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BL観潮楼夏「ジュイエ」第7話最終回

BL観潮楼夏の企画 テーマ「夏―心を焦がす恋」
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「レイ・・」
 静はそっとコッテージの傍へ歩いて行った。レイは静かに視線を合わせてくる。その表情は何も語ってはいなかった。
「レイ・・」
「レイー、何か呼んでるよー?」
 小馬鹿にしたような女の声がズキズキと静の頭を痛める。レイはスッと視線を逸らして、下で咥えてる青年の頭をグシャッと掴んで喉奥に突き入れた。青年は苦しそうに、だが嬉しそうに勝ち誇った顔を静に向けながらレイのモノを美味そうにしゃぶった。
 静は涙がポロポロ流れ落ちながらも、喉奥から声を絞り出した。
「レイ・・」
 レイは視線を合わせないまま何も答えようとしない。青年が挑戦的な目で舌を出して静に見せつけるようにレイのペニスをネットリと舐めまわした。

「キス、してよ・・レイ・・」

 レイの瞳が少し見開いた。
「キス、してだってー!!やっだーこの子―!」
 馬鹿にして笑う女の横を通って男が静に近づいた。そして男がそっと眼鏡を取ると、周りは誰しも固まって止まった。
「何だよ・・すげぇ綺麗な子じゃないか!レイは忙しいみたいだから・・代わりに俺が・・ね?」
 男がグイッと静の顎を持ち上げて顔を近づけた。抵抗する間もない程早い。

「止めろッ!」
 レイが通る声で叫ぶと、男が寸での所で止まった。
「レイ・・」
 泣き声で縋るようにレイを呼ぶが、遮るようにレイが怒鳴った。
「帰れっつたろ!」
「僕・・レイが好きだよ。好きに・・なっちゃって・・ごめんね」

 その場を逃げ出すように小舟まで走った。そしてレイに掴まって泳いだ海を、今度は一人小舟で帰って行った。
 
 静に迫った男が、外した眼鏡を見つめて気付いたように喋った。
「あ、この眼鏡、返すの忘れた・・レイ、あの子とどういう・・レイ!?」
 レイは掌を目に当てて唇を噛み締めていたが、その隙間から流れ出る涙は隠せずにいた。

(あいつは日本に帰るから・・そしてこのバカンスの事も、俺の事も、きっと忘れてまた裕一と幸せな日々を過ごすから・・好きにならないようにって思ってたのに・・なぁ・・)

 
 重い足取りで部屋に帰るとそこには久々に見る裕一の姿があった。
「よぉ・・久し・・静・・か?」
 目じりを赤く染めた静は悲壮感が一層色っぽく見せている。
「お前、この髪どうした?眼鏡は?」
「・・・」
 裕一に会えて嬉しくなる自分はもう居なくなっていた。裕一を見ても会いたい男の顔が脳裏に出てくる。裕一よりも背がずっと高くて、ガッシリしていて、時々悪戯っ子みたいに笑って、自分を自由にしてくれる人。
「何か、少し見ない間にすげぇ色っぽくなったなぁ、静・・」
 裕一がそっと服を脱がしてきた。
「ほったらかしてて悪かったな・・許してくれるだろ?」
 もう、どうでもよくなったような静は黙ってされるがままになっていると、裕一の舌先が乳首に触れた途端ピクンと反応してしまった。それがきっかけで裕一と久々に身体を繋げる事となった。だが、何も満たされるものは無かった。いくら裕一のモノで中を埋めても足りなくて、脳裏にイメージするのはレイの姿ばかりだった。それでも皮肉な事に変わった身体は少なからず裕一に反応するようになっていた。
「ふっ・・うん・・あっ・・ああっ・・んっ」
「お前、そんな声出してどうした?そんなにイイのか?何か・・今のお前、すげぇいいよ・・」
 レイに言われたい言葉を裕一が言う。この間まで裕一から欲しかった言葉の筈だった。今は何も意味を持たない。

* * *

 帰りの飛行場までの道のりを歩く度に泥沼に足を捕られていくように足取りが重くなる。振り返ると、レイがどこかにいる森が広がってた。夢のようだった。そんな一言で済むような気持ちではなかった。
 この熱過ぎる太陽の光は服と肌をすり抜けて、心までも焦がしてしまったようだ。
 消えない心の焦げ跡は一生消えないような気がした。

(レイ・・逢いたい・・もう一度。逢って、キスしたいよ)

 飛行機まで人を運ぶバスに乗って、搭乗口から伸びる長い階段に登る為に皆と並んだ。
 静が階段を登ろうと足を掛けた時、後ろからグイッと襟を掴まれてバランスを崩すと、トンと肉厚な胸に身体が凭れかかった。振り向くと、そこには逢いたいと切望して止まない男の顔があった。
「レイ!?」
 その声に裕一が反応して振り向く。
「どう・・して・・」
 困惑する静の顔を愛おし気に見つめ、そしてレイがそっと静に口付けをした。それはもう二度と味わう事のないと思っていた優しいキスだった。

「キス、してって言ってたから・・」
 静はまた逢えた信じられない思いと、湧きあがる嬉しさで涙が溢れる。
 見捨てられたと思っていた。自分はやはりつまみ食いされるだけの人間なのだと、レイにさえもそう見られてあの愛し合ったような日々が全部静の一方的なものだったと、そう思っていた。
「レイ!レイ!・・んっ・・レイっ・・んんっ」
 静は止めてた息を慌ててするように、レイの首に腕を巻き付けて引き寄せながら唇を貪った。レイも同じように静を壊れる程強く抱きしめて唇を重ねる。もう何年も逢っていなかったかのように、互いの存在と感触を確かめ合うように互いに強く視線と舌を絡ませた。

「おいっ静何やってんだよ!!」
 裕一の声に振り向いた静とレイが同じ意思を持った目をしているのに躊躇した。鋭い目線でレイが祐一を黙らせて静の顔を両手で包みこんだ。
「静、また戻って来い。待ってるから」
「ん・・絶対待ってて。必ず戻ってくる」
「愛してる・・静。ごめんな」
 静は虚空だった胸にレイの愛が流れ込んでくるのを感じた。容量いっぱいまで注ぎこまれたレイの愛は、静の涙となって溢れ出た。
「僕も、愛してる。レイ」



 それから静は裕一に冷静に状況と自分の気持ちを説明をし、納得のいかない裕一をよそに強い意志を持った静は揺るがなかった。
 夏が過ぎて、冬、春とバイトを掛け持ちして金を稼いだ。眼鏡も掛ける事なく、服も自分に合ったものを着る事を覚えた。
 裕一は静が居なくなって初めてどれほど自分が静を好きだったか思い知らされた。いつまでも静は自分から離れられない性格だと思い込んでいたのが間違えだったのだ。たった4,5日でレイ変えられた静はどんどん綺麗になって、今では自分があれほどまでに好き勝手に可愛がっていられたのが嘘のように手の届かない所へ行ってしまったように感じた。


