な分、赤く膨れた恥部が異様にいやらしく見えて要の鼓動はどんどんと早くなっていった。
真上に上がった水無月の肉棒からは誘うようにトロトロと透明な液体が出続け、そのまま床へと糸を引いて落ちていった。
「ひどいよ、要兄ちゃん……僕、こんなになってるんだよ……兄ちゃんは、僕を喜ばせてくれないの? 幸せにしてくれないの?」
「幸せ?」
「うん……僕、兄ちゃんに触って……舐めて……ぐちゃぐちゃにされたらすごく幸せなんだ」
「もう……止めろって……おかしくなりそうだ」
要は方手で顔を隠す様にするが目線は目の前にある赤い小さな尖りを見定めていた。
「兄ちゃんは……人間は色々考え過ぎなんだよ……僕はただ、愛し合いたい……したいこと、したい」
完全に本能で満たされた水無月は今まで見た事のない程妖艶な目をしていた。
水無月は要の膝元で四つん這いになるとゆっくり後ろを向いた。そのままグッと尻を突き出すと赤く色づいた蕾が要を誘うようにヒクついていた。
「にいちゃん……交尾しようよぉ」
切なげな水無月の声と意識が飛びそうな程の光景に要の雄としての本能が目覚めた。
要は迷いなく両手を伸ばすと水無月の丸い臀部を掴んで広げた。
「あっあんっ」
突然の刺激に驚いた水無月は潤んだ目で要の方を向いた。
「俺が触ったら幸せになるのか」
水無月は指を自分の口元に当てながらコクっと頷いた。すると同時に水無月の肉棒の先からタラタラっと液体が零れて床に落ちた。
要は後ろから水無月の足の間に手を入れ、人差し指でそっと水無月の滑った肉棒の先に触れた。
「ああんっ」
水無月から高くて可愛い声が漏れる。
「ヌルヌルだ」
「やぁん」
要はその滑りをたっぷりと指先に付けると、それを後ろの蕾に塗りつけた。
「あっ、あっ」
水無月の身体は我慢していた期間と比例するように、昔の何倍も敏感になっているようだった。
要はゆっくりと指を入れ込むと、最初は驚いたようにギュッと締め付けていた括約筋は直ぐに緩んで要の指を飲み込んでいった。
「も、もっと……っ……クチュクチュってしてっ」
「お前、いつからそんなやらしくなった」
水無月は少し困ったような目をした後、おずおずと口を開いた。
「お、お兄ちゃんがいない時ぼく……オモチャっていうの買ってちょっと使ってみちゃったの……」
「なに」
「で、でも小さいピンクのやつでっ……ブーンってなるやつだけだよっ」
「どこで知ったんだ、そんなもの」
「学校で……お友達になった子たちがそういう話しをしてて、一人でする時こういう道具がとてもいいからって……僕がそういうの知らないって知ったらお店に連れてってくれたの……で、ちょっと……後で一人で買っちゃったの……ごめんなさい」
口では謝っているが水無月の腰は淫らに上下に動いていた。
「ハァ……まぁ俺がお前を放っておいたから仕方ないな」
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うわわ!
