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小悪魔なお兄ちゃん 3最終話

 久耶が背凭れを掴みながら気持ち良さそうに腰を振るのがとてもいやらしかった。
 潤は時折窓に反射するそんな姿を盗み見る。

(兄ちゃん、あんなやらしい腰の動きをして……あんな真面目な兄ちゃんが!)

 潤はもっと犯されてるような気分を味わいたくて両手を背凭れの上に上げた。すると、久耶がその手を掴んで潤の自由を完全に奪う。
 今の久耶には、潤のして欲しい事を全て叶えてくれそうだ。
 潤の口内は気持ち良さそうに暴れる久耶の肉棒を敏感に感じた。苦しくても、どうにもならない体勢が更に潤の興奮を高める。
「出すぞッ……っ」
 呻くようにそう言った久耶は最後に何回も強く肉棒を潤の喉奥に突き入れた。ビュッ、ビュッと濃厚な液体が舌の上に掛り食道に流れていくのが分かる。
 久耶のDNAを吸収して自分の一部にするのが、潤にとって一番の官能だった。
 
 久耶が潤の口から肉棒を抜いても、未だドクドクと脈を打ちながら勃ちっぱなしだ。潤が大きく太い赤紫色に艶めくそれを物欲しげに見ていると久耶が口を開いた。
「机の上に乗れ潤」
 久耶は落ち着いた色っぽい声でそう命令しながらテレビを消す。久耶の精子舌の上で味わいながら、潤は小さな声で「はい」と素直に言って、ソファの前にある低めの焦げ茶色の木製の机の上に乗ると四つん這いになった。
 リビングには集中すればほんの少しだけ聞こえる時計の針の音と、時折機械音を出す冷蔵庫の音、そして兄弟の荒い息遣いだけが響いていた。
 
「うん……兄ちゃんによく見せてごらん」
 潤は恥ずかしくて目をギュッと瞑りながらもグッと尻を高く突き出した。
 すると一番敏感な部分に熱く太い棒のような感触が宛がわれて思わずビクリとした。
「あっ」
 だが、今か今かと待っても一向に宛がわれた肉棒はそれ以上進む気配がない。それどころか、たまに力を入れられて期待を持たせるだけで、まるで潤を焦らして楽しんでいる様だった。
「もうッ、早くっっ……早く入れて! 兄ちゃんっ」
 耐えきれなくなった潤は自分から腰を後ろへと押して久耶の肉棒を入れこもうと動いた。

「可愛い」
「え……」
 まるでドラマでしか聞いた事のないようなセリフを久耶が言った事に驚いた。だがもっと衝撃だったのが、その色っぽい声だ。そして強く肩を掴まれ、ゆっくりと肉棒が侵入してきた。
「あああっ! すっ……ご……今日……太っ……いやああんッ」
 潤は思わず四つん這いになりながら机の上でつま先を立てる。いつもよりも太く感じる久耶の肉棒の脈を直接体内に感じた。
 途端に潤の身体は久耶に痛い程掴まれて固定され、身体を自由に動かされた。
 物凄い早さと勢いで腰を打ちつけられる度に、潤の尻は肉棒が深く捻じ込めるように引き寄せられては衝撃を受けて前へと飛ばされた。

「きゃああぁぁ……だめっ…お兄ちゃああんっ……イっちゃうぅぅんっ」
 加減なしの久耶の肉棒は速度を増して潤の一番感じる場所を突いた。潤は内側から高まって来るオルガズムに、ガクガクと膝が揺れて崩れそうになる。
「まだ落ちるなッ……今出してやるから」
「も……それ以上言わな……でぇぇっ……イクからぁぁぁっ」
 久耶の身体の攻めと言葉の攻めで、潤は同時に肉体と精神にオルガズムを感じた。久耶も興奮の絶頂に届きそうで、潤の身体を仰向けにして潤の口を塞いだ。
 潤は自分の下腹部辺りから痙攣が起こり始めると、手探りで頭の上辺りにある机の足部分に掴まった。久耶はいやらしく立ち上がった潤の乳首を親指でグニャグニャと潰しながら腰を振った。

「あっ…あっ…すごい……きちゃってるよぉぉ……お兄ちゃっ…はぅぅんっ」
「出るっ……っ…っ」
 ガタガタと机が壊れそうな程に音を立てて、気持ち良さで声にならない二人の息遣いが重なる。秒単位でオルガズムを引き起こしている潤はずっと身体をビクつかせていた。
 その動きに合う様に久耶は腰を動かして中で大量に射精してやる。
 そして互いに意識朦朧としながらも何度も絡みつくようなキスをした。それは、今まで人生を共に過ごしてきた兄弟だという事を忘れそうな、新鮮でとても甘いキスだった。

 久耶は落ち着いた潤をシャワーで綺麗にしてやり、寝室へと運んだ。
 潤の天使のような寝顔を見ると、急に喉がヒリつくように乾きだして慌てて台所まで行って水を飲んだ。
 だんだんと靄がかかっていたような頭がハッキリとしてくる。
 今まで妙に何でも出来る大きな気持ちだったものが落ち着いて来ると、急に冷汗が噴き出てきた。

(俺……さっき何した?!)

 ふとリビングの方を見ると、放ったらかしにされたままの妙な液体が机の上に垂れていたり、ソファが崩れていたりと卑猥な雰囲気がまだそこにあった。
 完全に酔いの冷めた久耶は顔が一瞬で燃え尽きてしまうのではないかという程顔が熱くなり、一人で真っ赤になりながら急いでキッチンタオルで綺麗に掃除をした。

(俺は……どうかしてしまったんだろうか……。潤に凄い事をしていたのは……本当に俺か?)

 初めて酔った久耶は、運の悪い事に酒を飲まされて酔ったという事実など思いもよらなかった。真面目すぎるその性格から、ある答えが導き出された。

「う……ん……兄ちゃ」
 久耶がギシッとベッドに腰掛けると、潤が長いまつ毛を重たそうに持ち上げた。その眠そうな顔が久耶の視線と合うと、妙に恥ずかしげに布団の中に潜った。
 久耶は胸が締め付けられる程にキュンとなって自分で驚く。いつもならここで寧ろ久耶の身体によじ登ってくる潤が、潤んだ瞳で恥じらいの表情を隠そうとしている。

「潤……。実は……兄ちゃん、もしかしたら……に……二重人格なのかもしれないんだ……」
 大真面目な顔でそう言う久耶の声は、もうすっかりいつもの声だった。
 だが、その答えに潤は大きな目をパチッと開けた。そして少し小刻みに肩を震えさせながら、潤は言った。
「うん……知ってる。でもっ……どっちのお兄ちゃんも僕、好きだよっ。だから、安心して今日みたいに……また、してもいいんだよ?」

「潤……」

 感動すらして抱き締めてくる久耶の腕の中で、潤は笑いを必死に堪える肩が小刻みに震えていた。

(ごめん、兄ちゃん……もう暫くだけっ)


END



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最後には弟に小悪魔が降臨した模様(笑)
兄ちゃんの思考だとどうもそういう事になるようです(笑)
最後までお読み頂いてどうもありがとうございました♪
m(_ _)m

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小悪魔なお兄ちゃん 2話

「あ、これっ……ごめん、兄ちゃんの着たまま僕ここでっ」
 久耶は暑いのか、ワイシャツのボタンを幾つか方手で外していった。その指先の動きが艶めかしくてつい目が指を追ってしまう。
 ふと、久耶の視線が潤の剥き出しの太股辺りに行っているのに気付くと、潤は妙に恥ずかしくなってスウェットを太股まで引き延ばした。

「何で隠すんだ」
「だっ……て……下、履いてなくてっ」
「いつもはお前から見せてくるだろ」
 久耶は潤を囲むように両手を伸ばして、背凭れに手をかけて顔を近づけてきた。その時に、ふっとアルコールの香りがして潤は気付いた。
「兄ちゃん、お酒飲んだの!? お酒の匂いがする!」
「……先輩が、ジュースを頼んでくれていたから酒なんて飲んだ覚えはない」
 恐らく悪ふざけをした先輩とやらが、甘いカクテルに酒を混ぜて飲ませたのだろう。そうとも知らない久耶は自分が酔っている事に気付いていないようだった。

(ハァ……兄ちゃん……からかわれてるのに気付いてないよ、この人……)

 潤は漸く、久耶のいつもと違う様子の原因が分かって納得がいった。
 だが、そんな事とはつゆ知らずの久耶は、いつもの強硬な理性が緩んだのか、常にどこかに仕舞い込んである筈の欲がそのまま出てきていた。

「えっ、ちょっ」
 急にスウェットの中に手を入れられ、太股を触られた潤は驚いてソファの端へ四つん這いで逃げた。
 いつもなら泣いて喜ぶ事なのだが、願っていた理想の状況になると実際は案外違うリアクションを取ってしまう事に潤は自分でも驚く。

(なっ……何でこんなに恥ずかしいんだ!?)

 取り敢えず逃げた潤だったが、長めのスウェットから丸い尻が少し出ていた。その格好が異常にいやらしく見える。
 そんな事も知らず、潤は無防備に後ろ向きのままソファのクッションにしがみついていた。
 久耶は小動物のように端っこへ逃げる潤の上にのしかかった。
「えっ……兄ちゃん?!」
 久耶に限って、こんな積極的になる事は普段なら先ず有り得なかった。潤はその酒を飲ませた先輩とやらにお礼を言いたい位嬉しいのも事実だ。どれ程こういう状況を想像してきたか、潤の胸は興奮で震えていた。
 実際にこういう積極的な兄に襲われると、潤は完全にM体質になるようだ。
 潤が「やっ」と言うだけで、その意味を本当に「嫌だ」と捉える久耶は、いつも行為を止めたり大丈夫か潤に聞いてくる。だが今の久耶には、それは逆効果のようだった。どこにこんなサディスティックな部分があったのか、抵抗を強めれば強める程に温厚な切れ長の瞳がギラついて喰われてしまいそうな感覚になる。

 久耶は潤の腰を掴みグイと高く持ち上げた。
「やっ……いやあっ」
 高く突きあげられた潤の尻は久耶の間近で大きく開かれた。その薄らとピンク色の小さな蕾がとてもよく見える。
 久耶はその秘所にしゃぶりついた。
「ひっぁああんっ…うそっ……ああんっ…だめぇっ」
 久耶の舌がねっとりと菊門を解し、掻き分けて中へ入って来る。同時に尻と玉をグニャグニャと強く揉まれ、潤は堪らず腰を上下にうねらせた。
「はぁぁぁんっ」

 普段、頼んでもここまでいやらしく舌を奥まで入れ込んだりしない。潤は興奮で全身が高熱でも出したかのようにゾクゾクと鳥肌が立ちっ放しになる。
 久耶は唾液でよく濡らした秘所に指を挿れると、険しい顔つきになった。
「ああんっ」
「お前、今日一人でしてたのか? 柔らかい」
「はっ……はいっ……寂しくてっ…兄ちゃんのお部屋で…あんっ…してましたっ」
「またあんなモノを入れてたのか……」
 久耶は一気に指を三本捻じ込んできた。ヒクつく入り口は、その乱暴な指たちに歓喜してゆっくりと広がっていく。

「ああっ、ごめんなさいっ……ああんっ…いいぃぃっ」
 潤が善がると、久耶はソファの上で潤をひっくり返して唇を塞いだ。溢れてくる潤の唾液は久耶に全て吸い尽くされていく。
 久耶は指を引き抜き、ダボっとしたスウェットを押し上げると、白い胸に尖った赤い乳首を強く摘まんだ。
「はんっ」
 潤の全身は鳥肌が収まらない。摘まみ上げられた乳首はクリクリと遊ばれ、薄い笑みを浮かべて自分を見下ろす久耶の表情に更に潤の欲望はエスカレートしていく。

(もっと……もっと、もっと!! もっと酷くしてお兄ちゃんっ!!)