 そしてまた夏が来た。
 約12時間のフライトで着いたその場所は懐かしい潮の香りが迎えてくれていた。
 そして三日月の外側を歩いていると、見覚えのある場所に小舟が置いてあった。それに乗って内側へ行くと、浜辺に、汚く濁った大きな眼鏡をかけた男が寝ていた。男は毛皮の腰巻一つで小麦色の引き締まった身体に不釣り合いな眼鏡を掛けたまま白い砂浜で目を瞑っていた。

「レイ・・」
 レイがその声に不格好な見覚えのある眼鏡を外すと、そこには一日千秋の想いで待っていた静が立っていた。
「ただいま、レイ・・」
「静!」
 レイに強く手首を引っ張られて砂に倒れ込む静をレイの相変わらず逞しい身体が抱き寄せた。
「おかえり」
 抱き締める強さと抱き締められる強さを感じて、互いに焦がした胸の中は再び熱を持って燻り出した。

END


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約1週間お付き合い頂きましてありがとうございました!
明日は万華鏡のUPです!


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BL観潮楼夏「ジュイエ」第6話

BL観潮楼夏の企画 テーマ「夏―心を焦がす恋」
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 目が覚めるとレイが静を優しく抱いていた。
「痙攣、治まったみたいだな」
「あ・・」
 静はあのまま気が遠く飛んだのだった。改めて自分の乱れっぷりに恥ずかしさが込み上げてくると、レイが静かに言った。
「しっかり感じるようになれて良かったな。」
「う、うん・・ありがと・・」
「これで、恋人も満足するな」

 一気に突き放された気がした。
 今の今までの行為が愛し合っていたものではなく、ただの行為だったという事に気付かされた。
 静はいつの間にこんなにレイが好きになっていたのか、今更ながらどうしようもない状況に心が打ち震えた。
 レイはここに住む現地の人。あと5日でお別れだ。そして、この身体を重ねる行為も裕一を取り戻す為のものでしかない。

(でも、今は・・)

 今はレイと触れあえるその幸福感で満たされたかった。残りが少しなら、その時間だけでもレイで満たしたかった。こんなに自分を見てくれた人はいない。そして、こんなに心から惹かれた人はいなかった。幸福感は我慢してひっそりと味わうものだと思っていたが、レイに与えられるそれは、とても穏やかで、激しくて、二人で共有できるものだった。
「レイ、キス・・して?」
 初めてねだった。レイなら安心して甘えられる。大きく包みこんでくれるという安心感があった。そして、案の定レイは静の期待以上の優しくて蕩けそうなキスをくれた。
「静、可愛い。ホントに。」
 そう言ってレイがギュッと抱きしめると、静は涙が出そうになる程嬉しくなった。

 それから二人は一日中、ありとあらゆる場所で身体を繋いだ。森の中、浜辺、海の中、そしてこの部屋で。人がいないのをいい事に、静もその天性の淫らさがどんどん頭角を現したように乱れた。レイはそれでもまだ足りないと言う様に静を貪り続けた。二人はただ貪欲に本能だけで過ごした。自分の中に突き入れて汗ばむレイの肉体と、恍惚とした美しい顔に飽くどころか、行為を重ねる度に更なる乾きを引き起こした。

 帰国の2日前、夕方ベッドで横になっているとコッテージに入ってきた人がいた。静はビックリして布団をかぶりながらその男を見ると、レイは静と同じように腰に布を一枚付けただけの線の細い美青年が立っていた。
「レイ、早く戻ってきてよ。皆待ってるんだから」
 青年は拗ねたような声と表情でレイに言った。口ぶりからして親密な関係のようだ。
「ん、んん。ああ。そうだな。分かったよ」
 レイは少し気まずそうな表情で答える。
「早くしてね、僕もう我慢できないから」
 そう言った美青年はサッとレイに近づいてチュッとキスをして帰って行った。
 その瞬間、静は内臓を抉られたように感じた。

(何・・今の・・キス・・もしかして・・恋・・人?)

 考え込むような顔のレイに、震える声で問いかけた。
「レイ、恋人・・いたんだね」
 レイは顔を逸らした。それが逆に静の胸を更に押しつぶした。
「あ、いや。別に恋人って訳じゃねぇんだ。俺、この島で気に入った奴らとハーレム作って暮らしてるから」
「ハーレム?」
 レイがクルッと振り向いた。その顔は、今までのような優しいレイの顔ではなく、ハンターのような欲望だけに満ち溢れたものだった。
「そう。好みの男や女と好きなだけヤりまくるんだ。俺が招待した奴らだけがここへ来られる。お前みたいにな」
 一瞬、忘れていた裕一のクルーザーの上での乱交の姿が蘇った。

「ぼ、僕・・も・・そのうちの一人って訳?」
 嫌な鼓動の早さで胸が痛い。
「・・そうだけど?何?特別だと思った?あー、静は純だからねぇ。」
(うそだ・・)
 静はボロボロと大粒の涙が止まらなくなった。レイは、裕一とは違うと思い込んでいた。少し優しくされただけで好きになって自分は馬鹿みたいだ、そう思うのにレイを好きになった自分をどうしても憎めないでいた。
(いやだよ・・)
「泣く事はないだろう。お前は裕一の元へ帰るんだ。今のお前なら十分やっていけるよ」
 レイがコッテージを出ようとする。
「待って!」
 つい、叫んでしまった。後ろを向いたままでレイが止まって言った。
「裕一が、好きなんだろ?」

(そう、今まではそう思ってた。でも、もう・・僕は・・!)

「じゃあな。これで俺はもうお役ごめんだ。小舟、置いといたからそれで外側に帰んな。元気でなー」
 いつ拾ってきたのか分からない、前に脱ぎ捨てた筈のダボダボの服をバサッとベッドに放り出された。
 そして、レイはコッテージを出て行った。

 まるで今までが全部夢だったように、その服を着て現実へ帰れと言われているように感じた。
 静は捨てた筈の服を着て、もう掛ける事のないと思っていた眼鏡を掛けて暗がりの中レイを探して駆けまわった。

 何度も転び、何度も立ち上がって走った。辺りが暗くなるまで彷徨っていると、森の中でチラリと光が見えた。パキパキと乾いた小枝を踏んで生い茂る葉を掻き分ける様にして中に入って行くと、そこにも広いオープンコッテージがあった。屋根が付いているだけの大きなものだ。
 数人の影が蠢いているのが見えて近づくと、そこには複数の男女が絡み合っているのが見えた。

 官能的な声が森に響き渡る。中には男同士で交わっている人もいた。また、女を挟んで3人や、男同士で3人、女同士など様々なカップルがいる中で、一人ソファに座って自分のモノを男に舐めさせている見慣れた顔があった。
「レ・・イ・・」
 その静の声に男女が振り向いた。
「誰?レイが連れてきた新しい子?」
「やっだーダッサーイ!きゃはは!」
 馬鹿にしたような女の高笑いが響き渡る。