前回沢山の拍手ありがとうございましたー!(汗
・゚・(ノ∀`)・゚・
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要は水無月の舌をゆっくり剥がした。
透明の糸が伸びて銀色に光ったのが見えて要の下半身を痛いほど刺激する。
先程までの清らかな顔をしていた水無月の表情は一変し、蕩けたような顔は発情した雌花のように甘く香り立っていた。
水無月は少し息を荒げながらも再び背筋を伸ばして立つと、要の足の間に入り込み、そして着ていたシャツのボタンを上から外し始めた。
「おい、何を……」
「見てて」
水無月は挑発するような目つきで服を脱ぎさると一枚の布切れも纏わず要の目の前に立った。
白くスラリとしたバランスの良い身体は程良く筋肉も付き、中性的なラインが色っぽい。
滑らかそうな白く美しい肌に、既に赤く膨れて尖った乳首が要の視線で余計に赤みを増しているのが分かった。
色白な分、赤く膨れた恥部が異様にいやらしく見えて要の鼓動はどんどんと早くなっていった。
真上に上がった水無月の肉棒からは誘うようにトロトロと透明な液体が出続け、そのまま床へと糸を引いて落ちていった。
「ひどいよ、要兄ちゃん……僕、こんなになってるんだよ……兄ちゃんは、僕を喜ばせてくれないの? 幸せにしてくれないの?」
「幸せ?」
「うん……僕、兄ちゃんに触って……舐めて……ぐちゃぐちゃにされたらすごく幸せなんだ」
「もう……止めろって……おかしくなりそうだ」
要は方手で顔を隠す様にするが目線は目の前にある赤い小さな尖りを見定めていた。
「兄ちゃんは……人間は色々考え過ぎなんだよ……僕はただ、愛し合いたい……したいこと、したい」
完全に本能で満たされた水無月は今まで見た事のない程妖艶な目をしていた。
水無月は要の膝元で四つん這いになるとゆっくり後ろを向いた。そのままグッと尻を突き出すと赤く色づいた蕾が要を誘うようにヒクついていた。
「にいちゃん……交尾しようよぉ」
切なげな水無月の声と意識が飛びそうな程の光景に要の雄としての本能が目覚めた。
要は迷いなく両手を伸ばすと水無月の丸い臀部を掴んで広げた。
「あっあんっ」
突然の刺激に驚いた水無月は潤んだ目で要の方を向いた。
「俺が触ったら幸せになるのか」
水無月は指を自分の口元に当てながらコクっと頷いた。すると同時に水無月の肉棒の先からタラタラっと液体が零れて床に落ちた。
要は後ろから水無月の足の間に手を入れ、人差し指でそっと水無月の滑った肉棒の先に触れた。
「ああんっ」
水無月から高くて可愛い声が漏れる。
「ヌルヌルだ」
「やぁん」
要はその滑りをたっぷりと指先に付けると、それを後ろの蕾に塗りつけた。
「あっ、あっ」
水無月の身体は我慢していた期間と比例するように、昔の何倍も敏感になっているようだった。
要はゆっくりと指を入れ込むと、最初は驚いたようにギュッと締め付けていた括約筋は直ぐに緩んで要の指を飲み込んでいった。
「も、もっと……っ……クチュクチュってしてっ」
「お前、いつからそんなやらしくなった」
水無月は少し困ったような目をした後、おずおずと口を開いた。
「お、お兄ちゃんがいない時ぼく……オモチャっていうの買ってちょっと使ってみちゃったの……」
「なに」
「で、でも小さいピンクのやつでっ……ブーンってなるやつだけだよっ」
「どこで知ったんだ、そんなもの」
「学校で……お友達になった子たちがそういう話しをしてて、一人でする時こういう道具がとてもいいからって……僕がそういうの知らないって知ったらお店に連れてってくれたの……で、ちょっと……後で一人で買っちゃったの……ごめんなさい」
口では謝っているが水無月の腰は淫らに上下に動いていた。
「ハァ……まぁ俺がお前を放っておいたから仕方ないな」
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07/17/2013(Wed)