「痛いよぉ…そんなに引っ張っちゃっ……だめぇ」
「痛い? 違うだろう。気持ちいいって顔してる」
 久耶はクスッと笑って立ち上がった赤い乳首をペロペロと舐めた。
「……!!」

 そして潤はその少し意地悪そうな顔で笑った久耶の笑みに落ちた。
 同じ人間に一度目と同じ位の衝撃で恋をする事は稀なのだろうか。潤は確実にこの小悪魔な兄にも心を掴まれた。
 胸が痛くなる程の鼓動を感じて息が苦しい。下半身がズクンと疼いてカウパー液がトロトロと大量に流れ出た。潤の細胞全てが久耶のDNAを欲する。

「どうした?」
 潤は興奮のあまり、気付かないうちに涙を流していた。
「兄ちゃ……兄ちゃ……」
 潤は体勢を変えて、久耶の腰にしがみついた。久耶は何となく潤のしたがっている事に気付いたのか、ゆっくりとソファの前に立ち上がった。
 潤は縋るように久耶のズボンを少し下げると、中から驚く程に大きく反り立った肉棒を取り出し、それに口付けをした。チラリとそのまま上を見ると、久耶は静かに見下ろしていた。
 いつもは殆ど許してくれない行為だ。潤はいつもいつも、兄のそれを口に含み、愛撫して、時には激しく喉奥だって突かれてみたいと思っていた。
「んっ」
 歯が当たらないように唇を丸めて太い肉棒を口内に入れ込んでいく。
 舌先で鈴口のヌルつきを味わうと、少し塩気のある雄の味がした。潤が口と手を使って扱いていると、頭上で息を荒くした久耶が潤の頭を持って腰を振ってきた。

「んっ、んっ、んあっ、んぐっ、んんっ」
 潤の意思とは関係なく頭を抑えられて動かされる苦しさに潤はとても興奮した。潤は心の根底でこんな事をずっと密かに望んでいた事を露呈されたようで恥ずかしさも込み上げる。
「潤……あぁ……」
 ため息混じりの兄の声が色っぽ過ぎる。久耶が潤の口に自分のモノを入れて腰を振っているというだけで、潤は何度も射精しそうになった。
 クチュクチュと、唾液と空気が口内で掻き混ぜられる音が大きくなる。
 久耶がイきそうになって潤の口から抜いた瞬間、潤は久耶の腰にしがみついて懇願した。
「いやっ、抜かないで! お兄ちゃんの、飲みたいのっ」
 潤が可愛い涙目で刺激的な事を言うと、それが今の雄と化した久耶には効果覿面だったようだ。久耶は潤をソファに座らせる様に押し付け、潤を跨ぐようにして膝立ちのまま肉棒を再び潤の口に入れ込んだ。



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( ´艸`)ムププ

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小悪魔なお兄ちゃん 1話

「何、アンタ今日遅くなるの? 何時? 今日お母さんとお父さん三橋さんちに行くのよ」

 今日は土曜日。久耶は大学を見学するついでに、既に大学に入った先輩たちと夕食をしてくる約束があると言うのだ。
 潤は相変わらず白くモチっとした頬を赤く染めて膨れっ面をしていた。

(何だよ。兄ちゃんの奴っ。せっかくお母さんたちがいないチャンスだってのにッ)

 何故潤がいじけた顔をしているかは、久耶にも十分に理解出来ていた。だがせっかくの先輩たちの話を聞くチャンスと、大学の下見をしに行くのを断る訳にはいかない。
 既に第一志望の大学は合格した久耶と潤だったが、時間が出来ても大学の勉強の予習を怠らない日々を過ごしていた。
 潤も漸く終わった受験生活から解放されてか、風邪を引いてしまった。やっと治ったこの日に限って二人きりになれるチャンスは消えてしまった。
 長い禁欲生活で潤の身体は今まで以上に敏感になりつつあった。勉強をしていない間は気が付くと妄想に耽っており、内容もエスカレートしてきている状態が続いていた。
 
「んもうっ。何がそんなに気に食わないの、潤! 母さんたちと三橋さんちに行きたいの? いいのよ? たまには一緒に来たって」
 潤はブンブンと頭を横に振って黙ったままだ。その態度は幼稚園児そのものだ。
「もう、知らない! 後はお兄ちゃんが何とかして! お兄ちゃんの事なら言うこと聞くんだからッ。じゃあ母さんたちもう行くからね!?」
 母親は銀に近い真っ白な長い髪をたなびかせてサッサと玄関を出て行ってしまった。それを追うように、極道の親分のような和服姿の父親が玄関口で立ち止まる。
 父親がチラリとこちらに顔を向けると久耶に向かって何やら玄関の所を指した。
 久耶はその指先を見て「分かった」と一言だけ言うと、父は静かに出ていった。
 どうやら玄関の鍵を指さして“戸締まりを忘れるな”と言いたかったらしい。口数の少なすぎる二人の暗号のような会話は今に始まった事ではない。
「早く帰って来るから……」と宥める久耶に「ふんっ」と潤は反対方向を向いた。
 いじける潤の態度と顔がとても可愛いと思った久耶だったが、そんな事をこのタイミングで言える性格でもない。久耶はいつもと変わらぬ整った真面目な顔で「じゃ、行って来るから。戸締まりを忘れるなよ」とだけ伝えて続けて出ていった。
カチャっと戸の閉まる音がすると、潤の顔はぶーっと脹れっ面をしてソファに身を投げた。
「んも~っ兄ちゃんのばかあーっ」
 色々と溜まっている潤は栗色の柔らかな髪をクシャクシャにかき乱してソファーにあったクリーム色のクッションをぶんぶん振り回した。
 仕方ないのは分かっているが、自分だけ久耶を求めているようで気に食わなかった。

(昔の方が兄ちゃん、僕の事いっぱい触ってくれた)

 “触ってくれた”と言っても潤の方から久耶に向かっていくのが常だ。久耶は相変わらず照れ屋でそう言った行為に慣れないでいる。そんな純情な兄も堪らない萌えを感じる潤だった。

 ぷりぷりと怒りながらも、潤は仕方なく二階に上がって漫画を読みだした。友達と遊びにでも行く気分にはなれず、ベッドの上で足をバタつかせながらお気に入りの漫画をパラパラとめくる。
 潤はそんな事をしているうちに、再び身体の内側から気だるい感覚に襲われてきた。
 ベッドから出ると、襖だけで仕切られた久耶の部屋へと向かった。綺麗に整頓された久耶の部屋は何となく清々しい香りがする。潤のグチャグチャのベッドとは違い、きちんと皺も伸ばされた久耶のベッドが性格まで映し出している。
 潤は早速久耶のベッドに潜り込むと、中でスゥッと息を吸い込んで溜息をついた。

(兄ちゃんのシャンプーの匂いがする……)

 ベッドの中でゴソゴソと服を脱ぐと、それを床へと捨てた。素肌に柔らかな羽毛布団がまとわりついて気持ちがいい。
「兄ちゃん……ハァっ」
 久耶が触るように、潤は自分の身体にゆっくりと掌を滑らせていく。
「あ……んっ……」
 久耶の好きな乳首を爪先で軽くひっかくと、立ち上がった潤の亀頭がピクピク反応する。
 我慢出来なくなった潤は早速自分の部屋から玩具を持ち込み、時間をかけて久耶を想像して自慰に耽った。
 最近、潤の頭の中の久耶は、いつもよりも少し積極的で刺激的だ。現実の久耶はいつも緊張気味に、潤を傷つけまいと慎重に事を進める。それはとても潤を大切にしている事が伝わるから嬉しいのだが、たまにはお構いなしに酷く扱われてみたい、なんてMっ気のある潤は思ってしまう。

 結局、ダラダラとそんな事をして過ごし、夕飯を適当に済ませてテレビを見ているうちに夜の十時を過ぎた。
 急になった電話に驚いて出ると母親からだった。内容は、父親が珍しくお酒を多く飲んで手のつけられない状態になってしまったので今夜は泊まって来る、という連絡だった。
 あまり家では酒を飲まない父だから、あの父親がはっちゃけるなんて想像が出来なかった。想像すると少し可笑しい。

(せっかくお母さんたち、泊まりなのにな……でももしかしたら兄ちゃんも泊まりかもしれないしな……)

 考えていると寂しくなってくるので、潤はシャワーを済ませた。
 シャワーを出て着替えようとした時に、急に思い出したように素っ裸のまま久耶の部屋に向かった。
 潤は久耶の部屋のクローゼットから引っ張り出してきた、大きめな白いスウェットを頭から被ると、丁度ワンピースのようになった。
 全身の肌で久耶のものに包まれたくて、何となくそれ一枚だけを着て下にも何も履かなかった。そのままリビングに下りて行くと、サイダーを用意して再びテレビを見だした。

 いつの間にかウトウトしていた潤は、玄関のガチャガチャという音が聞こえて意識が少し目覚める。

(あれ……お兄ちゃんかな……お母さんかな……)

 眠気が強くて確認したいのに瞼が持ち上がらない。潤は何とか足音で誰かを判断しようとしていた。
 だが、その重い足音は誰のものでもなかった。

(え……?!)