 そしてレイのモノを一心不乱にしゃぶっているのは、コッテージに来たあの青年だった。



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なんと(ノД`)・゜・

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BL観潮楼夏「ジュイエ」第5話

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☆18禁です。

 そして静はレイに容赦なく身体中を隈なく舐めまわされた。後孔も執拗に舐めまわされると、気持ち良さに堪らず涙が込み上げてきた。静の鈴口からはダラダラと厭らしい液体が流れ出ている。
 だが同時にレイも恥ずかしいのに抑えの効かないこの大人しい青年の姿を見て、痛い程に巨大な下半身を勃ち上がらせていた。
「も・・お願いっ・・イきたい・・ど・・しよ」
「じゃあ、イかせてあげるから、好きにイっていいよ」
 レイが静のペニスをジュプジュプと勢いよくしゃぶると、10秒も経たないうちに腰が揺れ出した。
「レイっ・・もうっ・・もうっ!」
「イク時はイクっていっぱい叫んでごらん」
 レイが静の指に自分の指を絡めた。静は両手の指をレイの指に絡ませながら腰を揺らした。
「はぁんっ・・イクっ・・出るぅうっ」
 静はレイの口の中でビュビュッと思い切り熱い飛沫を飛ばした。

「ごめっ・・レイ、僕・・」
 コクッと静の体液を飲み下したレイを見て「あっ」と静が叫ぶが、遅かった。静はあまりの恥ずかしさに顔が真っ赤に火照る。
「今日はこれくらいにしよう。俺はシャワー浴びてくるから、静は先に寝てていいよ」
「あ、でも・・レイ、まだ・・」
 静が勃ち上がったレイのペニスに目を落とした。
「あぁ。いいよ、気にしなくて。ちょっとシャワー室で落ち着かせてくるから」
 無理強いしないレイの優しさに脳が痺れてベッドに沈む。そしてシャワー室で妖しい動きをするレイの身体の影を見ていた。シャワー室の壁に左手を着き、腰位置に下ろされた右手が小刻みに上下に動くのが見える。
(一人で、してるのかな・・)
 上下に激しく動くレイの手の影に酷く興奮する。どんな顔をしているのか、吐息はどれ程熱いのか。想像しながら静はさっきまでのレイの舌の感触の名残が全身を包んで身体が熱くなった。
 裕一を愛していた筈なのにレイに心惹かれている自分が信じられなかった。明日で丁度旅行も半分に差し掛かる。それを考えると、胸が苦しくなった。

 朝起きると、後ろからレイに抱き締められて寝ていた。レイの滑らかな素肌が心地よくて前に回された逞しい腕に頬をすり付けた。
「おはよう」
 突如言葉を発したレイにびっくりして慌てて頬を離した。
「お、おはようっ」
(気付かれたかなぁ・・恥ずかしい・・)

「今日は美味しいものを取りに行こう」
 そう言って早速海へ連れ出された静は昨夜の事が頭を駆け巡って、まともにレイが見られずにいた。だが、水中ゴーグルを渡されて、海の中へ潜った静はそんな事など一気に忘れる光景を目の当たりにした。美しいサンゴ礁と、その間を色とりどりの魚が泳いでまるで地上にある別世界に来たようだった。静は目の前を横切るウミガメに合わせて横を泳ぐ。

 二人は海の幸を沢山取ると、海辺に炭を用意して海鮮バーベキューをした。
「美味し過ぎる~っ」
「そうか。良かった」
 日本ならば高級料理として出される品々を取れたてで生のまま食べたり少し焼いて食べたりと贅沢過ぎる海の料理を満足いくまで食べた。

 夕方まで気ままに過ごした二人は夕日が沈むのを白く温まった砂の上に座って見ていた。
「あ、ヤドカリだ!」
 ヤドカリを見つけた静が四つん這いになって這って行く姿をレイが後ろから見ていた。
「ひゃっ」
 静が殻に閉じこもるヤドカリをつついていると、スッと毛皮の下から尻を触られてビックリして振り返った。
「後ろから見てると・・丸見えなんだよ」
「あっ・・!」

 言われて初めて自分が下着も付けずに四つん這いで無防備に這いまわっていた恥ずかしさが込み上げてきた。きっと後ろから見たら秘所が丸見えだったに違いない。
「静はエロい身体してるから、今日も我慢するの大変だった」
 レイがゆっくりと丸く膨らみのある静の尻を両手で撫でまわす。尻を撫でられてこんなに気持ちがいいなんて初めてだった。
「っ・・!」
 ゆっくりと丸くふっくらとした静の臀部をレイのガッシリした大きな手が揉む感触を海を見つめながら、全神経をそこに集中させていた。レイは揉む度に閉じたり広がったりする静の薄紫のアナルに視線を突き挿し込んでいた。
「今日は、中で感じられるようにしてあげるよ」
 そう言ってレイが人差し指の先を静のアナルに付けると、ピクンと身体が反応した。
「あっ」

 そしてレイに抱えられて海の上のコッテージへ戻った。
 昨夜と同じように身体を隅々まで舐めまわされると、今まで感じなかった快感が全身を駆け巡った。乳首も少し触るだけでふっくらと膨らみ、ピンと立ち上がって赤く色づく。
「やらしい乳首だね、静。こんなに立ってる」
「いや・・あ」
 ハーブの香りのするローションをたっぷりと静のアナルとレイの大きなペニスに塗り、少しずつその小さすぎる扉をこじ開けて行く。

「あっ・・はぁ・・ダメっ・・レイの、おっき過ぎ・・るぅ」
 それでもレイのペニスが自分の内部に侵入する感覚は壮絶な興奮を生み出していた。
「じゃあ自分で広げて、静」
 レイが静の両手を自分の左右の臀部へ持ってくると、静は言われた通りにゆっくりと左右に尻を引っ張ってアナルを広げた。恥ずかしくて死にそうなのに抗えない。
「あぁ・・やらしい。すごく広がって俺のを欲しがってるみたいにヒクついて・・」

「いやっ・・言わないで、レイ!・・僕、ぼく・・!」
「もう、ダメだ・・」
 ズズズズッと一気にレイが押し入ってきた。
「ああああッ、ああッ、ああーッ!」
(すごい大きい!祐一の倍くらい大きく感じる!!)
「あぁ・・すごい締め付けるッ・・きもちっ」
 レイもそのギュウギュウ締め付ける静のアナルのあまりの気持ち良さに下半身が溶けてしまいそうになる。
 小刻みに擦られた内部は、それまで一応は裕一に刺激されていた性感帯が一気に目覚めるように反応した。裕一のモノとは違うその動きは凄まじく、内部からどんどん快楽の波が全身を駆け上がってきた。何故今まで声を出さずにいられたのかが不思議な位に、声は出さずにいられない。