悪魔と野犬ノ仔 47話
水無月は毎晩、要にお呪いの様に少しずつ要の指先や毛先に触れた。
触れられた所はほんの一部だったが、要はその場所に陽だまりのような暖かさを感じる事が出来た。少しずつだったが、触れられた場所から浄化されるようなイメージが湧いてくるようにさえなった。
「兄ちゃん、明日僕の手伝ってるショップを見に来てよ」
要は今は大学に行く意味も見出せず休学している状態だ。単に水無月が自分の頑張っている姿を見せようとして言っているのかと思い軽く承諾した。
次の日、夕方頃要は水無月の通うショップへと顔を出した。
「あっ兄ち……兄さん!」
「あ、お兄さん来たの? こんにちは」
水無月の横からまるで慣れ親しんだ者のように顔を出して挨拶してきた爽やかな笑顔の男を見て要は無表情のまま会釈をし、「水無月がいつもお世話になっています」と挨拶をした。
ショップの中には沢山の犬や猫がガラスの個室に入れられていた。その動物を懸命に世話をする水無月はとても優しい顔をしており、まるで会話でもするように上手に相手をしていた。
「水無月くんは本当に動物と会話できるみたいに上手に世話をするんです」
ショップのイケメン男性が嬉しそうにそう要に言ってきた。
「……」
「それに水無月くんはとても頑張り屋さんで、最近は動物病院なんかにも勉強しに行っているんですよ。僕の知ってる先生に頼んで勉強させて貰いに行ってるんですけど、そこにもお兄さんを連れていきたいって言ってましたよ。仲が良いんですね」
そこまでの話しは聞いていなかった要は一々報告してくるこの男性に苛立ちながらも表情は変わらずジッと水無月を見ていた。
水無月の世話で嬉しそうにはしゃぐ犬たちを見ていると、要は無償に嬉しくなってきた。
ショップの男性が言うように、水無月は次の日動物病院に来るように要を誘った。要は余計な事は言わず、水無月の言うとおりに病院の方にも顔を出した。
病院の中では包帯を身体の一部分に巻きながらも水無月を見るととても嬉しそうに尻尾を振る犬やじゃれてくる猫の姿があった。
先生方の処置を懸命に見ながらメモを取ったり、その様子を見る水無月の真剣な表情と助けられていく動物の姿が印象的だった。
中には心身共に傷ついて人間が怖くなってしまった犬もいた。それでも水無月には少し近寄って来るようになったと先生は言っていた。
「兄ちゃんもあの子みたいなんだと思う」
「俺も犬か」
「うん。だから僕が絶対治してあげるんだ」
水無月の言葉はとても力強く、それが要に希望すら見せる程だった。
何回か水無月の通う場所に顔を出していると、要自身も動物と触れ合う機会があった。
幼い子犬たちは要の事情など知らず無邪気に容赦なく飛びついてきた。要は驚く暇も余計なイメージを持つ暇もなかった。要は思わず子犬たちを抱きとめるとその体温の暖かさに心がとても癒された。
夜、いつものように要の足下に転がる水無月のふわふわと動く薄い茶色の髪の毛を見ていると、無意識に要はそれに手を伸ばしていた。
柔らかい糸のような水無月の髪はとても気持ち良く、水無月は嬉しそうに笑った。
余りに穏やかな気持ちに要は麻痺したように、要はただ無心に水無月の柔らかい頬を触った。久々に触る水無月の肌はとても柔らかく、それでいて赤ん坊のように滑々としていた。
水無月は大きな瞳を開けると、そのままゆっくりと要の前に立ち上がった。
要はベッドに足を広げて座った状態のまま突然立ち上がった水無月を見上げた。
水無月はとても愛おしげな眼差しで上から要を見つめ、そしてゆっくりと顔を近づけた。
要は放心したようにその天使のような顔を見ていた。ゆっくりと近づいた水無月の唇は要の唇の一センチ手前で止まって目が合った。
要の内側から眠っていたような欲望が一斉に目覚め、身体中の体温が一気に上がった。頭が真っ白になる程水無月が欲しくなり思わず水無月の両肩を力強く掴んだ。
――しまった。
途端に要の目の先に黒い煙がモヤモヤと出始めた時だった。
