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3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」20最終話

☆18禁です

 悠馬は上手くペニスを挿したまま美海の足を持って仰向けにひっくり返すと、美海の目尻から涙が零れた。
 あんなに気の強かった美海が痛みに耐え、果てには少し快楽の片りんを感じ出したその顔が悠馬の射精感を引き出す。
 悠馬は美海の両足を持つと大きく広げてペニスを打ち込んだ。
「あんっ…あんっ…あんっ…やっ」
 衝撃を逃がすように恥ずかしげもなく美海はいやらしい声を部屋に響かせた。
 悠馬は美海の足を自分の腰に巻き付かせて固定させる。そのまま悠馬は美海に身体を密着させて上から唇を重ねた。

「んっ…美海っ…んっ…可愛いよっ」
 悠馬は美海に舌を絡めて唾液を送り込む。
 悠馬はそのまま両腕を美海の肩の下に滑りこませ、下から美海の肩を抱え込むように掴んで更にペニスを奥へ入れ込むようにピストンをする。
「ああああっ……ああああっ…悠馬のっ…長…過ぎるよぉ…ああッ奥に、奥にぃぃッ」
「もっと突いて欲しい?」
「違っ…んんっ……んあっ」
 悠馬は質問をしておきながら唇を塞いで意地悪を仕掛ける。美海が喋ろうとすると舌を巻き取られてピチャピチャとした音しか立てられない。

 美海のそそり立ったペニスは自分の腹筋と悠馬の腹筋の間で擦られる。
 興奮した美海が悠馬の首に腕を巻き付けて激しく舌を動かして来ると、悠馬の玉袋がギュッと上に上がって硬くなった。
「やああっ…おっきいっ……悠馬のっ…んあっ……ああんっ」
「ヤバい…ハァハァ…イきそうだよ、美海っ」
 悠馬はパンッパンッパンッと一層多きな音を立てて美海の尻に腰を打ちつけると、その反動でベッドの上では美海の下半身が上下に跳ね上がった。
「あああんっ、俺もっ、俺も出ちゃいそうーっ…あああーっ悠馬ぁぁ」
 悠馬は叫んで美海の口内にヌルリと舌を挿し込み、美海の赤い舌を外に引きずり出す。
 戸惑う美海を上から支配者の目を向けて、美海の無力な舌に噛みついた。

「ああっ、ああんっ、やっ、やらぁっ……らめっ…イっちゃうっ…れちゃうっ」
 美海は甘噛みされた舌のせいでられつが回らない。美海は自分でも知らない舌の激しい性感帯を攻められて、アナルが激しく伸縮するのが分かった。
「出すよ…美海ッ…ハァハァ…中に出してやるからなッ…んんっ…ああっ」
「ゆーまっ……奥にっ…奥にっ」
 美海は舌を蹂躙されながら恍惚の表情の悠馬を下から見る。
 悠馬にグッと強く舌の奥を噛まれると、美海はビクンッとペニスが跳ねて精子を飛ばしてしまった。
「やあああッ…ああんっ…あっあっ…まだっ…出るっ…やあ…あ」
 何度も白濁の液体を自分の胸元まで飛ばす。
 悠馬は激しく美海にしがみ付くようにして腰を狂ったように動かし出した。
「ああああッ! 気持ちいいぃッ…イクイクっ…イクぅぅううッ…美海ぃいいッ」
 悠馬も同時に美海の体内の最奥めがけて射精した。美海は悠馬のペニスが自分の中で上下に動く感触を味わう。
 そして二人は汗だくのまましばらくゆっくりと舌を絡め合った。

 その後の後処理は大変だったが、悠馬が丁寧に綺麗にした。やはり美海のアナルは傷ついてしまったが、それ以上に美海は満たされた想いで痛みも和らぐようだった。
 そしてグッタリと二人は抱き合ったまま深い眠りに落ちた。