「あああーッレイ!レイぃぃッ・・ああんっ・・すごいっ・・すごいよぉおお」
 こんな場所で喘ぐ程の気持ち良さを味わえるなど知らなかった。この場所は、相手が女の代わりに気持ち良くなる場所だと思っていた。大きなレイの猛々しいペニスは静の知らない色んな場所へ届き、静を狂わせる。
「すっげえ中・・ハァ・・気持ちいい、静・・」
「ぼく・・も、ああんっ・・きもちっ・・あっ、あっ!」
 レイが静を横向きに寝かせ、後ろから静の片足を持ち上げてズンズンと突いてくる。余った手は静の乳首を強く抓って苛めると、上半身がピクンピクンとそれに反応する。

「静、舌出して」
 後ろにいるレイに顔を向けた静が素直に舌を差し出すと、それをネットリとレイが絡め取って静の舌も犯し始めた。全てが気持ち良すぎて頭も身体もおかしくなりそうだった。
 甘い果実の汁でも飲むように湧いてくる静の温かい唾液はレイが吸い取ってしまった。余りにいやらしい行為に感じた静は恥ずかしくて口を離そうとするが、レイと絡みつく舌が気持ち良くて離れられない。そのうち反対にレイの唾液が送り込まれてくると、びっくりしてタラタラと溢れて零れてしまった。

「零さないで、ちゃんと飲んでごらん」
 甘く響くレイの声に喉が開いて今度は上手く飲み込めた。それは、癖になるほどの媚薬効果があるとしか思えない程静を興奮させた。そしてその効果はレイにも同様に作用したようで、一層激しくペニスを突き入れ出した。
「あっあっあっ・・あんっあんっ」
 静は突かれるタイミングに合わせて声が出た。
「そんな・・声出したら・・ああっ」
 自分を解放した静はあまりに淫らで美しかった。レイの腰に合わせて自分も奥へ突き入れるように動かす。そのタイミングはピッタリでパンパンと激しい肌のぶつかる音が開いた窓を抜けて海まで響く。

「もっと、もっと奥っ・・ああんっ」
 煽られて理性の欠片も失ったレイはキングサイズのベッドがガンガンと木の壁にぶつかるほど激しく腰を振った。ギシギシと壊れそうな音が更に気持ちを高ぶらせる。
「中に出していいか?!」
「んっ・・入れてっ・・奥に・・レイの白いの・・入れてぇっ」
「しず・・かっ・・イクッ・・イクッ!」
 レイは静の白い臀部が真っ赤に染まるほど激しく腰をパンパンと叩き付け、大量の熱い液体が体内へ飛ばされたのを感じた。
「や・・あああああーっ」
 静の快感は絶頂を迎えた。ビクンッと大きく身体が跳ねるのと同時に白い精液がビュゥッと飛んだ。そして同じく内部でも信じられない快感が脳まで突きぬけて下半身が勝手にガクガクと痙攣した。



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BL観潮楼夏「ジュイエ」第4話

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☆18禁です(一部)

 夜の海はとても怖くて、長距離は泳げないと言うとレイが俺の首に捕まってろと言って後ろからレイの首に腕を回して掴まる形になった。レイはいともたやすく島の内側まで泳いで行った。
「あ、ありがとうレイ・・うあっ」
 浜辺には点々と松明が焚かれていて明るくなっていた為、下半身を隠すものが何もない静は慌てて手で股間を隠した。
「あ~悪ぃ。少しだけ我慢してな?ここら辺はまだ誰もいないから。すぐそこまで」
 そう言ってレイの後ろを両手で股間を隠しながら少し歩くと、海の浅瀬の上に立てられたコッテージが出てきた。その中に誘われて入ると、レイが部屋のあちこちに置かれた蝋燭に火を灯した。幾つもの蝋燭からはハーブの香りが漂ってきた。
コッテージは木造りで、天蓋付きの大きなベッドが真ん中に置いてあった。そして部屋の床一部はガラスになっていて海が見える。
「ほらよ」
 ベッドの上に置かれたのは、レイと同じような動物の毛皮の腰巻だった。
「あ、ありがとう・・あの・・下着は?」
「あ?んなモンねーよ?ほら、俺も履いてねーし」
 ピラっとめくったその中にはレイの巨大な一物がダランとぶら下がっていた。静はその大きさに驚いたのと、恥ずかしさでビックリして眼鏡が曇った。

 シャワーを借りて出てくると、レイが冷たいココナッツ風味のお酒を用意してくれていた。
「美味しいっ」
「だろ?」
 シャワーの熱でまた眼鏡が曇ってきたので、外すと怒る裕一もいない事だし思い切って眼鏡を外した。重荷がまた一つ取れたようでとても楽な気分になった。
「静」
「え?」
「どうしてそんな眼鏡掛けてるんだ?目、いいだろ?」
 レイは海から自分を眼鏡をずらして見る静の姿を見ていた。
「あ・・うん。俺、目の色人とちょっと違うし、その、友達が外すと怒るから・・」
 スッとレイの大きな手が静の前髪をかきわけた。
「勿体ない。静はこんなに綺麗なのに」

 静はドキンッと心臓が大きく跳ねた。ゆっくりと静の一つ一つのパーツを見るレイの美しい顔が目の前にあるだけでドクドクと心臓はその動きを速める。こんなにじっくり自分の顔を見られるのは初めてだった。
「でも、その友達の言う事も分かる気がするよ。独り占めしたいくらい綺麗だ」
「あ・・本当は、友達じゃないんです」
「恋人?」
「いえ、多分そう思ってるのは僕だけで、裕一はセックスフレンドとしか思ってないと思う。彼女も沢山いるし、男のセフレも僕の他に沢山いるみたいだし・・今日だって・・」
 静は涙が溢れてきた。そして、今まで溜まってきた想いが止まらなくなった。

「僕じゃ、満足出来ないって・・僕はマグロだからツナで・・ひっく・・エッチが感じられなくて、声も出なくて・・うっ・・飽きたって・・目の前で他の人とするの見ちゃって・・うぅっ」
「そうか。裕一が好きだったから、辛かったんだね」
 そう言ってギュッとレイが抱きしめてきた。その強い力で抱き締められて、静は初めて人前で思い切り泣いた。

 4日目、朝からレイに海や森の探索で引っ張り回された。何もかもが新鮮で刺激的だった。いつもの癖で眼鏡を掛けようとすると、「そんなもん掛けるな」と言われた。だが、お陰で一日中眼鏡を掛けずに思い切り動けた。肉眼で見る色鮮やかな世界はあまりにもキラキラして眩しかったが、目を細める事すらせずに周りを見渡していた。
大きな声で笑い、ダボつく服に引っかかる事もなく自由に身体を動かした。
日の光の下で静の手を引く小麦色の肌のレイは羽のように軽い足取りで駆けていた。それは初めて見る美しい絶滅した肉食獣のような鋭い美しさだった。