「兄ちゃん……よく見て。僕に触ったらほら……兄ちゃんの黒いのが消えていくよ」
要は固唾を飲んで自分の手先を見た。すると黒い煙はやはり浄化されるように消えていくのが見えた。
「僕が……チリョウしてあげる」
水無月は屈むとゆっくり舌を出した。
「お兄ちゃん。舌をだして」
要は恐る恐る舌先を差し出すと、そこに甘く柔らかな水無月の舌が絡みついた。
柔らかな水無月の唇が要の唇に触れて要の頭が痺れた。
「ぼくの、飲んで……きれいになるよ」
水無月の少し冷たい唾液が要の舌を伝って送り込まれると、要はそれをコクっと飲み込む。
要は内側から化学反応を起こす様に穢れが消えていくのを感じた。
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触れられた所はほんの一部だったが、要はその場所に陽だまりのような暖かさを感じる事が出来た。少しずつだったが、触れられた場所から浄化されるようなイメージが湧いてくるようにさえなった。
「兄ちゃん、明日僕の手伝ってるショップを見に来てよ」
要は今は大学に行く意味も見出せず休学している状態だ。単に水無月が自分の頑張っている姿を見せようとして言っているのかと思い軽く承諾した。
次の日、夕方頃要は水無月の通うショップへと顔を出した。
「あっ兄ち……兄さん!」
「あ、お兄さん来たの? こんにちは」
水無月の横からまるで慣れ親しんだ者のように顔を出して挨拶してきた爽やかな笑顔の男を見て要は無表情のまま会釈をし、「水無月がいつもお世話になっています」と挨拶をした。
ショップの中には沢山の犬や猫がガラスの個室に入れられていた。その動物を懸命に世話をする水無月はとても優しい顔をしており、まるで会話でもするように上手に相手をしていた。
「水無月くんは本当に動物と会話できるみたいに上手に世話をするんです」
ショップのイケメン男性が嬉しそうにそう要に言ってきた。
「……」
「それに水無月くんはとても頑張り屋さんで、最近は動物病院なんかにも勉強しに行っているんですよ。僕の知ってる先生に頼んで勉強させて貰いに行ってるんですけど、そこにもお兄さんを連れていきたいって言ってましたよ。仲が良いんですね」
そこまでの話しは聞いていなかった要は一々報告してくるこの男性に苛立ちながらも表情は変わらずジッと水無月を見ていた。
水無月の世話で嬉しそうにはしゃぐ犬たちを見ていると、要は無償に嬉しくなってきた。
ショップの男性が言うように、水無月は次の日動物病院に来るように要を誘った。要は余計な事は言わず、水無月の言うとおりに病院の方にも顔を出した。
病院の中では包帯を身体の一部分に巻きながらも水無月を見るととても嬉しそうに尻尾を振る犬やじゃれてくる猫の姿があった。
先生方の処置を懸命に見ながらメモを取ったり、その様子を見る水無月の真剣な表情と助けられていく動物の姿が印象的だった。
中には心身共に傷ついて人間が怖くなってしまった犬もいた。それでも水無月には少し近寄って来るようになったと先生は言っていた。
「兄ちゃんもあの子みたいなんだと思う」
「俺も犬か」
「うん。だから僕が絶対治してあげるんだ」
水無月の言葉はとても力強く、それが要に希望すら見せる程だった。
何回か水無月の通う場所に顔を出していると、要自身も動物と触れ合う機会があった。
幼い子犬たちは要の事情など知らず無邪気に容赦なく飛びついてきた。要は驚く暇も余計なイメージを持つ暇もなかった。要は思わず子犬たちを抱きとめるとその体温の暖かさに心がとても癒された。
夜、いつものように要の足下に転がる水無月のふわふわと動く薄い茶色の髪の毛を見ていると、無意識に要はそれに手を伸ばしていた。
柔らかい糸のような水無月の髪はとても気持ち良く、水無月は嬉しそうに笑った。
余りに穏やかな気持ちに要は麻痺したように、要はただ無心に水無月の柔らかい頬を触った。久々に触る水無月の肌はとても柔らかく、それでいて赤ん坊のように滑々としていた。