 その日から何となく美海は学校へ行く時も悠馬と一緒に行動した。少し恥ずかしい感じもしたが黙っていても自然と一緒に空気を共有できるようになった。
 だがまだ慣れない為、美海はどうしても学校では悠馬を少し意識して避けてしまう。
 悠馬はそれの事に関して不満を言ったりもしなかった。ただ、昼食や同じ授業の時にそっと口を聞くだけだった。
 案の定、初めて身体を繋げた時両隣の部屋には声が漏れていたようで何があったかはバレてしまっていた。
 だが、ゲイの多いこの寮では皆寛大に二人が付き合いだした事に関して祝いの言葉を言って来ただけだった。

 相変わらず紙パックのミルクティ―を飲んでいると悠馬が隣に座って来た。
「大丈夫か? その、痛くないか?」
 美海は少し周りに視線を動かして人がいないのを確認する。
「うん。ちょっと痛いけど……もう大丈夫」
「そっか……」
 やはり外や学校だと上手く話せなかった。だが熱っぽい視線を絡め合えば身体は自然と熱くなっていく。
 美海は悠馬と相部屋で本当に良かったと感じた。
 都合の良い事に、否が応でも自然と夜には二人きりになれる。それまで我慢すればいいだけの話だった。
 悠馬がそっと美海の手に自分の手を重ねてきた。美海がふと悠馬の顔を見ると、優しく笑いかけてきた。

「早く部屋に、帰りたいな」
 悠馬のその言葉にドキリとした。美海も同じ気持ちになっていたからだ。
「うん……」
 美海は自分の足りない部分を補うこの相部屋のメリットを痛切に感じていた。
 そして部屋に戻ったら思い切り甘えてみようかと考えながら、美海は顔を赤らめてサッと悠馬の手を離した。
「ここじゃ、恥ずかしから……」
 悠馬はそんな美海を見てクスリと笑って耳元で囁いた。

「じゃあ、後で部屋でな」
 その囁きを美海の鼓膜に残して悠馬は口角を上げて別の教室へ向かって行った。

END


<<前へ


長いお話しになってしまいましたが、最後までお付き合い下さいまして
ありがとうございました!!
最後は相部屋のメリットを感じてのエンディングになりました。
色々とありましたが、二人が愛し合えて、そしてこれからも存分に愛しあえる仲に
なれて良かったです♪
そしてルームシェアという素敵なアイディアを下さいましたMeeさま、
本当に楽しく書かせて頂きありがとうございました!!
そして二人を励まし、応援して下さいました皆さまにも感謝致します。
ありがとうございました!!!


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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (19) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」19話

☆18禁です

 悠馬はローションを塗った熱過ぎる太くて丸い亀頭を美海の小さく締まったアナルに押し付けた。
「あつっ……ん」
「ばかっ……それ以上俺を興奮させるなよ」
 悠馬は亀頭を押しつけながらそう言って後ろからヌルリと舌先を美海の耳の中に入れ込んだ。
「やあっんっ」
 耳が感じた美海は声を出した瞬間アナルが緩んだ。悠馬はすかさずその瞬間を逃さず一気に亀頭を押し進める。
「ああッあああーッ…あッ、あッ、ダメッ、無理ッ……ゆうまぁあっ」
 美海はあまりに大きい悠馬の質量に腰が引ける。
「ごめん、美海っ……も、俺…我慢がっ……ごめんっ」
 悠馬は理性を取り戻して何とか自分を抑えようとするが、身体が言う事を聞かない。
 しっかりと美海の引き締まった腰を抱えて少しずつ力を入れてペニスを挿していく。

「入らないっ、入らないよぉっ」
 隣の部屋にも学生が帰って来たようで、楽しそうな笑い声が少し聞こえてきた。美海の声もこれ以上大きく出せば両隣に聞こえてしまう。
 だが、そんな事に気を回していられなかった。美海は手を後ろに回してアナルに刺さりそうになる熱い肉棒に触れる。
 ローションで滑る悠馬のペニスをたどたどしく指先で抜き取ろうとするが、美海の細い指先は無意味にツルツルと悠馬のペニスを擦るだけだった。
「やっ……やあ……んっ」
 そしてそんなか弱さがさらに悠馬のペニスを赤く染め上げ、膨張させる。