「ありがとう、レイ!凄く楽しかった!」
「もう一日位泊まっていけよ」
 静は一応ホテルのフロントマンに電話をして裕一の帰宅を有無を確認すると、やはり帰った形跡は無いというので、もう一日泊まる事にした。
「静、この髪鬱陶しくないか?俺が切ってやるよ」
「え!え!?いいよ!?怒られちゃうし・・」
「・・静、まだそんな事言ってるの?」
「・・・」
「飽きたって言われたんなら、飽きられないようなイイ男に変わればいい。俺が変えてやるよ」

 飽きたと言われて旅行先でほったらかしにされた状態なのだ。今更容姿を変えた所でもう意味は無いかもしれない。怒られる事などもう無いかもしれないと思って、静はその魔法のような言葉に身を委ねる事にした。サラサラと落ちるかつての自分の一部だったものたちが肩に降り積もる。不思議と自分が変われるかもしれないという高揚感が生まれてくる。

「ほい、出来た」
 器用に切ったレイは満足そうに微笑んで静を見つめた。「すごい可愛い」そう言われて顔が熱くなる。
 鏡を見ると、そこには見た事のない自分がいた。スッキリと整えられた髪は、軽くスタイリッシュになっていてその隠されていた美しい顔が何にも遮られずに寧ろ髪型によって一層引き立てられていた。
 鏡を見ていた静の後ろにレイが立って、鏡越しにじっと見つめられると恥ずかしさで目線をズラしてしまうが、レイが静の顎をクイッと持ち上げて顔を近づけたので心臓が止まりそうになった。
「静、綺麗過ぎて思わず変な事しちゃいそうになる」
 静はゾクゾクッと身体が粟立った。じっと切れ長で海の色した漆黒の瞳が静の唇を見つめる。

「お駄賃、ちょうだい」
 そう言ってグッと唇を押しつけられた。息が止まりそうなくらい胸がキュッと締まった。しっとりとしたレイの唇が静の柔らかい唇を食む度に蕩けてしまいそうになる。
「んふっ・・んっ・・んん・・」
 舌は触れていないのに立っているのも辛い位のキスだった。気持ち良くて、ドキドキして信じられなかった。唇を離されると、レイが色っぽい顔で笑った。

「そう言えば、裕一くんセックスに不満があるみたいだって言ってたけど?」
「え・・あ、うん。僕、上手く感じる事出来なくて・・その、恥ずかしくて声も出せないし・・」
「ふーん・・でも今キスしてて可愛い声出てたのにね?裕一くんが下手なんじゃないの?」
「え!!」

(そ、そうだったの?!)

 後にも先にも裕一しかしらない静には裕一が下手なのか上手いのかの判断がつかない。
 本気でビックリした静を見てクスリと艶っぽい笑みを浮かべたレイが静をベッドに押し倒した。
「俺が静の身体を変えてやるよ。」
「あっ・・」
 反論する暇もなく、レイが静の首元に舌を這わせた。その途端ビクッと反応する。
「ホラ、静は感じやすい身体だよ。でも、丁寧に開発しないとくすぐったいだけで終わっちゃうね」
「・・っ・・ふっ・・っ!」

 ペロペロと執拗に身体を舐められてビクビクと反応する。
「声、我慢しないで少しずつ出してごらん?その方が俺も興奮するしね」
 レイが興奮する、そう考えただけで下半身に熱が集まってきた。
「んふっ・・あっ・・あっ・・」
 鼻に掛った甘い声が出る。こんなに素直に声が出せたのは初めてだった。

「静の声、やばいね。襲っちゃいそうだよ」
「や・・んっ」
 耳元で囁かれておかしくなりそうな程感じてしまった。
「乳首、立ったよ?耳が弱いんだね。じゃあ、噛んであげる」
 コリッと軟骨を噛まれると静は全身に電気が走ったように感じた。
「はぁっ・・ああんっ」
 次にヌルッと熱い舌と吐息が耳に侵入すると、静は堪らずレイにしがみついた。
「ああんっ・・あんっ・・ダメっ・・ソコ・・も、ダメっ」
「いいんだろ?コレ」
「あっ・・ダメっ、ダメっ・・やっ」
 レイは同時にコリコリと両乳首を摘まんでやると静が更に甘ったるい声を上げた。
「ああんっ、もう、もうっ・・ソコっ・・やあっ・・ああんっ」
「ハァ・・本当、静イイ声だよ。もっと聞かせて」



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おやおや( ´艸`)ムププ

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BL観潮楼夏「ジュイエ」第3話

BL観潮楼夏の企画 テーマ「夏―心を焦がす恋」
参加者様の作品一覧


 フライト時間12時間程してやっと目的地に着いた。
 「コミノ島」それがこの島の名前だった。小さな三日月型のこの島は、海が綺麗だという所以外ではそんなに観光地化されていない。観光用になっているのは、三日月の外側部分のみだった。三日月の内側はプライベートエリアになっていて入れない。
 島の内陸の方は手付かずの森が広がっていて、なかなか容易には入れないようになっている。

 この島は、知る人ぞ知る同性愛者やバイの楽園だった。それが故に一般観光客は暗黙の了解であまり近づかない。

 飛行場を出て外に出ると、強すぎる太陽光線に服が焼けてしまいそうだった。だが、湿気は少なく、心地よい潮風の香りが漂って来た。
 質素だが、色合いの可愛いペンションに着いた。そこは、簡単なベッドとユニットバスが付いているだけのものだった。テレビもクーラーもない。
 一階の部屋の窓からは、南国の花々が咲き乱れてその先にエメラルドグリーンに近い海がどこまでも続いていた。窓枠が額縁みたいで、まるで一枚の絵のようだ。
「綺麗・・」
 静は感動していた。今までこんなに色鮮やかな世界を見た事がなかった。
 ウットリしていると、後ろから裕一が服を脱がせてきた。
「ちょっと、裕一待って!せっかく来たんだし海に行こうよ・・あっ」
 既に裸体にされた静は裕一に後ろから首をネットリと舐められて、くすぐったさに声が出た。だが、感じて珍しく声が出たと勘違いした裕一が無理やり静をベッドに押し倒し、夕方になるまで散々ベッドを揺らした。

「あー、満足。もう、いいやー。お前反応悪いし飽きたから、ちょっと遊びに行ってくるわ。じゃなー」
 そう言って裕一は軽い足取りで外へ飛び出して行った。どうせナンパでもしに行くのだろうとベッドで横たわったまま静はふと思った。
 むなしい想いで寂しい気持ちを紛らわす為に、服を着て外へ出た。身体は敢えて洗わなかった。少しでも裕一の香りや感触を纏う事で、寂しさを紛らわしたかったからだ。
 
「もう、夕方だ・・」
 裸足で感じる真っ白な砂浜は温かくてサラサラしていてとても気持ちが良かった。静は寝転がって砂の温もりで寂しさを埋めようとした。

 その日、裕一は夜中遅くに帰ってきてベッドに入って眠った。その時ふと、見知らぬ香水の香りが静の鼻を掠めて涙腺を緩めた。
 10日間の旅行の予定だった。そして今日が3日目。2日目の朝から裕一は居なくなり、帰っても来なくなった。不安に駆られてずっと探していると、海の向こうでクルージングを楽しむ裕一の姿が見えた。