水無月は大きな瞳を開けると、そのままゆっくりと要の前に立ち上がった。
要はベッドに足を広げて座った状態のまま突然立ち上がった水無月を見上げた。
水無月はとても愛おしげな眼差しで上から要を見つめ、そしてゆっくりと顔を近づけた。
要は放心したようにその天使のような顔を見ていた。ゆっくりと近づいた水無月の唇は要の唇の一センチ手前で止まって目が合った。
要の内側から眠っていたような欲望が一斉に目覚め、身体中の体温が一気に上がった。頭が真っ白になる程水無月が欲しくなり思わず水無月の両肩を力強く掴んだ。
――しまった。
途端に要の目の先に黒い煙がモヤモヤと出始めた時だった。
「兄ちゃん……よく見て。僕に触ったらほら……兄ちゃんの黒いのが消えていくよ」
要は固唾を飲んで自分の手先を見た。すると黒い煙はやはり浄化されるように消えていくのが見えた。
「僕が……チリョウしてあげる」
水無月は屈むとゆっくり舌を出した。
「お兄ちゃん。舌をだして」
要は恐る恐る舌先を差し出すと、そこに甘く柔らかな水無月の舌が絡みついた。
柔らかな水無月の唇が要の唇に触れて要の頭が痺れた。
「ぼくの、飲んで……きれいになるよ」
水無月の少し冷たい唾液が要の舌を伝って送り込まれると、要はそれをコクっと飲み込む。
要は内側から化学反応を起こす様に穢れが消えていくのを感じた。
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07/16/2013(Tue)
悪魔と野犬ノ仔 46話
水無月は狭い部屋でウロウロしながら要の帰りを待っていた。時折気を紛らわす為に蹲ってみたり水を飲んでみたりしていた。
いつ帰って来るか分からなかったが、毎日毎日家の中にいる間はこうしてウロウロと落ち着かない様子で待っていた。学校やお店に行っている間は帰って来た事を想定してちゃんと置き手紙も置いていた。だが、電話を貰ってから要は未だ家には帰って来ていなかった。東京にはいる筈だったが、なかなか戻って来ない要をただ只管信じて待っていた。
この日も、水無月は夜中になっていたがベッドには入らずリビングの所でブランケットに包まりながらウトウトして待っていた。物音が聞こえる度にパッと顔を上げて神経を集中させる。
遠くから微かな足音が聞こえてきた。とても静かな足音で、普通の人間では気付かない程の音だ。自然と気配を消す様にして歩く水無月と同じような歩き方は、水無月の中で一人しか知らなかった。
水無月はバッと起きて玄関まで走ると、全神経をドアの向こうに集中させて息を止めた。
カチャリ、とドアが開くと、懐かしい要の顔が覗いて「ただいま」と声が聞こえた。
水無月は全身で喜びを表すように四つん這いになってキュンキュン鼻を鳴らしながらグルグルとその場で回った。抱きついてはいけないと思っているので喜びを発散させるように物凄い勢いで一旦リビングまで駆けると、また玄関まで勢いよく戻った。
「ミナ。近所にうるさいから走るなって」
「に、兄ちゃんっ!」
水無月は嬉しくて静かに這い寄りながら要のつま先辺りで“伏せ”をしながら鼻先を少しだけ要の踝辺りに付けた。
「心配かけて悪かった……拓水の所に行ってたんだ」
水無月はそのままの体勢で静かに要の声を聞いていた。
「ミナ」
要は水無月の頭に触れようとした自分の左手を途中で止めてスッと水無月から離れた。
水無月は不安そうな目で要を見上げた。
「お土産、買って来たから」
要はそう言ってリビングへ向かうと、水無月はそのまま静かに立ち上がって要の後ろへついていった。
要は北海道のお菓子や海の幸の食べ物を並べて、ついでに途中で買って来たビールも一緒に並べた。
「お前、酒は飲んだ事あるのか?」
要が水無月に向かって聞くと、水無月は「ない」と少し興味深気にビールの缶を覗いた。
「少し、飲んでみるか?」
「うん」
要がビールの缶を開けて水無月の前に置くと、水無月はクンクンと開いた口の所から匂いを嗅いだ。