 その瞬間リビングのドアノブが動く音がして、潤は不安と恐怖で目を開けた。

「誰っ!?」
 近づいて来るのは大好きな久耶だった。
「え……あっ、兄ちゃん……帰ったんだ? ……兄ちゃん?」
 下から覗きこむようにして見た久耶の顔は、いつもとは明らかに違う表情と雰囲気だった。いつも無表情だが硬派で真面目一本の侍のような兄だが、目の前にいるのは荒々しく危険の香りのする男のようだった。
 その雄の顔に潤はドキリとする。
「潤……それ、俺のじゃないか」
 少し乾いたような低い声はいつもの通るものではなく、少しハスキーでとても艶を含んでいた。潤は妙に緊張して目を逸らす。



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遅くなりましたが、実は以前から多くのリクエストのお声を頂いていたスピンオフですっ☆
積極的なお兄ちゃんが見たい!という事で(実は私も見たかったw)スタート致しました♪
今回の小悪魔は何とお兄ちゃん!!(笑)
短めエロメインですが、甘々でエロエロな兄弟の一コマをどうぞv

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小悪魔な弟 51最終話

 久耶の努力の甲斐もあり、無事に誤魔化せた潤たちは両親の喜ぶ土産話と沢山のお土産に盛り上がった。
 それからは案の定、なかなか二人きりになる機会もなく、たまにバイト代が入ると二人でホテルに行くくらいだった。
 だが久耶はどうもホテルの雰囲気に馴染めないようで極力行くのを避けた。
 それでも気持ちが通じた今は、潤は安心感を持って久耶と二人になれる機会を根気よく待つ事も出来るようになった。
 ある意味スリルのある日々だった。仲の良い兄弟だと見せながら、人目を盗んでは触れ合う快感を潤は楽しんでいた。
 そして何より、兄弟という強みで一緒に生活出来る事、他の何にも替えがたい絆に恋人というものがプラスされて潤はこれ以上ない幸せを感じていた。

 

 その日、潤は何となく学校帰りに中学へ寄った。
 東城に久耶と上手く行った報告をしたいと思い立ったのだ。玩具も返さなくてはいけないので、その日程の都合も知りたかったのだ。
 久々に窓の外から一階の保健室を覗きこむと、いつもいる筈の東城の姿は見えなかった。

(帰っちゃったのかなぁ)

 そう思いながら背伸びをして覗きこんでいると、後ろから声がした。

「潤くん?」

 振り向くと、そこには自分に少し似た透がいた。

「え? 何で透さんがこんな所に…」
「あぁ、兄貴に用事があってさ。もういない?」

「兄貴……? 誰が?」

「東城先生だよ。東城雅人は俺の兄貴だよ。俺は東城透だし」
 飄々(ひょうひょう)と答える透に、潤は壁に仰け反った。

「えー! 東城先生が? 透さんの!?」

 潤は驚いたが、何となく今までの成り行きや久耶の言動が変化していった過程を思い起こして少し納得出来た。

 潤は透がいつもと少し違う雰囲気になったのを感じた。自然と帰り道を一緒に歩いている時に、久耶と上手くいった旨を話すとふと自分の事のように嬉しそうな笑顔が返って来た。
「そう……良かった。俺ももう少し頑張ってみようかな」
 そう行った透の気持ちが、事情は知らない筈なのに潤の心にスッと流れ込んできた気がした。
 それはとても痛くて悲しくて愛が沢山溢れているように感じた。

「……頑張ってね」

 潤がそっとそう言うと「うん」、ともう一人の自分の兄のような顔をした。そして透はチュッと潤の頬にキスをして駅に向かって行った。
 潤はそのキスが何だか嬉しいような恥ずかしいよな気持ちになり、頬に残る感触を撫でた。

 

 家に帰り玄関の扉を開けると、珍しく早く帰宅していた久耶が階段を掃除していた。

「ただいま!……兄ちゃん、ワックス掛け?」

「……そうだ」

 久耶はあれから母に感心され、週に一度はワックスを掛ける事になってしまった。
「あはは!」
 あの時の愉快なやりとりをそっと二階の廊下で盗み見ていた潤は声を出して笑った。
 そして乱雑に靴を脱いで玄関から上がった。

「笑いごとじゃない」

 全く、というような呆れた顔で久耶はたすきを外して散らばった潤の靴をきちんと揃えて直してやる。
 下を向いた顔の久耶が上半身を上げようとする時、チュッと素早く潤が久耶の唇を奪った。
「こらッ……母さん、リビングにいるんだぞッ」
「じゃあ……部屋に行こ?」
 その天使の顔で悪魔のような甘く危険な言葉の誘いに、久耶は難しい顔をしながら乗ってしまう。
 
 これからもこの見えない張り巡らされた小悪魔の可愛い罠に引っ掛かっていくのが久耶には分かっていた。
 だがそんなちょっと悪ぶるようでひた向きな潤をとても可愛いと思った。
 潤は階段を飛ぶように軽やかにトントンと柔らかい髪を跳ねさせて登る。

 昔の潤は知らない事ばかりで色んな質問をしてきたものだ。
 今は随分と大人になったものだな、としみじみ思う久耶は小悪魔の巣に手を引かれていった。


END


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小悪魔な弟、最後までお読みくださいまして本当にありがとうございました!
本編はこれでお終いですが、番外編として家族で田舎へ行く編、という感じで幾つかその後の二人を少しずつ書きたいと思っております。
エロメインです(笑)
小悪魔は初期作品ですが書いていてとても楽しかったです。読んで下さる方にも(-m-)ぷぷっとして頂けたら本望でございます!
今は東城兄弟の番外編「アネモネ」に絞って書きます!
そして重要なお知らせ記事をUP致しますのでそちらもご覧下さいませ。

どうもありがとうございました!!

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小悪魔な弟 50話

☆18禁です

 濃厚な日々を過ごして、潤はグッタリするどころか肌艶まで良くなったように見えてきた。
 しっとりと恋に思う存分溺れ、愛する久耶に抱かれる喜びを貪るように甘えても久耶はそれを静かに受け止めていた。
 久耶自身も思い切り甘えてくる弟に、不思議なほど安らぎのようなものが芽生えているのを感じた。
 久耶が大木でどっしりと全てを包みこむように立っているのだとすれば、潤はそれに寄り添い大木に絡むツルのようだった。
 
 潤は、いくら意識を失いそうに疲れた情事の後でも、必ず最後に自分から優しいキスをしてくれる久耶に何度も心を奪われた。
 昨夜の情事の後も、縛った紐を解いてキスをしてくれた久耶に、潤は無意識に微笑みを向けていた。
 久耶もそれに無意識につられるように蕩けてしまいそうな程優しい笑顔を向けてくれた。

 だが、こんな貴重な二人きりの気持ちをぶつけ合える日々もあと数時間となった。
 両親は、帰りは夜七時過ぎになると言っていた。今既に夕方だ。
 久耶はもう身体に負担が掛るから止めろと言うのにも関わらず、潤は念入りに行為前の準備に取り掛かっていた。

(最後にもう一度するんだっ)

 この機会を逃したらいつまた抱き合えるか分からない、その焦りで潤は風呂場でせっせとお尻にクリームを塗っていた。相変わらずぷるぷると完璧なスタイルを保っている。
 ふと鏡に映る自分の身体を見ると、手首に縛られた時の赤い痕が見えて自分の手首を覗き込んだ。
 そしてうっとりと蕩けた眼差しで舌を出し、その朱色に染まった痕を舐めた。ピリリと感じるその痛みに、潤はズクンと下半身に甘い疼きを感じた。

(僕、どうしちゃったんだろう……痛いのが……気持ちいい……)

 そして濡れた身体を拭きもせずに廊下に出てリビングで掃除をする久耶の前に現れた。
「おまっ……何してるんだ、風邪引くだろう!」
 久耶は本格的に着流しにたすき掛けをして掃除をしていた。ソファに掛けていた羽織を掴むとそれを潤の元へ持って行き身体に掛けてやった。
 だが潤の身体は既に熱く、久耶の手を取って階段まで連れて行くと、徐に階段に四つん這いになった。

「来て……兄ちゃん」
 久耶は顔を赤くしてうろたえた。
「ここは階段だぞ! こんな所で出来る訳がないだろう! 大体、そういった行為はベッドの上という定説が……」
 珍しく色々と喋る久耶を背後に、潤は羽織を脱いで尻を高く突きあげる。

 久耶の眼下には、まだ濡れる艶めいた白い身体が自分を欲しがるように健気に誘っていた。
 既に解し終わりローションがたっぷりと掛った小さなアナルがヒクヒクと待ち侘びるように動いている。
「少しだけだぞ……すぐにベッドへ運ぶからな」
 そう言ってシュルリとたすきを解いた久耶が色っぽく、潤はドキッとした。
「はいっ」
 潤が可愛い返事を放つと、同時に久耶の既に大きく硬くなった肉棒が刺さってきた。

「あんんっ…!」
「声を抑えろ、潤。玄関から外に聞こえたらまずい」
 そう言ってもどんどん内部へ侵入される快感と衝撃に潤は堪えられそうになかった。
「兄ちゃん……声っ…出るっ……塞いでっ」
 そう言って顔を後ろに向ける潤のふっくらとした赤い唇が大きく開きかけた時、久耶はそれに吸いついた。

 階段というあまりに日常的な場所での卑猥な行動は、二人に妙な興奮を与えた。
 久耶は手すりに掴まり、下から突き上げるようにして腰を動かした。
「んんんっ……んあっ……いいっん…お兄ちゃ……んむっ」
 唇を塞ぎ、舌を絡め合いながら二人の下半身は激しく動く。その動きに久耶の着物がズレて肌蹴てきた。
 視界に引き締まった胸板や綺麗な鎖骨、そして色っぽい首筋が入ってくると、潤は思わず自分のペニスを扱き出した。
「んむっ……イクっ……イクよぉっ……お兄ちゃ……んああっイクぅぅうんっ」
「潤ッ……そんな締めつけた……ら……俺もッ」
「あぁぁああっ」
「ふ……んッ」
 潤の激しく動く内部の刺激に、思わず久耶も同時に中で爆ぜてしまった。潤は階段に思い切り白濁のトロリとした液体を掛けて息を荒げていたが、二人は果てた後も暫くそのまま舌を絡ませ続けた。

 その時外で車のエンジン音が聞こえて二人の舌の動きは止まった。

(まさか……)
(まさか……)

 エンジン音は玄関脇のガレージに入って来る様子に、両親が予定よりも早くに帰宅してきた事に気付いた。
 さすがにその場で正座をする事は出来ない久耶は、慌てて思わず繋がったままの潤の両足を腕に掛け、自分の首に掴まるように指示を出して廊下を駆け上がった。

「あっあっあっあっあっ」

 その震動と体勢で、潤の内部により深く突き刺さって潤は声を上げてしまう。
 久耶は潤の部屋に着くと、思い出したようにヌチュッとペニスを抜いて潤をベッドに乗せた。
「はぁあんっ」
 抜く時はまた違った気持ち良さに、潤はいつも声を上げてしまう。
 潤も急いで服を着ようとするが腕がガクガクして上手く動けなかった。それを見た久耶は瞬時に潤を布団の中に寝かせた。
 外で車のドアがバタンッと閉まる音がした。両親はもう直ぐ家の中に入って来る。

「兄ちゃんっ、僕、階段で出しちゃった!」

 その一言に、久耶は部屋を飛び出て袖に入っていた手ぬぐいを取り出した。それと同時に肌蹴た着物を瞬時に直す。
 玄関の鍵がガチャガチャと開く音がする。
 サッと鷹の目のようにその白い液体が散乱する場所を見付けると、そこへ向かって飛び付いた。


「ただいま~……何してるの久ちゃん」
 母親が玄関に入ると、久耶が階段にしがみ付くようにしているのが目に飛び込んできた。
 母親の後ろに立つ父の切れ長の瞳が細くなっていく。


「ワックスを……かけている」



<<前へ      次へ>>


久ちゃん……。ヽ(・ω・。)ヨチヨチ
そして次回、最終回です!