 静は安心して、声を掛けようとすると、船の中から数人の男女が出てきて裕一に執拗に纏わりついていくのが見えた。そして、大胆にも服を脱ぎ出す女と、裕一の唇を吸う男の姿が見えた。
 静は眼鏡を取った。静の視力はとても良い。再確認する為に眼鏡を取ったのだ。そして目の前で繰り広げられ始めた乱交を見た静はその足で、浜辺を引きずるようにいつまでも歩き進めた。

 リゾート地だというのに不釣り合いな暑そうなYシャツにベージュのズボンで歩いていると、クスクスと周りの笑い声が聞こえてきた。
 漸く人の誰もいない、そして裕一の乗るあの船の見えない所まで来た。
「俺、何しに来たんだろう・・」
 ボソッとつぶやいた自分の言葉がズンと重く胸に圧し掛かって苦しくなった。すると、今まで我慢してきた気持ちが涙で押し上げられてきた。ボタボタと乾いた砂の上に海水でもない塩水を落とす。

 部屋に帰りたくなくて、日が落ちて辺りがコバルトブルーの世界に包まれるまで座っていた。
 太陽が沈んで空に掛っていた真っ青なカーテンが引かれると、宇宙が見えてきた。何光年も前に放たれた光が一斉に静の瞳へ届いて来る。それだけで何だか嬉しくなった。

 チャプッと水音がして海の方を見ると、海面に何か丸いものが浮かんでいた。暗い中で目を凝らしていると、その丸いものはどんどんこちらへ近づいてきた。
 すると、それは浅瀬に辿り着いたようで、ザバッと立ち上がった。静はそれが人間だと気付くと、恐ろしくなって座ったまま後ずさりしたが、その人間はあっという間に静の前に立ち塞がった。
 動物の毛皮を腰に一枚纏っただけの男だった。大きな背丈に筋肉質で引き締まった身体はとても美しかった。浅黒い肌は海の雫で艶めいて、少し長い漆黒の残バラ髪は野生味を帯びている。
 だが、顔が逆光で良く見えなかった。

「ア、 アイアム、ツーリスト!アイムソーリー!」
 恐らく現地の人間だと思った静は懸命に世界共通語で話してみると、男はクスクスと笑った。
「日本人?君、一人?」
「え?ええ・・あ、はい・・あ、すみません、俺現地の方だと思って・・」
 突然話された流暢な日本語に静は安心感を持ったが同時に恥ずかしくなった。
「いや、俺は現地の人だよ」
「え!?」

 そう言って真横に来た男の顔に月明かりが照らされた。
「俺は、晃・レインズ・黒田。多分日本人だけどここで生まれたんだ。宜しく」
 静は男のあまりの美しさに息を飲んだ。切れ長の瞳は漆黒の中に青みが入って神秘的な色を出していた。嘘みたいに整った顔の男に見惚れていると、男が握手を求めてきたので慌てて手を差し出した。ガッシリとした男らしい手に包まれて身体がボッと熱くなる。

(やだ、僕・・)

「あ、えと、僕は古谷静19歳です。アキラくんは・・」
「あー、レイでいいよ。」
「レイ?」
「ああ。レインズだからあだ名で皆レイって呼んでるから。俺は22歳だ。」
「あ、宜しくです。あの、多分日本人ってどういう意味ですか?」
「敬語使わないでいいよ。んー、俺のじいちゃんが生まれたての俺がこの島で泣いてるのを見つけたんだ。もう死んじゃったけど、俺の親父が母親は日本人だったって言ってたらしいから。本当かは知らねぇがな。ははっ」
 何やら凄い人生を送るこの男に静は唖然として話を聞いていた。

「静、一人でこの島に来たの?」
 突如名前で呼ばれて胸の中がこそばゆくなる。
「いえ、・・あ、いや、とも・・だちと一緒に」
 恋人と言いそうになって、思い直した。そして、急にまた悲しみが襲ってきて俯く。
「そう。ところで、暑くないの?」
 不思議な顔をしてレイを見ると、静の服を指さしていた。皆が水着を着ている中で、ダボダボの洋服を着ているのがやはり珍しかったようだ。

「あ・・えと、恥ずかしくて・・」
「じゃあ、人がいなければ恥ずかしくない?」
「え?ええ、まぁ・・そりゃあ」
「じゃあおいでよ、こっち!」
 そう言ってレイが強引に手を取って海へ引っ張り出したので、静は焦った。
「ちょ、ちょっと待ってレイ!どこに行くの!?僕服着てるしっ」
「じゃあ、脱いで泳げばいいよ」
「えぇええ!!」

 叫んでいる間にサッと脱がされた服は浜辺に投げ捨てられてしまった。投げ捨てられた重苦しい服は静のコンプレックスそのものが脱ぎ棄てられたように感じた。
勢いで下着まで取られて素っ裸になった静は暗がりの中で顔が真っ赤になる。それでも暗くて見えないから大丈夫と言ってレイは海へ引きずり込んだ。
「どこに行くの?」
「島の内側だ」
「え!でもそこはプライベートなんじゃあ・・」
「ああ。俺のプライベートビーチさっ」
 ニッと悪戯っ子が得意気に笑ったような顔をして静はドキドキが止まらなかった。



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新たな出会い☆
一話一話が長くてすみません;1週間に収めようとしたら(-"-;A


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BL観潮楼夏「ジュイエ」第2話

BL観潮楼夏の企画 テーマ「夏―心を焦がす恋」
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☆18禁です

 最初は強制的だったが、付き合っていくうちにだんだんと静は裕一を好きになっていった。人に愛でられるのは初めてだったし、求められる事が嬉しかった。
しかし身体を繋げる行為は未だにどう反応すればいいのか、上手く感じることもあまり出来ず裕一を未だに完全に満足させられないでいる。
 
 裕一には公認の彼女がいて、浮気相手も沢山いた。
 お前は男だからヤキモチなんか妬かないはず、だからお前といると居心地がいい、そう言われてそういう風にしなければいけないのだと静は思ってしまっていた。

 今回の旅行はお忍びの旅行だった。最近は散々女と遊びまくって殆ど連絡もつかない状態の裕一が、デザートでも食べたいというように、それまでほったらかしだった静を呼び出し、やはり強制的に旅行の計画を立てたのだ。
 誰も知り合いの居ないところで男のお前とヤりまくりたい、というのが今回の目的なようだ。
 静はそれでも嬉しかった。二人きりでしばらくいられる、それだけで裕一を独り占めしている気分だった。
 本当は寂しくて、本当はとても悲しかったのだ。