「なんか、良い匂いがする」
「ホップ好きの犬か。変わってんな」
「ほっぷ?」
「まあいい。乾杯」
「かんぱい」
要の真似をして水無月も缶を持ってコツリと缶を当てて一口飲んだ。
甘くもなく、辛くもないが飲んだ後に少し苦みが舌に残る感じがして顔を歪めたが、鼻にホップの爽やかな香が広がるとそれが意外と気に入って水無月は少しずつ飲み続けた。
「お前、結構酒好きかもな」
「なんか……おいしくないけど、キライじゃない気がする」
水無月は両手で缶を持って一生懸命味わっていた。
要はそんな水無月が可愛くて抱きしめたい衝動に駆られたがグッと堪えた。
「俺、お前にまだ触れないんだ」
「……」
水無月は缶についた水滴を指先につけながら何も言わずに黙っていた。
「でも、本当は抱きたくて狂いそうなくらいなんだ……それに、一緒にいないと多分、駄目なんだ……矛盾しててよく分かんねぇけど」
要はグッと残りのビールを飲み干すとグシャっと缶を潰した。
「兄ちゃんは汚れてないよ」
要は水無月を見た。透明感の強い茶色い瞳は宝石のように綺麗だった。
「大丈夫。僕が兄ちゃんを綺麗にしてあげるし、僕はこれから動物も、兄ちゃんも助けてあげる」
水無月の白い手が要の頭に伸びると、要は思わず身を引こうとした。
「逃げちゃだめだよ」
力強い水無月の声が要の身体を縛り、固まった。水無月の柔らかい掌が要の頭に触れると、水無月の腕に黒い蛇のようなものが撒き付いて行く様なイメージが見えて途端に水無月の手を振り払おうとした。
「兄ちゃん。ほら。僕が触った所から段々黒いのが薄くなって消えていくよ? 分かる? ……大丈夫。僕の手はこんなに白いよ」
水無月の笑顔で要の心臓の鼓動が落ち着きを取り戻した。水無月の腕を見るととても白く綺麗なままだった。
水無月は「ね?」と太陽のような笑顔のまま優しく要の頭を撫でた。
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いつ帰って来るか分からなかったが、毎日毎日家の中にいる間はこうしてウロウロと落ち着かない様子で待っていた。学校やお店に行っている間は帰って来た事を想定してちゃんと置き手紙も置いていた。だが、電話を貰ってから要は未だ家には帰って来ていなかった。東京にはいる筈だったが、なかなか戻って来ない要をただ只管信じて待っていた。
この日も、水無月は夜中になっていたがベッドには入らずリビングの所でブランケットに包まりながらウトウトして待っていた。物音が聞こえる度にパッと顔を上げて神経を集中させる。
遠くから微かな足音が聞こえてきた。とても静かな足音で、普通の人間では気付かない程の音だ。自然と気配を消す様にして歩く水無月と同じような歩き方は、水無月の中で一人しか知らなかった。
水無月はバッと起きて玄関まで走ると、全神経をドアの向こうに集中させて息を止めた。
カチャリ、とドアが開くと、懐かしい要の顔が覗いて「ただいま」と声が聞こえた。
水無月は全身で喜びを表すように四つん這いになってキュンキュン鼻を鳴らしながらグルグルとその場で回った。抱きついてはいけないと思っているので喜びを発散させるように物凄い勢いで一旦リビングまで駆けると、また玄関まで勢いよく戻った。
「ミナ。近所にうるさいから走るなって」
「に、兄ちゃんっ!」
水無月は嬉しくて静かに這い寄りながら要のつま先辺りで“伏せ”をしながら鼻先を少しだけ要の踝辺りに付けた。
「心配かけて悪かった……拓水の所に行ってたんだ」
水無月はそのままの体勢で静かに要の声を聞いていた。
「ミナ」
要は水無月の頭に触れようとした自分の左手を途中で止めてスッと水無月から離れた。
水無月は不安そうな目で要を見上げた。
「お土産、買って来たから」
要はそう言ってリビングへ向かうと、水無月はそのまま静かに立ち上がって要の後ろへついていった。