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小悪魔な弟 49話

☆18禁です


 身体に負担が掛るからせめて夜まで我慢をさせる事に成功した久耶だったが、潤は今夜が終われば次の日の夜には両親が帰って来てしまう為、いつ久耶を襲ってやろうかと目をギラギラさせていた。
 落ち付かない潤は家の中を探索し始めた。どうせなら昨夜と違った場所でしてみたいと考えたようだ。

 潤はヒタヒタと裸足で廊下を歩いて玄関まで来た。

(玄関……それもいいな)

 その足でリビングや廊下、階段などというトップスリーを一人で考えながらニヤニヤと怪しい笑みを浮かべて家の中をウロついていた。

(いっそお庭なんてどうだろうか!! 外!! 興奮するー! でも兄ちゃん、絶対イヤがるだろうなぁ)

 そんな恐ろしい計画を知らない久耶は部屋で一人勉強をしていた。

 その夜は結局潤の部屋でする流れになった。というのも、潤があれこれ考えているうちに色んな着せ替えを一人でして盛り上がってしまったからだった。
 昔のショートパンツを履いてみても成長してしまった潤にはきつくて入らなかった。あれこれ鏡の前で試しているうちに久耶の勉強する後ろで、ガサガサと久耶のタンスを開けて着替えをした。

「兄ちゃんっ……見て!」
 振り向いた久耶は鋭い目を大きく開けた。
 可愛い潤が久耶の着ていた高校の制服を着ていたのだ。もちろん下着など履かずに直接着ている。
 ダボダボとした感じが可愛らしかった。だが久耶は再びクルッと机に顔を戻すと勉強をする姿勢を見せた。
 久耶はどうも抱くタイミングが掴めなかった。自分から「さぁ」と行くのも違う気がするし、恥ずかしい。潤は明らかに待っている様子だが、どうも身体が素直に動かない。必死にレポートを書こうとしているが、先程から同じ字を書いては消していた。

 そんな久耶に是非とも襲って欲しいと思ったのか、潤は制服を着たまま自分の部屋へ帰って行った。
 襖を開けたままにして潤はベッドへ寝転がると、早速自分のモノを悪戯し出した。
「これ、兄ちゃんの匂いがして、兄ちゃんに触られているみたいだよぅ」
 隣から聞こえてくる潤の艶めいた声と言葉に久耶はシャーペンに芯がパキッと折れた。
 そっと振り向くと、潤がベッドの上で肌色の男性器のディルド―を咥えながら自分のペニスを弄っているのが見えて久耶はガタッと立ち上がった。
 またそんなものでと注意をしに行ったつもりが、ベッドの上で蕩けた表情の潤にドキリとした。

「兄ちゃんが……いけないんだよっ……僕を放ったらかしにするからっ」
 潤は自分のペニスから手を離すと、制服の上着を肌蹴させて中の白いワイシャツを出した。
 白のワイシャツの上からは突起した乳首の形がよく見える。それを潤は咥えていたディルド―の先で擦り付け、もう片方は爪の先でカリカリと引っ掻いた。

「あっ、あっ……兄ちゃんっ」

「な、なんだ」

「兄ちゃんの……出してっ」

「こ、ここでか?」

 頷く潤に言われるがままベッドの横に立って久耶は着物の裾を開けてボクサーパンツの中から自分のペニスを取り出した。既に少し硬さを増していた。
「僕の上に跨って、それ舐めさせて」
「おまっ……何言って……!」
「早くっ……んあっ」
 ギシッとベッドで仰向けになる潤の顔に跨るようにしてペニスを近づけると、ハーッと息を吸って潤は久耶のそれを咥えた。

「あむっ」

「うっ……」

 潤はディルド―を手放し、両手で乳首をカリカリと爪先で引っ掻きながら久耶のモノを吸い込んでいた。
「兄ちゃん、僕の手を上に縛って……」
 そんな乱暴な事は出来ないと言う久耶を追いたてた潤は、希望通りに久耶の帯びを使って手首を縛り、ベッドのパイプ部分に括り付けた。
「このまま僕の口を犯して……」
「潤……そういう言い方は良くないぞ……俺はお前を……」
「早くぅ」
 涙をうっすらと浮かべた潤は口を開けて舌を出してきた。久耶のペニスがビクンッと大きく跳ねた。
 そして久耶は潤の口にそっと挿した。
 最初は苦しくないように気の済むまで舐めさせるつもりだったものが、いつの間にか潤の口に腰を振ってしまっていた。

 フイッと潤が顔を横に向けて久耶のペニスを口から外して漸く久耶はハッと我に返った。
「ハァハァ……兄ちゃん、このまま僕のお尻も犯して」
 そう言って誘うように潤んだ目線を下から流され、口端から零れる唾液の光に久耶の脳はジンと熱く麻痺した。
 こうしてその夜は縛られたままの潤をペニスを抜く事なく三度も犯した。



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そしてこの誘いウケである。
ヤリまくり(〃∇〃)

そしてここで言うのも何なのですが…。いつもお世話になっている空想を枕にのやぴさまが8日にお誕生日を迎えられたと言う事で、初めてバナーなんてものを作り送らせて頂きました∑(; ̄□ ̄A アセアセ
伯爵
↑このようなものを送りつけました(>ω<)!クリックして下さると作品に飛びます♪
可愛い少年と伯爵の萌えや切なさが満載です!その他時代ものも!
現在義兄弟、そして義父とのハラハラドキドキの作品を更新なさっています♪
やぴさま、改めましてお誕生日おめでとうございましたー!

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小悪魔な弟 48話

☆18禁です

「気持ちいぃっ、漏れちゃうぅっ! オシッコ漏れちゃうよぉぉっ」
 あまりの訳の分からない強烈な刺激から逃れようと、潤がベッドの上を必死に這うと、久耶がグルリと潤の身体を仰向けにした。
 身体を繋げてから初めてちゃんと視線を合わせた二人は、改めて幸せが込み上げてきた。

「兄ちゃんっ……今、ぼく、兄ちゃんとっ……うぅ」
 嬉しさで涙が込み上げてきた潤が可愛くてつい久耶の下半身は膨張してしまった。
「あんッ! 急におっきく……!」
「わ、悪い……」
 そして再び久耶が腰を振り出すと、潤は久耶にしがみついた。

「だっ、ダメっ……オシッコ出ちゃうっ……強過ぎるぅぅっ…ああっ」
 アナルに意識が集中していた潤はペニスが小さく柔らかくなっていた。尿意にも似た感覚がしてから、ひたすら限界のような感覚に襲われた。

「悪い、潤……止められそうに……ないッ」
 久耶はグッと潤の両足を担ぎ上げ、自分の肩に乗せて潤の腰を上げた。そしてスポーツで鍛えた強い腰の筋肉で潤の身体が跳ねる程に腰を打ちつけてきた。
「ああああーッ! お兄ちゃあああんんーっ! 気持ちいいっ気持ちいいっ!」
 今まで自分では味わった事のない異常な快楽が襲ってきた。気持ち良くて涙が溢れてくる。
「ぐッ……!」
 潤の気持ちの良い所は久耶にとっても気持ちがいいようで、久耶も艶めかしい表情で夢中で攻めてくる。
 
 潤はコントロールが効かない内側からの快楽に身を委ねると、勃起してもいないペニスからビュッと勢いよく勝手にペニスから白濁の液体が飛び出してきた。
 その後も久耶が何度か突く度に液体はビュッ、ビュッ、と飛び出し、潤の顔や首に飛んだ。
 潤自身には射精の感覚が無かったので、急に飛び出た熱い飛沫が掛って初めて射精した事に気付いた。
 久耶も同時に潤の中で果てたようだった。初めての終止符に二人とも訳が分からないまま快楽に理性を持って行かれた。

 ゆっくりと久耶が少し治まったペニスを潤のアナルから抜くと、ヌチュリといやらしい音がした。
「あんっ」
 抜かれる瞬間に大きく出っ張った久耶のカリ首が引っ掛かり、思ってもみない気持ち良さが潤を襲って身体全体がビクッと反応した。
 興奮冷め止まぬうちに、潤は驚愕の顔をして久耶に口を開いた。
「な、何も触ってないのに……ぼくっ……」
 そう言って自分に飛んだ白い液体を触ってみる。それはどう考えても精子に見えた。

「それは“トコロテン”というものじゃないか?」
 優秀な久耶はそういう知識もきちんと把握していたようで、潤は感心したようにその説明に聞き入っていた。
「お兄ちゃん、ぼく、まだ何だかお尻がウズウズするよぉ」
 潤は甘えた顔で久耶の首にしがみついた。
「だがそんなにしたらお前の身体が……」

 我慢の出来ない潤はよたよたとバイブに手を伸ばすと、それを制するように久耶が後ろから圧し掛かってきた。
 潤は手にしたバイブを投げ出し、久耶のペニスに手を伸ばした。
 久耶のそれは、もう既にカチカチに硬くなっていた。潤はそれをグッと自分のアナルに引っ張り、入り口に当てて懸命に力の入らない手で押し入れようとした。
 久耶は潤の丸い尻を掴むと、ゆっくりと再びペニスを埋め込んでいった。
 こうして二人の情事は一晩中行われた。

 昼近くに起きると、潤は裸の久耶に絡みつくようにして寝ていた事に気付いた。
 昨夜、久耶は朝方に殆ど意識のない潤を風呂場までメモ帳を持って担ぎ、検索した後処理のやり方をメモしたものを見ながら潤の身体を綺麗にして薬まで塗ってやった。
 
 全身で感じる人肌があまりに気持ちが良くて、潤はネコのようにゴロゴロと頬を擦りつけて甘えていると、久耶の切れ長な瞳が薄く開いた。
 そっと大きな久耶の掌が潤の頭に置かれると、血の一滴まで自分の全てを捧げたくなるような幸せで、相手のものになる事の充実感が溢れてくる。