 大学では他人のフリを強いられ、彼女とキスしているところに遭遇しても素通りしなくてはならなかった。
 電話をして遊び相手の知らない男の子が出た時も、間違い電話のフリをした。
それでも、たまに一人暮らしの静の家に来てくれた裕一が「お前の事、結構好きだよ」と言ってくれるだけでいつの日か幸せで満たされるようになっていた。
 昔からダサくて地味で暗くて、誰にも相手にされなかった自分がこんなにも裕一のような人気者に触れられるというだけで嬉しくて気分が高まった。

 だからなるべくなら裕一の要求に応えたい、そう思っているのだが。

「もっと気持ち良さそうに出来ないのかよ!?」
「どうして声出さないんだ!」
「お前、不感症なんじゃねぇの?」
「お前マグロだな。もう、名前ツナでいいよ」

 静は異常なシャイで、自分を表現することや、ましてや好きな人の前でそんな恥ずかしい態度など取れるはずもなかった。
 ただジッとヤられるだけのマグロ状態。ついにはツナという名まで付けられた。ツナはTuna、英語でマグロだ。

 裕一は、征服欲の強い男で、静をバカにすることで自分を優位に立たせる事が何より気分を良くする事になっていった。
 散々ダサいだの地味だの、自分が愛でなかったら誰にも相手にされないだの、散々な言われようだったが、静自身も実際そう思っていたので納得してしまっていた。

 だが、裕一は決して無理に静の風貌を変えようとはしなかった。
「この脱いだらエロい身体も、本当は綺麗な顔も皆俺だけが知ってるってのが堪んねぇんだよ」
 裕一はいつもそう言って興奮していた。だから眼鏡を外で外すととても怒った。

「なぁ、もう我慢出来ねぇからトイレ行ってヤんね?」
 そっと飛行機の座席で、裕一に耳元で囁かれる。
「だっ・・だめだよ・・二人で入ったら怪しまれるよ!」
「分かんねぇって・・」
「・・・・」
 本当は嫌だった。バレた時の事を恥ずかしくて考えてるととても怖かったが、裕一を失望させたくない感情とぶつかり合って何も言えなくなってしまった。
「はぁ。またダンマリかよ」
 深く溜息をつかれると、また泣きそうになってしまう。せっかくの初めての海外旅行で、最初から出鼻を挫くような事はしたくはなかった。
「い、いいよ・・」
 小声で震えながら言うと、ニヤリと笑った裕一が耳元に唇を寄せてきた。
「そうこなくっちゃ」
 ウトウトしていた通路側の女性に「ちょっとすみません」と声をかけて二人して席を立った。
 女性は折角気持ち良く寝ていたのに二人でこの狭いところを、と心の文句が聞こえてきそうな程嫌な顔をしていた。
 だが、裕一の微笑んだ顔を見た途端に、今までエライ美形の青年が座っていた事に今更ながら気づいた女性は、急に可愛く見せようと上目遣いで「いえっ」と猫撫で声を発して無意識に髪の毛を整える仕草をし始めたが、早々に視線を逸らした裕一が静を引っ張るようにしてトイレの方へ足早に向かって行った。
 
 途中トイレに二人で入ろうとした際に、フライトアテンダントの女性が何か話しかけようとしたが、裕一がすかさず「コイツが気分悪いんで」と愛想を振りまいた。
 パッと見、唯でさえ青白い静は首を項垂れて歩いているだけで普通に気分の悪い人に見える。

 押し込むようにして入ったトイレは、一人でさえ狭いのに二人で入ったら本当にスペースがなく、ドアを閉めるのに少し手間取ったぐらいだ。
「出発前に綺麗にしてきたか?」
「あ・・う・・ん」
 静は漸く何故裕一に出発前に直腸内を洗浄して来いと言われたのか納得した。
 裕一は最初から機内で犯す事を決め込んでいたのだ。

「・・っ!・・っ!・・ふっ・・」
 静はダボダボのズボンを膝まで下ろされて、中からしなやかな細過ぎないバランスの取れた下半身を剥きだされていた。
 狭いトイレの中で激しく後ろから裕一にペニスを突き挿されていた。あまり音を立てないように静の内部奥深くに挿し込んで掻き回す様に腰を激しく動かした。
「あぁ・・いいぜ、静ぁ・・」
「んふっ・・っ・・っ・・」
「こういう時普段から声の出ないのが役に立つよなぁ?」
 裕一はそう言って小馬鹿にしたように笑いながら中で勝手に射精した。勿論静は未だイっていないが、そんな事はお構いなしに水道で手を洗い、備え付けのペーパーで股間付近を拭いてしまった。
 だが、静もいつものように別段気持ちがいいという訳でも無かったので構わない筈だったのだが、久々に好きな男に触れられたという事が静の性器を硬くさせていた。
「おい、早くしろよ。出るぞ?」
「え・・でも」
「んだよっ」
 静が自分の勃ちっぱなしの股間を見ると、裕一はニヤッと笑った。
「そんなに良かったのか?」
 セックス自体が良かった訳ではないのだが、喜ばせたくてまた嘘をついた。
「うん・・」
「可愛いな」そう言ってキスを一つ、唇に落とされた。それだけでセックスの何倍も、泣いてしまいそうになる程嬉しく感じた。キスなんて、いつ振りだろうか。



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機内プレイですかっΣ(゚□゚

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BL観潮楼夏:「ジュイエ」第1話

BL観潮桜夏の企画 テーマ「夏―心を焦がす恋」
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 ゴーッという断続的な五月蠅い機械音がいつの間にか気にならなくなるのが不思議だ。
 どうも座席の背もたれのカーブが身体にしっくりこない。
 もぞもぞと一人で頭の位置の固定に困っているが、そんな事は誰も分からない。
 小さな丸い窓は濁っているようだが、そこからは眼下に雲海が広がって、いつもよりも近い太陽は通常の何倍も強い太陽光線を浴びせてくる。

 初めての飛行機の中で古谷静(こたに・しずか)は緊張していた。
 もしも急な事故で飛行機が落ちてしまったら、と考えるだけでゾッとする。

 飛行機が日本を飛び立って大分時間が経っていたにも関わらず、なかなか緊張が解れない。
 だが、そんな事はお構いなしに隣の座席に座る男から手が伸びてきた。
「っ・・!」
 その手はいやらしい手つきでゆっくりと静の太ももをチノパンの上から触る。
 
「ちょっ・・裕一、こんなところでっ」
「シッ・・」
 荒井裕一(あらい・ゆういち)は静の耳元で黙るように短い命令をする。
 三人席のそこは、静が窓際に座り、裕一が真ん中、そして通路側は知らない女性が座っていた。
 これ以上何か変な事をされてはその女性にバレてしまうのではないかと内心冷や冷やするが、裕一の手は止まらず静の股間を柔らかく掴んでは揉みだした。
「っ・・!」
 静は身を捩った。
その時、フライトアテンダントの女性が通りかかったので裕一の手はスッと元の位置に戻された。
「チッ、つまんねぇの。お前も少しくらい声とか出せよ、ツナ。いっつも言うけどよ」
「ご、ごめ・・ん」