要は北海道のお菓子や海の幸の食べ物を並べて、ついでに途中で買って来たビールも一緒に並べた。
「お前、酒は飲んだ事あるのか?」
要が水無月に向かって聞くと、水無月は「ない」と少し興味深気にビールの缶を覗いた。
「少し、飲んでみるか?」
「うん」
要がビールの缶を開けて水無月の前に置くと、水無月はクンクンと開いた口の所から匂いを嗅いだ。
「なんか、良い匂いがする」
「ホップ好きの犬か。変わってんな」
「ほっぷ?」
「まあいい。乾杯」
「かんぱい」
要の真似をして水無月も缶を持ってコツリと缶を当てて一口飲んだ。
甘くもなく、辛くもないが飲んだ後に少し苦みが舌に残る感じがして顔を歪めたが、鼻にホップの爽やかな香が広がるとそれが意外と気に入って水無月は少しずつ飲み続けた。
「お前、結構酒好きかもな」
「なんか……おいしくないけど、キライじゃない気がする」
水無月は両手で缶を持って一生懸命味わっていた。
要はそんな水無月が可愛くて抱きしめたい衝動に駆られたがグッと堪えた。
「俺、お前にまだ触れないんだ」
「……」
水無月は缶についた水滴を指先につけながら何も言わずに黙っていた。
「でも、本当は抱きたくて狂いそうなくらいなんだ……それに、一緒にいないと多分、駄目なんだ……矛盾しててよく分かんねぇけど」
要はグッと残りのビールを飲み干すとグシャっと缶を潰した。
「兄ちゃんは汚れてないよ」
要は水無月を見た。透明感の強い茶色い瞳は宝石のように綺麗だった。
「大丈夫。僕が兄ちゃんを綺麗にしてあげるし、僕はこれから動物も、兄ちゃんも助けてあげる」
水無月の白い手が要の頭に伸びると、要は思わず身を引こうとした。
「逃げちゃだめだよ」
力強い水無月の声が要の身体を縛り、固まった。水無月の柔らかい掌が要の頭に触れると、水無月の腕に黒い蛇のようなものが撒き付いて行く様なイメージが見えて途端に水無月の手を振り払おうとした。
「兄ちゃん。ほら。僕が触った所から段々黒いのが薄くなって消えていくよ? 分かる? ……大丈夫。僕の手はこんなに白いよ」
水無月の笑顔で要の心臓の鼓動が落ち着きを取り戻した。水無月の腕を見るととても白く綺麗なままだった。
水無月は「ね?」と太陽のような笑顔のまま優しく要の頭を撫でた。
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07/13/2013(Sat)
悪魔と野犬ノ仔 45話
時間にするとほんの1時間程しか経っていなかったが、随分と身体も軽く頭もすっきりしたように感じた。
「寝られたか」
「うん」
拓水に声を掛けられて要は瞼だけ開けて返事をした。
二人は軽く身なりを整えると、何も食べずにそのまま外へ出た。
暫く歩くと「ここが俺の大学だ」と拓水が要を案内した。
「拓水授業は?」
「今日はいい」
「……悪いな」
「別に」
二人は兄弟らしい会話を短くすると、食堂へと向かった。
メニューを見ると、値段も安い上にボリュームがある定食が沢山あった。
「好きなの食えよ。結構うまいから」
二人は各々頼むとそれを殆ど会話せずに平らげた。
学食の場所は広くサボっている生徒もいれば懸命に勉強している生徒もちらほらいた。
「行くぞ」
拓水に言われて要は席を立った。そのまま再びついて行くと今度は広い牧場や中庭や農園まであった。
特に何をする訳でもなく、動物や植物に触れながら一日過ごした二人はまたコンビニでビールを買うとそのまま公園に移動した。
何となく二人はブランコに座ると、思ったより不安定な動きに思わず足に力を入れた。
「二人でブランコなんて……初めてじゃないか?」
「そうだな」
キーキーという心地よい鉄の音が少しだけ要の心を高揚させた。
「俺は思うんだが、過去ってのはどうしたって変えられないだろ? だからこれからのお前の行動でお前の心を軽くしてやれると思うんだ。人間だからな。それが上手く出来ると思うんだよ」
「……」