「身体、大丈夫か」
「うん。大丈夫。ちょっとヒリヒリするけど……一人で特訓してた成果だねっ」
 得意気に言う潤に「何言ってんだ」というような顔して、久耶は潤のおでこを軽く弾いた。
「いちゃい。ね、兄ちゃんは? 気持ち良かった?」
「ああ……」
「ハマりそう?」
「……」
「ねぇ、ハマりそう!?」
 久耶は恥ずかしさで手の甲を目に当てて無視をするが、しつこい潤はゆさゆさと久耶を揺さぶる。
「ぁぁ……」
「ねぇ、好きって言って」
 潤は次々に突拍子もないリクエストをしてくる。
 そんな調子で昼ごはんを食べ終わるや否や、またセックスをしようとねだる潤を宥(なだ)めるのは至難の業だった。



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え~R、続きます(笑)両親が帰宅するまでを見守って下さいませ^^;

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小悪魔な弟 47話

☆18禁です

 久耶はスッと着物の裾を掴んで足を出すと、ベッドの上に膝から乗った。ギシリとベッドが軋みスプリングが沈むが、快楽に夢中になっている潤は気付きもしない。
 久耶はその動くペニスを掴むとズルリと抜いた。人工ペニスが抜けると、その場所は綺麗な赤みが差さって膨らんでいた。その雰囲気は興奮した時の潤の唇に似ていた。

「あっ! い……やああんっ! 何、するのぉ」

「もう、見ていられないよ。もう、いい」

 その久耶の言葉に潤は目の前が真っ暗になった。こんな事をしてきっと嫌われたに違いないと思って暗い影が胸に差し掛かった。

「もう、こんな人工物で自分を慰める事はないよ」

 そう耳元で言われた瞬間、蕾に触れたシリコンとは違う熱い大きな塊に潤の身体はビクッと反応した。

「あっ……う……そ……」
「嘘じゃない。今あげるから」

 そう言って久耶はグッと自分のペニスを持って突き刺してきた。その質量は今まで味わって来たバイブよりも遥かに大きく太く、熱かった。

「あ……あっ……おっき……やっ」
「イヤか? イヤなら止める」

 スッと抜かれた力に縋るように潤は後ろを向いた。

「イヤじゃない! イヤじゃないからっ……だから僕が何を言っても、続けて……例え壊れてもっ」

 そして久耶は再びグリグリと膨れた赤いペニスを挿し込んできた。

(何だ……これはっ)

 余りに小さなその孔は久耶の予想を遥かに超える締め付けで息苦しささえ感じた。だがそれ以上の未知なる快楽が奥へ進むごとに久耶を襲う。

 久耶のそれは今までとは比べ物にならない程の大きさでバイブに慣れた潤も少し背中に油汗をかいた。
「あああんっ、一気に! お願いっ」
 その言葉に覚悟を決めた久耶が思い切り力を入れて亀頭を挿し込んだ。ビリリと鋭い痛みが走って飛び上がったが、少し経つとそれにも慣れてきた。
 そこから徐々にローションを足しながら竿部を中に埋め込んでいき、とうとう全てを飲み込んだ。

「すごい……全部入ったぞ、潤」
 弟の体内は熱く、ネットリと粘膜の纏わりつく独特の感触に、ただじっとしているだけでも意識が持っていかれそうな程気持ちが良かった。
 とうとう繋がった喜びを感じる余裕もない程に潤は必死にその大きさに驚きと興奮で乱れていた。
「ううっ……お兄ちゃんの、おっきいよお……」
 我慢出来ずに、久耶が少し前後にスライドすると、潤はビクッと電気が走ったように反応した。
「ひっぃいんッ! すごっ……すごっいっ……やああっあああっ」
「どうした!?」
 思わず聞いた久耶に、振り向いた潤の顔は蕩けた目で久耶を煽った。

「兄ちゃんのオチンチン、おっきくて……あっつくて……すごいの」

「バカッ」
 久耶はグッと潤の細い腰を掴むと、パンッと強く腰を打ちつけた。
「きゃああっん」
 その少年の発する高い叫び声は、女性が出す奇声とは違う、実にそそられる艶を含んだものだった。

 痛さから来る叫びとは違うその甘く高い声が何度も聞きたくて、久耶はパンッ、パンッと部屋に卑猥な肌を打ちつける音を響かせた。
 久耶は潤の異常に締め付ける入り口と、中でネットリと纏わりつく感触に気を失いそうになる程の快感を感じていた。
「くうッ……」
 本物の久耶のペニスに潤の興奮は限界を超えていた。
 そして今、愛する兄と一つに繋がっている、その感動で訳が分からない程に涙まで浮かんできた。

「あああっ! 兄ちゃんっ! 兄ちゃああんっ! もっとぉおおっ」
 頭を左右に振りながら可愛く自分を求める潤に、久耶は後ろから覆いかぶさるようにして乳首を弄ってやる。
「ひっ…やああんっ」
 余りに感度が良くなった潤は耐えられず尻を突きあげたまま久耶の枕にしがみついた。

「突いてっ! 乳首、抓ったまま突いてっ! お兄ちゃんっ」
 言葉と視覚で煽られる久耶は言われるがままに潤の硬く尖った両乳首を抓り引っ張りながら思い切り突いた。
 潤は後ろから久耶の熱い艶っぽい息が耳に掛っておかしくなってしまいそうだった。

 ペニスを奥に入れる度に甘く高い声を発しているように思えたが、久耶自身も下半身にズクンと一際感じる何かコリコリとしたものを潤の中に感じた。
 潤もどうやらそこを掠る度に高い声を発しているようだった。
 久耶はそこを強めに、そして小刻みに突いてやると、案の定潤は悶えるように身体をくねらせ、後ろを向いては「いいっ……いいよぉっ」と言う。

「ここか? ここがいいのか?」
 コリッ、コリッと久耶はカリ首を使ってそこに引っ掛けるようにしてやると、潤の身体がビクン、ビクン、と大きくしなった。
「やあっ、やあっ! だめっ、それ以上そこは……何か……だめぇええっ」

 “イヤ”は“イイ”という意味だったか――そんな透の言葉を思い出して久耶は潤の抵抗を無視して攻め続けた。



<<前へ      次へ>>


やっとー!!。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚
兄ちゃん、攻めます(笑)
そして番外編の東城兄弟、透と雅人のお話し第2話はお昼12時にUP予定です。
題名「アネモネ」です。 

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小悪魔な弟 46話

☆18禁です

 そして漸くお金の溜まった二人は旅行券を買った。
 二泊三日の温泉旅行券だった。
 その晩、二人は揃って夕食時に祝いの言葉と共に初めての贈り物をすると、涙を浮かべて喜ぶ母と少し表情を緩めたかと思うと、より一層険しく無口になった父の態度で予想以上に喜んで貰えた事が分かった。
 潤も久耶も自分たちの目論みを忘れてプレゼントをして本当に良かったと思って幸せな気持ちになって二人で顔を見合わせて笑った。
 潤はその久耶の笑顔をみて、やっぱり好きだな、と胸をときめかせた。

 週末を利用して両親は早速その券を持って出掛けた。
 玄関のドアが閉まる瞬間まで家の戸締りやご飯の事について喋っていた母だが、ドアが閉まると途端にシンと静かになって潤が笑い声を上げて、久耶はふっと笑みを零した。
 そして何となく緊張した二人は夜になるまであまり接触せずに過ごした。潤はずっと久耶とくっついていたかった筈なのに、初めてに備える準備に余念を残さないように色々と準備をしていた。

 だが夕飯も済まし、風呂も済まし、そろそろと言う時なのに久耶が潤の部屋に来る事はなかった。
 痺れを切らして隣の久耶の部屋へ行くと、ベッドの上で着流し姿で精神統一していた久耶が難しい顔をしていた。
「潤……やはり考えたんだが、まだ少し早いような気が……」
 その言葉にカッとなった潤は足音を鳴らして自室へ戻った。
 潤を怒らせてしまったと思った久耶は深い溜息をついたが、色々と考えたあげくやはりせめて十八歳位になるまでは我慢した方がいいのではないかと思ってベッドから降りた。
 だがすぐに何かを持って帰って来た潤を見てふとその持ち物に視線を注いだ。

 潤の手には奇抜な色をした男性器を模ったバイブやローションやローターが沢山抱えられて、既に知識を十分に蓄えていた久耶はひっくり返りそうになった。

「おまっ……それっ……なっ」

「そうだよっ……僕はこういうのを使って一人でしてたの! じゃないともう満足出来ないの! もし兄ちゃんがこれ以上我慢するって言うのなら……せめて、本当の僕を見ててっ」

 そういうとベッドの上で腰を抜かしている久耶を気にしながら潤はベッドの上に大量のオモチャをバラバラと落した。
 潤はゆっくりとベッドの上に上がり、頬を赤らめながらも寝巻のズボンを脱いで形のいい尻を見せつけるように後ろ向きに四つん這いになった。
 暖色系の部屋の明かりの中に浮かび上がった艶やかで張りのある潤の臀部は、今まで見たどんな本やネット上のものよりも色っぽく久耶を欲情させた。
 大きく自分の目の前に開かれた潤の尻の間には、綺麗な蕾が目の高さまで来て丸見えだった。
 そのギュッと閉じたり緩んだりする秘所に釘付けになる久耶の目線を見ながら、潤はゆっくりとローションをその場所にヌルヌルと塗って見せた。
 薄紫色の綺麗な華の蕾は朝露を受けたように美しく妖艶に光った。
 潤は足の間の下から手を入れてアナルにローションを塗り、そのままヌルリと玉袋とペニスにもローションを塗っていった。
「ふぅっんっ」
 甘ったるい声が漏れると久耶はハッと思い出したように息を吸い込んだ。

 そしてローションを指に塗って自分のアナルに入れ込みながらペニスを弄る潤の姿に度肝を抜かれた久耶は無言でベッドに座って傍観した。
 そのうちアナルを解し終わった潤は慣れた手つきでローターを自分のペニスに巻き付けて固定するとスイッチを押した。突然久耶の部屋に響いたヴィ―ンという激しい音と激しく反応する潤に、久耶は身を硬くした。

「あああっんっ……んっ……っふ」

 そして久耶のモノよりも少し小さいサイズの肌色の男性器を模ったバイブをゆっくりと小さな潤のアナルが飲み込んでいく様子に、久耶は食入るように見てしまっていた。
 ベッドに座る久耶の顔に向けて後ろ向きに四つん這いになっている為、目の前で全てが明白に行われていた。