 長い前髪は静の瞳を殆ど隠し、全体的に無造作に伸ばされた髪は耳まで覆ってまるでスダレのようだ。だから髪というカーテンのかかる静の表情は殆ど分からない。暗過ぎるイメージは静の服装が更に拍車をかけていた。
 スリムな体型にも関わらず、全く合わないダボダボのビール会社から景品で貰ったロゴ入りのグレーのTシャツと青いチェック柄のネルシャツ、それに大きすぎるベージュのチノパンをベルトで締め付けて履いているので、まるでモンペのようだ。
 いわゆるダサい格好で暗く女性に縁遠い雰囲気全開だ。

 青白い顔は線も細く、なよなよしている風貌で、生まれたてのガゼルと同じくらい肉食獣に狙われやすいだろう。アフリカの草原に放り出せば一瞬にして喰われてしまいそうだ。
 きっと静の方がこのダボついた服のせいで転んで喰われ、ガゼルの子は逃げ切るだろう。

 それに顔には大き過ぎる、傷だらけの濁った汚い眼鏡をかけていた。
 実はダテのその眼鏡をかけるにはそれなりの理由があった。
 元々瞳の色素が薄く、異様に薄茶色の瞳が目立って幼い頃から苛められてきた静は、それが理由でずっと瞳を隠す様にこの可笑しな眼鏡をかけている。

 対して、この一緒に飛行機に乗っている隣の男、荒井裕一は同じ大学2年で同じテニスサークルで知り合った男だ。
 裕一はいわゆるプレーボーイだった。
 元々は女遊びの激しい男だが、静に手を出してからは男にもハマっているらしい。
 いかにも女が好きそうな整ったクールな顔に今時のファッションを身に纏い、爽やかな香水を纏って相手に気さくに近づく。
 短髪で髪を綺麗な茶色に染め上げ、ワックスで念入りに整えられている。
 甘いマスクの裕一は携帯を3つ程持ち歩き、色々と使い分けては同時に何人もの女と付き合う事の出来る器用な男だった。

 ある時サークルの合宿で皆で飲んだくれている時、部屋で一人酔いを醒ましているジャージ姿の静の元へほろ酔い加減の裕一が泡盛を片手に入ってきた。大体サークルの合宿ではとにかく酔いたい人の為に適当な強い酒を用意している事が多い。
「あ、裕一くん!ごめん、ここで寝る?」
「ん・・あぁ・・お前は・・えと・・」
「あ、ぼくは古谷静だよ」
 何回かテニスや飲み会で顔を合わせていたが、影の薄い地味な静はあまり名前も覚えられていないことが多い。
「ああ・・そうか、そうだったな。古谷。お前、飲まねぇの?」
「ううん、ぼく、ちょっと飲み過ぎちゃったみたいで・・」
「何酔い冷ましてんだよ、つまんねぇ奴だなぁ。ほら、飲めって!」
 ズカズカとやってきてドカリと静の隣に図々しく座った裕一が静の細い首根っこを捕まえて無理やり泡盛を飲ませようとしてきた。
「ちょっ・・無理だって、ぼくもう飲めな・・」
 悪ふざけの好きな裕一は、必死で嫌がる静の態度に火がつく。
「いいから飲めって!お前みたいな奴が酔ったらどうなるか見てみてぇんだって!」
 その時ガチャリと大き過ぎる静の眼鏡が勢いで外れて落ちたが、酔った裕一にはそんな事はお構いなしだ。
 無理やり泡盛の入ったコップを口元に付けられ、ダラダラと口端から零れる程に注がれてつい、勢いで飲み下してしまった。
「ゲホッ・・」
「ぎゃはは!きつかったか?でも飲めたじゃん!」
「ゆ・・いちく・・ゲホッ・・ひどい・・よ」
 涙目で顔を上げた静を見た裕一はピタリと止まった。静があまりに美しい顔をしていたからだ。
 長いカーテンのように掛っていた前髪は暴れたせいで横分けになり、厳重に閉じ込められていた静の瞳はまるで琥珀を思わせるような色だった。
 その琥珀を宿す瞳自体は胡桃のように大きく美しい形をしていた。
 そこから翼でも生えているかのような長く黒い艶やかなまつ毛はアイラインでも引いたかのように瞳の形を強調している。

 裕一は時が止まったように魅入られて、そして本気で心から静を美しいと思った。
 泡盛が効いてきたのか、静の透き通るような青白い肌が徐々にお風呂上がりのようにほんのりと桜色に染まってくるのが妙に色っぽい。
 裕一はごくりと生唾を飲む。
 一つ一つをよく見ると、高く筋の通った形の良い鼻にポテッとした唇がエロい。
 決して女顔ではないが、女には無い芸術的な美しさが静にはあった。一言で言えば魅惑的だ。
「お前、すげぇ美人なんだなぁ」
「え?」
 裕一がズイッと整った甘いマスクの顔を近づけてきた。次の瞬間、ふわりと柔らかな唇を押し当てられて、静は何が起こっているのか理解出来ずに固まった。
 だが、ヌルッと得体のしれないものが口内に侵入してきた時は反射的に目を瞑って顔を逸らそうとしたが、がっちりと頭ごと押さえつけられて、敷いてあった布団の上に押し倒されてしまった。
「んっ・・ふっ・・っ!!」
 無言で抵抗し、それを押さえつける静かな布ずれする音が異様に卑猥な空気を作りだしていた。
 暴れていた静はだんだんと酒が回り、力が入らなくなってくる。
「ハァッ・・やべぇな。俺、男に勃ったの初めてだぜ」
 静の細い両手を上から体重で押さえつける裕一は既に雄だった。
 片手で静の両手首を静の頭上に纏め上げ、空いた手で上のジャージのジッパーをジーッと下ろすと白いTシャツが出てきた。
 そこにうっすらと浮き出る乳首をカリカリと爪で引っ掻いてやると、ビクッと反応して涙の浮かぶ静の妖艶な顔が強張った。
「なに、感じるの?」
「か・・感じる・・って・・なに?」
 静が震えた声で聞いてくる。
「は?感じるは、感じるだろ。気持ちいいって感じる事だろうよ。お前、初めてなのかこういうの?」
 静はコクリと力なく恥ずかしそうに頷いた。
「ふーん・・じゃあ色々教えてやるよ」
 
 それから二人の付き合いは始まった。だが、男と付き合っているという事は裕一にとってはマイナスになるらしく、内緒で付き合う事となった。



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やっと夏のお題始動致しました~(;´Д`A ```
もう皆さま素敵な作品が出揃っているのにすみません・・。
今回は雨音たちの続きものではありません♪ちょっと読み切りを思いつきましたので^^
1週間程ですがお付き合い頂けると幸いです!
その間のレギュラーはおあずけプレイですが、1週間後に再開致します!!
宜しくお願い致しますm(_ _)m


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