「苦しめた相手がいるなら、これから会うものに優しくしてやればいいし、ミナを愛してやればミナがくれる愛でお前も綺麗になっていくと思う……なんか……クサイ事言ってるけど」
拓水は恥ずかしさで少し眉間に皺を寄せた。だが要はその言葉が何よりも暖かく心を包んでいくのを感じた。
「そうかな」
要は自分のノイズのような汚れのついた両手を見た。
「ああ。俺はそうやって自分を受け入れて少し立ち直っていったしな」
「うん」
「……俺、多分お前の事、意識して好きだったんだな……で、勝手に失恋して男で、しかも弟が好きな変態だって思い知らされて……でも今は不思議と客観的に見れる」
「……ごめん」
「うるさい」
「……」
「また辛くなったらいつでも来い」
「……うん」
二人は日が暮れるまでそこで他愛のない話しをしながら酒を飲んだ。
そして要は拓水が大学に行っている間、近くや遠くの自然に触れて一週間あまり過ごし、そして軽く挨拶を済ますとそのまま拓水の家を出た。
要は直ぐには帰らず、ゆっくりと時間を掛けて東北の土地を見て回った。
二週間程経った時、漸く要は水無月に電話を掛けて必ず帰るから待ってて欲しいとだけ伝え、そして一か月後東京に戻った。
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「うん」
拓水に声を掛けられて要は瞼だけ開けて返事をした。
二人は軽く身なりを整えると、何も食べずにそのまま外へ出た。
暫く歩くと「ここが俺の大学だ」と拓水が要を案内した。
「拓水授業は?」
「今日はいい」
「……悪いな」
「別に」
二人は兄弟らしい会話を短くすると、食堂へと向かった。
メニューを見ると、値段も安い上にボリュームがある定食が沢山あった。
「好きなの食えよ。結構うまいから」
二人は各々頼むとそれを殆ど会話せずに平らげた。
学食の場所は広くサボっている生徒もいれば懸命に勉強している生徒もちらほらいた。
「行くぞ」
拓水に言われて要は席を立った。そのまま再びついて行くと今度は広い牧場や中庭や農園まであった。
特に何をする訳でもなく、動物や植物に触れながら一日過ごした二人はまたコンビニでビールを買うとそのまま公園に移動した。
何となく二人はブランコに座ると、思ったより不安定な動きに思わず足に力を入れた。
「二人でブランコなんて……初めてじゃないか?」
「そうだな」
キーキーという心地よい鉄の音が少しだけ要の心を高揚させた。
「俺は思うんだが、過去ってのはどうしたって変えられないだろ? だからこれからのお前の行動でお前の心を軽くしてやれると思うんだ。人間だからな。それが上手く出来ると思うんだよ」
「……」
「苦しめた相手がいるなら、これから会うものに優しくしてやればいいし、ミナを愛してやればミナがくれる愛でお前も綺麗になっていくと思う……なんか……クサイ事言ってるけど」
拓水は恥ずかしさで少し眉間に皺を寄せた。だが要はその言葉が何よりも暖かく心を包んでいくのを感じた。
「そうかな」
要は自分のノイズのような汚れのついた両手を見た。
「ああ。俺はそうやって自分を受け入れて少し立ち直っていったしな」
「うん」
「……俺、多分お前の事、意識して好きだったんだな……で、勝手に失恋して男で、しかも弟が好きな変態だって思い知らされて……でも今は不思議と客観的に見れる」
「……ごめん」
「うるさい」
「……」
「また辛くなったらいつでも来い」
「……うん」
二人は日が暮れるまでそこで他愛のない話しをしながら酒を飲んだ。
そして要は拓水が大学に行っている間、近くや遠くの自然に触れて一週間あまり過ごし、そして軽く挨拶を済ますとそのまま拓水の家を出た。
要は直ぐには帰らず、ゆっくりと時間を掛けて東北の土地を見て回った。
二週間程経った時、漸く要は水無月に電話を掛けて必ず帰るから待ってて欲しいとだけ伝え、そして一か月後東京に戻った。
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