「あああーっ、ああーっ、入るぅうっ、兄ちゃぁあああんっ」

 潤の叫び声に久耶は思わずベッドから立ち上がった。
 そしてその大きさに慣れた潤はクチュクチュと音を立てながらバイブを出し入れし出した。

「ああっはっ……見てっ……僕っ、いっつもこうして兄ちゃんに犯される想像してこんな事、一人でっ……ああんっ」

 潤はバイブのスイッチを入れた。ヴ―ン、ヴ―ン、というくぐもった音を立てながら久耶の目の前でその人工的な男性器は卑猥な動きで弟を犯していた。
 それに腰をうねらせて自分を見ながら夢中で慣れた手つきで自分の欲望を処理しようとする潤の姿が、余りに卑猥でそそり、そして切なく愛おしく感じた。

――いつも自分を想ってこうして疑似体験して我慢をしていたのだろうか――そう思うと、久耶の下半身がはち切れんばかりに膨れ上がった。

「あああっ! 兄ちゃんっ! 兄ちゃんんんっ! いやああっ! やあっすごいいぃっ」

 背中から緩やかに綺麗なカーブでへこむ腰と、そこからグッと反り上がった丸い尻の形がとても美しかった。
 潤は見せつけるようにバイブの振動でプルプルと小刻みに震える尻の間で人工的なペニスを食いこませ、腰を波打つようにうねらせていた。



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焦らしてスミマセン(;´Д`A ```

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小悪魔な弟 45話

☆18禁です(ゆるいですが一応)

「ちょっ……はっ……あっ」
 予想外にいい声と反応をする久耶に潤は益々興奮する。
「兄ちゃん、僕高校生になったよ? もういいでしょう? えっち、しようよ。ね?」
 久耶の乳首に舌先を使って転がしてやると、久耶は「くっ……」と顔を歪ませた。それが潤をとてもそそった。
 舌の先で久耶の濃い色の乳首が硬くシコってくるのが分かった。

 久耶はグッと潤の肩を抑えると、真剣な眼差しで見据えた。
「高校生といっても、お前が十八歳になるまでって意味で……」
 その言葉に潤はカッとなった。
「十八歳!? もうそんなの無理だよッ……おかしくなっちゃうよッ! 兄ちゃんは平気なの?! 僕は好きな人とこんな近くで毎日いて我慢なんてもう無理な程なのに……それとも兄ちゃんは僕にそこまで欲情しないの?」
 潤の切なく絞り出すような声で、薄暗い中でもその悲しげな表情が見えるようだった。久耶は潤をギュ力強く抱きしめた。

「そういう事じゃない。俺はお前を心配してるんだ。高校生にだってなったばかりだし……」
「兄ちゃん……僕、これ以上我慢したら、おかしくなっちゃう……」
 潤の中で何か挑戦的なかがり火がボッと灯った。
「僕ね、兄ちゃん。兄ちゃんに似た知り合いの人いるんだよ。このままお預けされたら、その人に甘えちゃうかもよ?」
 その言葉にまんまと乗った久耶がグルッと自分の上に乗った潤をひっくり返した。

「あうっ」
 強い力だ抑え込まれ、下半身に久耶の体重が乗る。
「お前、本気でそんな事言っているのか? 俺の代わりならその似てる奴でもいいのか」
 青い月明かりに映った久耶の横顔は少し悲しそうに見えた。
 潤は胸がギュッと掴まれたように感じて、久耶の首を引き寄せて唇を塞いだ。
「違うのっ……ごめん、嘘だから今の! 兄ちゃん以外にそんな事しないよ! ただ……そう言いたくなる程切羽詰まってるっていうか……」
 潤は一瞬瞳を閉じて、素直な気持ちを前面に押し出した。

「やっぱり、どこかで不安なんだと思う。兄ちゃん、優しいから……無理して僕に付き合ってるんじゃないかって。だから身体も繋がったら安心出来るっていうのもあるんだと思う……それと……純粋に、好きな人に抱かれたい……からっ」
 そう言った潤は、青い月明かりの中でも月よりも美しく太陽の光を反射する光を放っているように見えた。
 いつの間にこんなに大人びた顔をするようになったのだろうか。頭で見ていた潤よりも、目の前で認識した潤は、より色っぽく綺麗で久耶の心臓を予想外の速さで動かした。
 自分を欲しがるその潤んだ瞳と濡れたような唇に吸い寄せられるように、久耶は自然と潤の両手の指に自分の指を絡ませ、唇を塞いでいた。

「んんっ……あっ……んっ……兄ちゃ……んっ」
 潤に誘い出されるまま舌を外に出し、絡め合った。
 月明かりはタイミングを見計らったように雲を薙ぎ払い、真夜中に一層明るい太陽の光を反射して兄弟の舌の絡みつく様子を暗い部屋の中に映し出した。
「あっ……ハァ……これ以上したらっ……ぼく我慢がっ」
 潤はギュッと目を瞑って舌を離し、うつ伏せになって久耶を視界から外した。ベッドと自分の体重に挟まれた下半身は圧迫されて、それだけでも思わず腰が動いてしまいそうになる。
 取り敢えず必死に我慢をしていると、少し間をおいて、潤のふっくらした臀部の間に硬く尖った棒がググッと刺さってきた。

「あっ……!」
 久耶が自分の肉棒の先を潤の寝巻の上から挿しているのだ。グイグイと挿さろうとするその棒に対して、潤は自然とお尻を上げて足を広げて挿さりやすい体勢をとってしまう。
「兄ちゃんっ……何っ……んっ」
 二人の結合を邪魔をする布地が邪魔だった。だがその簡単に引き剥がせる邪魔な隔たりは、それ故に潤と久耶の興奮を煽った。
「んっ……んっ……」
 少しの間二人は無言で吐息だけを漏らしながらセックスの真似ごとをしていた。
 潤の寝巻は、アナルの部分だけ久耶の透明な液体によって濡れてしまっていた。

「ネットで……」
 久耶は顔を潤の項に埋めながら口を開いた。
「え?」
「ネットで、やはり初めては色々大変な上に、相当痛みも伴うから声も出ると書いてあった。だからするなら母さんたちのいない時がいいだろう」
 久耶があれからも地道に色々と調べていたようだった。

「それで、思ったんだが母さんたち、もうすぐ結婚記念日だろ」
「あ! そうだ!」
「その記念プレゼントに二人で旅行プレゼントをしようと思っている。そうすれば……」
「母さんたちも喜ぶし、僕たちも家で二人きり……!」
「ああ」
 その久耶の答えに、潤は叫びたい程の嬉しさが込み上げてきた。
「僕、バイトするよっ」
「ああ。俺もする」
 その夜はやはりいつものように二人で扱き合って欲望を晴らした。

 そして久耶は家庭教師のバイトを始め、潤は給料がいいからと言って以前スカウトされた所で読者モデルとしてアルバイトを始めた。



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何かこういうエロも結構好きだったり(〃∇〃)
高校編、第一発目から18禁(笑)
終盤です。

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00:00 | 小悪魔な弟 | comments (15) | trackbacks (0) | edit | page top↑

小悪魔な弟 44話

 残念な事に久耶の怪我で、大会が終わって夏休みもあとわずかとなっても久耶と潤がどこかに出掛ける事はなかった。
 久耶は時間の許す限り勉強に励み、潤は少しでも自由時間を作って久耶の側にいようと必死になって勉強した。
 そうこうしている間にも夏休みはあっという間に過ぎた。

 潤が久々に学校へ向かっていると、後ろから声を掛けられた。
 振り向くと、そこには少し大人っぽく雰囲気が変わった木村がいた。
 木村はあれから何度か佐々木と二人で会っているうちに付き合いだしたようだった。
 潤はその意外な展開に驚きと可笑しさが込み上げてきて声に出して笑った。だが、どこかで羨む自分もいて、最後の笑い声はどこか乾いたものになった。
 家に帰ってもいつ寝ているのかと思う程に必死に勉強する久耶を見ると、潤の我儘は我慢をせざるを得なくなった。

 潤はあれから東城のいる保健室へたまに遊びには行くが、特に何もしなかった。
 東城の方も誘う様な冗談は言うが、前のように積極的に手を出してくるような事はなくなった。
 潤が兄に想いが通じて上手くいっている事、今は我慢しないといけない事など伝えると、穏やかな顔をして一緒に喜んだり励ましてくれたりしてくれた。
 そしていつの間にか街の木々の色が変わってきた。

 あれから何度も我慢できなくなっては久耶に襲いかかるが、その度に久耶に牽制され一緒に扱いたり、潤が久耶のものを咥えたりしていた。
 久耶も指までは潤の蕾に入れてもそれ以上は絶対にしなかった。だが潤の我慢も受験のストレスと相まって限界に達しているのは目に見えていた。
 それでも好きな人が実の兄で、同じ家に無条件でいられる事が何よりの救いだった。

 冬が来て包帯の取れた久耶だったが、肩にあまり負担は掛けられない状態だった。それでも普通の生活に支障がきたなくなった久耶は大分楽になったようだった。
 手伝いと称して密着の出来なくなった潤は少し寂しい気もしたが、それでも良くなってくれた事に素直に嬉しく感じた。
 普通よりも性欲が強い潤は処理しきれない悶々とした気持ちは、父の経営する道場に赴いて剣道で体力を消耗させる事で発散していた。
 それは久耶も同じようで、気分転換も含めてたまに久耶も道場に顔を出すようになった。
 無口で無表情な父は顔は変わらずとも、雰囲気でどこか嬉しそうだった。

 その頃から久耶は家でも父の古着の着流しを貰って着るようになった。母はお父さんにそっくりと喜んだが、潤は興奮度が増しただけだった。
 元々侍のような久耶は、和服が違和感なく肌に合っているようだった。潤から見ても久耶は和服の方が格好良く見える。
 いつもはカチカチの真面目なイメージだが、和服を着ると柔らかく色気が漂ってくるようだった。
 スポーツ刈りだった髪も野球を辞めてから徐々に伸びて初め、潤が久耶を好きになった時と同じような髪型になってきた。
 前髪のほんの少し長めの至って普通のショートだが、小学校の年長辺りからずっとスポーツ刈りだった為に、それは潤に余りに新鮮に映って毎日ドキドキしていた。
 そんな生活に、潤は前にもまして夜な夜な悶え苦しむ事となった。

 そして受験生の時は余りに早く過ぎ去った。
 潤は私立の優秀な男子校へ受かり、久耶は誰もが最初無理だと思っていた有名私立に一発現役合格した。

***

 晴れて大学生となった久耶は、私服で通うのに慣れないようでパッとしない格好をする。それを見兼ねた潤がいつもコーディネートするのが日課になった。
 潤の方も中学の同級生のいない男子校に通い始めてまだ友達も作れず一匹狼で過ごしていた。
 そんな潤の新しい生活は、帰宅する度にドキドキするものになった。

 久耶のいう高校生になった潤はいつ久耶が夜這に来るかと期待に胸を膨らませていたのだ。
 だが、いつまで経っても襲ってくる様子のない久耶に痺れを切らして、ついに潤が動いた。

 夜、両親が寝静まったのを確認するとソッと襖を開けて久耶の部屋に忍び込んだ。久耶の部屋は既に暗く、寝ているようだった。
 堪忍袋の緒が切れた潤は構わず久耶の布団の中に潜り込んだ。
「ぐッ……何だ!?」
 突然の重みに驚いた久耶が声を上げて見ると、胸元から潤が出て来て驚いた。
「潤! 何してるんだ!?」
「もうっ……我慢できないっ」
 潤が荒い息遣いで久耶の着流しの袷(あわせ)を左右に分けて、ほんのり窓から入って来る月明かりで見える久耶の青白い妖艶な首筋に吸いついた。



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やっぱり和服は最高ですね(〃∇〃)
家で何気なく着流しなんか着られたらそれだけで惚れます。
そして自分の家に茶室欲しいです。

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小悪魔な弟 43話

「紅茶、入れたぞ」
 綺麗なティーカップで入れられた紅茶は、窓から差し込む夕日の同じ茜色だった。
 センスの良い、ガラスのテーブルに置かれた茜色の紅茶からふわふわと湯気がその香ばしい香りを運んでくる。
 今の透には、その香りがとてもセクシーな香りに思えた。
 いつも付けている雅人の香水ににていたからだ。

 ボタンが少し広く開いた白いシャツの中から見える雅人の鎖骨を見て、透はゴクリと唾を飲み込んだ。
 普段雅人の方が背が高く、あまり上から見下ろす事はない。
 なんだか妙に雅人が無防備に感じた。
 上から見る雅人の首筋に、少し長めの黒いサラリとした髪が掛っているのが色っぽい。思わずそこに噛みついてやりたくなる。
 透は冷や汗とは違う身体からのじっとりとした汗で、掌も湿って来るのが分かった。

 今まで散々動いて汗をかいていたはずだ。今その首筋や鎖骨を舐めたらきっとしょっぱいんじゃないか、などと考えながら透は動いた。
 ネコのように足音を立てずソファに座っている雅人に近づき、透は無言で雅人の膝の上に向かい合うように座った。

 透は雅人の顔の前でゆっくりと着ていたTシャツを脱ぐと白く滑らかな肌を雅人の前に晒した。
 雅人のネットリとした視線が透の身体を這っていく。それだけでも気持ちが良かった。
 無言のまま透が雅人のシャツのボタンを外して、鎖骨をペロリと舐めてみた。やはりしょっぱい味がした。
 透は鎖骨に強く吸いつくと、「はぁぁ」と色っぽい雅人の吐息が漏れて透を興奮させた。

「兄ちゃん、俺、振られちゃった……だから慰めてよ」
 雅人はペロペロと鎖骨を舐める透の顎を持って上に上げる。
「抱いて欲しいって事か?」
 雅人は欲望の色を滾らせた鋭い視線を向けてくる。だがその表情は明らかに拒絶していた。

「そう。久耶に振られたから、久耶に似ている兄ちゃんに抱かれたいんだよ」
 そう言って透は無理矢理自分の舌を雅人の舌に絡みつかせた。
 確かに振られて悲しいのも事実だった。だが振られて感じた想いは“残念”という感情が主立っていた。
 今透を悲しみに追いやっているのは紛れもなく雅人の先程までしていた行為だった。
 
 随分と乱暴に雅人の舌や唇を貪るが、それでも雅人はしたいようにさせていた。いっそ怒ってくれた方がましなのにと思っていると、急に涙が湧いてきた。
 ヤキモチなど妬いてはくれない事くらい分かっていた。それでもそういう言い方でしか気が引けない自分が惨めで子供で、必死だった。

「兄ちゃんがっ……いけないんだからねっ……んんっ」
 だんだんと硬く閉じていた透の感情の蓋がずれてきた。
「透。俺はお前とセックスはしないと言っただろう?」
 その言葉にグシャリと透の顔が崩れる。
 それは既に昔言われた言葉だった。
 雅人と触れ合っていた時に冗談交じりで告白した時に、ハッキリと言われたその言葉は、今でも透の心を締め付けていた。

「うるさいッ……抱けよッ……犯せよッ」
 透は涙を流しながら雅人の襟を掴んだ。
「お前、タチだから……ここ、まだバージンなんだろう? だったら大切に……」
「兄ちゃんの事がずっと、ずっと好きだったから! してくれたら……多分諦められるから……だからお願い……もう、俺を解放して……」

 雅人がずっと特定の恋人を作らずに遊び相手だけと関係を持ってきた事は今まで見てきた。
 ただ一人の人を除いて。
 寧ろ、その人を失った時から、そういう付き合いしかしなくなった。

「好きっ……今だけでいい。あの人の代わりでもいいからっ……抱いてっ」

 雅人は眉間にシワを寄せると、いつもの飄々と余裕のある表情を消して、少し怒るように乱暴に透を持ち上げ、床に押し倒した。

「アッ!」
「あいつの話は、するな。そんなに犯して欲しいなら、してやるよ……後悔、しないな?」

 透は寂しい気持ちと切なさで涙が止まらない。それでもコクッと頷いて雅人の首にしがみついた。



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今回は東城兄弟の回でした~(´∀`*)ウフフ
彼らのお話しはちょっぴりアダルトですね。
こちらの話を交えた東城兄弟の話は、番外編でUPして参ります。
東城兄弟のお話しは実は最初の方だけ書きかけのまま放置してあるんです;
なので出来次第随時UP致します。なるべく本編とシンクロするようにしたいですが(汗)
次回からは潤の中学生活も終盤になって参ります!

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小悪魔な弟 42話

「お前、俺が居ない時ネットで色々怪しいサイト見てただろう」
 潤がふと久耶の顔を見ると、「履歴に残っていた」と無表情で答えが返って来た。
 だが予想に反して潤は何とも大人びた笑みを浮かべた。

「へぇ。お兄ちゃんもそこ、見たんだぁ。で? どうだった?」
 潤はわざと履歴を消さなかった。潤は、寧ろ早くそれに気付いて欲しかった。そして自分の履歴の跡を追って久耶に見て欲しいサイトばかりをチョイスするという工作をしていたのだ。
 そうとは知らない久耶は、気まずい顔をして目を逸らして、“しまった”というように口をへの字に閉じた。
「いや、それよりもだ。俺はその、調べたんだ。この間お前が俺にした事はその……“ふぇらちお”というものだそうじゃないか」
 久耶は覚えたての単語を初めて使って見るが、慣れない為に発音が何かおかしい。
「うん。フェラだよ。それがどうしたの?」
「例えお前がネットでそういった知識を身に付けたとしてもだ。実践でそう上手くはいかないようじゃないか。なのにっ」
「すごかった?」
 潤がニヤリと妖しい笑みを浮かべながら久耶に覆いかぶさって迫った。

「お前、そういう事、他でもした事あるのか」
 久耶の顔が真剣な兄の顔になった。
「あるって言ったら? お兄ちゃん妬く?」

「あるのか?」

 久耶のどっちかの答えを求める強い口調に観念した潤は俯いた。
「ある……」
 潤は様子を窺うようにそっと答えた。
 久耶はまさかという顔で少し唇が開いたが、ガバッと腹筋を使って軽々と上に乗る潤ごと上半身を起こした。
「相手はクラスの奴か?」
「え……まぁ。クラスの人だけど……最初は先生だったから……」

「なっ……!」

 久耶はカーッと顔が熱くなるのが分かった。次の瞬間、潤の細い肩を方手で痛い程掴んでいた。
「痛ッ」
「無理矢理されたのか?! 担任って中学のか? 有り得ないだろう! 教師だぞ!?」
 まさか久耶がこんなに怒るとは思わなかった潤は急に怖くなった。もしかしたらこの事で嫌われてしまうかもしれない、そう思うと怖かったのだ。
「違っ……ご、ごめんなさい。僕、佐々木先生を自分から煽っちゃって……それでっ」
 潤は涙目になって謝るが、久耶の顔は更に怒りが増していった。

「お前……佐々木って、小学校の時の担任じゃないか……。犯罪だぞ!」
「違うの、お兄ちゃん! 僕がいけないの! もうしないからっ! 大丈夫だから!」
 潤は安易にヤキモチを妬かせようと口を滑らせた自分の愚かさと、本気で怒ってくれた久耶に嬉しさも感じた。
 だが、それよりも反省の気持ちで一杯になり必死に久耶に抱き付いて謝った。

「お前が本当に今平気なら、いい。でも、もうするな。いいな?」
 潤が顔を上げると、久耶はいつもの穏やかな整った無表情になっていた。
「はいっ。もうお兄ちゃんとしかしませんっ」
 安心した潤は大きなまつ毛を一度羽ばたかせると涙が押し出されて零れた。それを拭うように潤は久耶のTシャツに顔を押しつけた。
「そういう事では……」
 久耶は少し複雑な表情をしたが、安心したように右手で潤の頭を撫でた。
 やはり他の人とそういう事をする潤を想像するといい気持ちはしなかった。それがヤキモチなのかはまだ久耶にはいまいち分からなかった。

 ***

 透は雅人のマンションまで来ると合鍵をポケットから出した。
 夕日で焦げ茶色のドアが少しオレンジがかった分厚いドアノブに鍵を挿すと、同時にカチャリとドアが開いた。 中から雅人が出てきたのかと自然と笑みが零れた。だが急に中から出てきた若くて可愛い男が頬を赤らめた顔を見て、透の笑みはスッと消えた。
 中から出てきた男は大学生くらいに見えた。帰るところなのか、玄関で見送っているらしい雅人に挨拶をして振り返ると、ドアの前に立っていた透にビックリしていた。
 雅人に弟だと紹介され、愛想笑いをする男を無視して、透は乱暴にドアを閉めて中に入った。

「何を怒っている」
「また連れこんでたの」
「お前はヤキモチ妬きだな」
 雅人は大人っぽい笑みを口元に作ってリビングの方へ歩いて行った。
 その後に着いて行くように、睨みつけながら洗面所へ行くついでに雅人の部屋を覗くと、ベッドのシーツがぐちゃぐちゃにシワになっていて布団も激しく折れて半分床へ落ちていた。
 何より、部屋に籠る汗の混じる生々しい匂いでさっきまで情事があった事を物語っていた。
 透はグッと胸に走る鈍痛に、歯を食いしばって耐えた。



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小悪魔な弟 41話

 細かい事は気にしない父のお陰で兄弟の奇妙な格好の事は特に何も言われずに済んだ。
 珍しく二人で話をすると言って部屋に来た父と久耶を横目に、潤は大人しく自室へと戻った。
 それでも気になる潤はそっと襖の横に座って聞き耳を立てていると、どうやらこの先の進路についての相談のようだった。

「お前、この先どうするつもりなんだ」
「スポーツは、諦める。勉強するつもりだよ」
「そうか……」
 簡単な会話が聞こえてくる。久耶は今から大学を変えて、それに向かって勉強する決意をしたようだった。
 元々出来の良い久耶は、きっと今から勉強を始めたとしてもそこそこ良い大学へ行けるだろうと父も潤も思った。
 父が部屋を出て行った気配を察して、潤は襖をスッと開けてパタパタと四つん這いで這いながら久耶の座るベッドまで近づいた。
 その様子が余りに可愛かったのか、久耶は思わずふっと笑って自分を見上げる潤の頭を撫でた。
 潤の頬が赤く染まり、恥ずかしげに久耶の足の間に入って膝で立った。
「んっ」
 潤がふっくらとした唇を突き出してキスをねだると、久耶は恥ずかしそうに間を置いてチュッと軽く唇を付けた。
「兄ちゃん、大学どこに行くの?」
「ん? うーん。まだ自分がどれだけ勉強できて結果が出せるか目安がついてないから何とも言えないけど」
「じゃあこれから、二人とも受験になるんだね」
「あぁ。お互い大事な時期だからな。忙しくなる」
 潤は久耶の胸に飛び込んだ。急に寂しくなってギュッと久耶の厚い胸板にしがみ付いた。
「じゃあ、ゆっくり遊びに行ったりこうしてずっとくっついたりはお預けって事?」
「そう……いう事になるな」
 潤はふと顔を上げて必死な表情を見せた。

「じゃあ! じゃあさ! 寂しくなるからさっ……その前に……さ……」
「ん?」
 潤は何だか恥ずかしさが込み上げて頬が熱くなるのが分かった。
「え、エッチしようよ! したい!」
 潤は久耶の胸に顔を埋めて隠した。
「潤。お前はまだ身体が出来あがっていない。もう少し大人になるまでそれはお預けだ」
 意外な久耶の言葉に潤は泣きそうな顔を上げた。
「どうして!? やっぱりイヤなの? 僕と……男とそういう事するのが!」
「違う。お前の身体を壊すのがイヤなんだよ。俺だって初めてだし、きっとそういう事をすれば……夢中になってしまうだろうし……」
 久耶が恥ずかしそうに顔を逸らす。潤はその久耶の言葉に顔が真っ赤に染まり、嬉しさと興奮で言葉が詰まった。
「今はお互い大事な時期だから我慢が必要だ、潤。そしてお前がせめて高校生になるまでは我慢しよう。な?」
 久耶が潤の為を思って言ってくれている事が痛い程分かった。潤はコクンと素直に頷くが、気の強い瞳で久耶に迫った。
「分かった。じゃあ代わりに好きって言って! そしたら我慢できる!」
 久耶は「っ……」と言葉にならない、困ったような表情をしたが、俯きながら小声で何か言った。

「ス……スキダヨ」

「聞こえない。ちゃんと僕の事見て言って」
 座った目で言う潤に、久耶は観念して深呼吸をした。少し間を置いて意を決する。

「好きだ」

 真っ直ぐに目を見て初めて言われたその言葉は余りに予想以上の威力を持っていた。
 潤の身体は一瞬で沸騰して膝に力が入らなくなって久耶の足の間でペタリと座り込んでしまった。
 潤はこんな状態で中学を卒業するまで我慢する事など出来るか大きな不安を感じた。


 まだ傷も癒えてないのに早速久耶は勉強を始めた。左利きの久耶は慣れない右手で懸命に何か書いているが、上手くいかないようでとにかく教科書を一から頭に叩き込み始めた。
 夜寝る前に挨拶のキスをしようと、潤はパジャマ姿で久耶の部屋に入ると、久耶はまだ机に向かっていた。
 ゆっくりと近づいてギュッと久耶を後ろから抱き締めると、ふと久耶は顔を上げた。
「もう、こんな時間か。寝ないとな」
「うん。だからおやすみのキスしに来たよ」
 潤は内緒話をするように久耶の耳元に息を入れながら話した。

「よ、よせっ」
久耶は少し焦るように恥ずかしがって急いで机から片足で立ち上がった。
「あーん、待って兄ちゃんっ」
 ベッドの方へ逃げる久耶を追って潤が久耶に飛びついて、片足でバランスを崩した久耶は簡単に潤に押し倒された。
 だが久耶は満足気に自分の唇にチュッチュッとキスをしだす潤を引き剥がすと、少し眉間に眉を寄せて口を開いた。

「ところで潤、お前何でそんなに慣れてる?」
「へ?」
 急にされた質問に潤はドキリとした。射抜くような視線で潤の少し垂れ気味の瞳を見る久耶から逃れようと顔を逸らした。
 だがグッと肩を掴まれて逃げられない。



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小悪魔な弟 40話

 潤は久耶に想いが通じたその日、足が地面に着いていないんじゃないかと思う程ふわふわとした足取りで家に帰った。
 本当は久耶ともっと一緒にいたかったが、久耶の怪我の具合もあるので我慢して帰ったのだ。
 夕飯を食べている時もどこか呆けたようなうっとりとした表情で、心ここにあらずという感じだった。
 何をしていても潤の脳内では、「好き」の言葉の代わりにグッと力強くされた口付けの場面が繰り返えされていた。
 脳内で再生される久耶のキリリと整った顔がゆっくりと近づく。切れ長で漆黒の瞳。高く通った鼻筋に男っぽい少し乾いた形の良い唇。そしてふっとかかる熱い吐息。
 思い出す度に胸がときめき、切なさからくる軽い胸の痛みを感じた。この心地よい痛みなら何度でも味わいたい癖になりそうな痛みだった。
 携帯に掛って来る佐々木や木村からの着信も適当に、今潤の中では久耶一色だった。

(早くお兄ちゃん帰って来ないかなぁ)

 夜は久耶のベッドに入ると全身が久耶に包まれているような気になる。
そして目を瞑ると、昼間味わった久耶の白濁のトロリとした濃い液体の味や、あの大きな動く肉棒を鮮明に思い出しては堪らなく下半身が疼いた。

「あああっ! 兄ちゃんっ兄ちゃんっ」

 潤は昼間我慢していた分を吐き出すように久耶の枕を抱きしめながら自分のペニスを扱いた。
 今度久耶が帰って来たら、ついにバックバージンを捧げる事が出来るかもしれない。そう思うと、いてもたってもいられずつい、バイブを持ちだして想像をしながら自慰に耽った。

***

 次の日潤の持ってきた雑誌を病院の白いベッドの上で見ていると、再び病院のドアが開いて入って来たのは少し潤に似た透だった。
 透が優しい笑顔で新しい花を持って隣へ座った。
「ありがとう、花」
「うん……昨日、あれから大丈夫だった?」
 透が花を差し替えながら聞く。
「何が?」
「潤くん。聞いてたんでしょ? 俺たちの話。喧嘩にならなかった?」
 透の声は、潤をもう少ししっとりとした感じの丸みのある声だ。

「あぁ、それなんだけど。悪い。お前の気持ちには答えてやれない」
 久耶の言葉に透は動きを一瞬止めてから再びベッドの横の椅子に腰を掛けた。
「やっぱり?」
「うん」
「潤くんの方がいい?」
 透が少し目を細めて透を見つめる。
「あいつを悲しませたくない」
「ちゃんと恋人として見てあげられるの?」
 透の質問に久耶は真っ直ぐ視線を返した。
「そうするつもりだ。潤にも、気持ちを受け止めるって言った」
 迷いのない覚悟した答えに、何を言っても揺るがない事が分かった透はふっと柔らかな笑みを零した。
「そう……か。残念。振られちゃった。せっかくまた本気になれそうな人、見付けたのにな。その顔には運がないのかな」
 透は少し泣き笑いにも似た笑みを作る。久耶には透の言っている意味がよく分からなかったが、今は素直に自分の気持ちを伝える事でしか透と向き合えない気がした。

「ごめん……でも今まで潤の為に色々してきたが、あいつはどんどん笑わなくなって、暗くなっていったんだ」
 透は少し自分の髪をかき上げると立ち上がった。
「ちゃんと恋人として好きになってあげなよね? あと、男同士の恋愛、ちゃんと勉強しなよ? 分からなかったらいつでも身体で教えてあげるからっ」
 そう言って透は色っぽい笑みを浮かべた。
「ありがとう」
 久耶は、ドアの方へ向かって出て行く透にそっとお礼を言うと、透は軽く手を上げて出て行った。

 暫くすると、車で迎えに行った母と一緒に久耶が帰宅してきた。
「お兄ちゃんっ、お帰り!」
 潤が松葉杖でカタカタと左肩と右足に包帯を巻いて歩く痛々しい姿の久耶に駆け寄ると、少し口元に笑みを浮かべて「ただいま」と挨拶が返って来た。
 その笑みと低い声にドキリとする。
 少し痩せた弱った雰囲気の久耶がまた違って格好良く見えてしまい見惚れていると、階段で登るのに苦労する姿が見えた。
「あ! 僕が手伝うから!」
 そう言って肩を貸して階段を上るのを手伝うと、わざとではないが久耶に耳元で「ありがとう」と言われて潤は不謹慎にも背中がゾワリと感じてしまった。
 時間を掛けて部屋に辿り着くと、大きく息を吐いて久耶が自分のベッドに倒れ込んだ。

「疲れた」
 寝転がる久耶に寄り添うように潤も隣に寝転がると、ギュッと久耶にしがみついて甘えた。
「会いたかった、お兄ちゃん」
 チュ、チュ、と久耶の頬にキスをしても今までのように久耶は焦ったり抵抗したりしなかった。
 潤は噛み締めるように久耶に抱き付いてゴロゴロとネコのように甘えていると、急にトントンとノックする音が聞こえた。
「俺だ」
 父親の低い声がしてビクッと慌てた二人は顔を見合わせた。

「父さんだッ」
「潤ッ、正座しろッ」
 例の如く慌てた久耶がまた正座を潤に指示し、焦った潤も言う事を聞いてベッドの上でピョンと正座をした。
 久耶は何を考えたのか、何故か包帯を巻いてある足を天井に向かって九十度に上げた。

 ガチャリと入って来た父は一瞬足を踏み入れていいものか迷う様に止まった。
「何をしているんだ……お前たちは」
 息子の部屋に入ると、ベッドの上で包帯に巻かれた足を上げた兄と、それを同じベッドの上で正座で見つめる弟の奇妙な姿があった。



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