 悠馬はガシッと美海の手首を掴むと、後ろに引いて逆にペニスを強く押し込んだ。グーッと物凄い力で押されてズンッと重苦しいものがアナルをこじ開けるのが分かった。
「イッ……たッ……うあぁ……あぅっ」
「ごめんな、美海……痛いだろう。ごめん」
 美海はこの痛みを悠馬も味わったのだと考えると、今度は悠馬に気持ち良くなって貰いたいという想いが込み上げてきた。
「ハァハァ……いいよ。きっと最初だけだからっ……だから…あっん…沢山気持ち良くなってよ」
 美海が後ろを向いて少し笑う。
 悠馬は美海に触れる度に、そして言葉を交わす度にどんどん好きになっていく気がした。
 この調子だと身体を繋げ終わった後、美海と身体を離す事が出来るのかさえ不安になる。
 だが、止まらない身体の欲は悠馬の腰を押し進めた。グーッとゆっくりゆっくり悠馬の亀頭が入り、美海のアナルの皮がピンピンに伸びきる。
 美海の括約筋がギュウギュウと千切れる程の強さで悠馬のカリ首を締め上げて苦しいが、堪らない快感が押し寄せて今にもめちゃくちゃに突いてしまいそうになる。

「ハァハァ……すっげぇ……ハァ……すっげ、美海っ」
「んっ…くっ……ハァハァ…うっ」
 余りの衝撃と痛みに声も出ない美海は身体から汗が出てくる。蛍光灯の光が美海の背中と丸い尻たぶに反射して光った。
 悠馬の巨大で丸みの帯びた亀頭が過ぎると少し楽に中に入っていく。
「あぁ……あっ…まだ、入ってく……ああぅ」
 美海の感覚では物凄い長さのものが体内にいつまでも侵入してくるような感じなのだろう。
「もうすぐ全部入るよ。ほらっ……くっ」
「ああっ……もうっ…もうっ」
 美海は堪らず頭を横に振る。サラサラと細い髪が揺れるのが色っぽかった。
 悠馬は暫くすっぽりとペニスを入れ込んだまま美海が慣れるまで動かずにいた。その間も悠馬は後ろから手を伸ばして美海の乳首やペニスを刺激していた。

 美海は自分が悠馬にしたやり方を思い出して、今どれだけ相手を思いやった方法でしてくれているのかが身に沁みて分かった。
「動いていいよ、悠馬」
 美海は自分の中で我慢の出来ないで暴れてる悠馬のペニスの脈を感じていた。
「いいの?」
 美海は意を決してコクンと頷いて枕にしがみ付いた。
 悠馬はゆっくりと腰を前後に振り出すと、美海のアナルの入り口に強烈な痛みが走った。それでも美海は枕に顔を押しつけて声を押し殺す。
 気が遠くなりそうな痛みと引き換えに、美海の後方から悠馬の艶っぽい声が聞こえてきた。

「んっ、んっ、あっ、んっ、あっ、あっ」
 そして後ろから悠馬の手が激しく美海のペニスや玉袋を揉み始めると、痛みの中に快楽が混じって美海の声にも艶が含まれてきた。
「ふっ……んっ…ぐッ……あっ……んんっ」
 だんだんと悠馬のペニスのスライドが大きくなってくると、美海のアナルも痛みが麻痺してきた。
 美海は徐々にズンズンと突かれる衝撃が妙に心地良く感じてきた。

「ああっ……いやあっ……ああんっ」
 美海は手を伸ばしてベッドのマットレスの端を掴む。その様子がとてもいやらしくて、悠馬は更に強く腰を打つと、美海の持ったマットレスがバンバンと浮いた。
「あああっ……ダメぇっ! そんなに強くしたらお尻っ……壊れちゃうぅっ」
「あああーッ美海ィィッ……すっげぇぇ……あああっ」
 強く腰を打つ度に弾け飛ぶ美海の汗の雫や、その震動で波打つ丸い尻、そして激しく上下に揺れる美海の大きなペニスが悠馬の気を触れさせる。



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相変わらずエチシーンが長くてスミマセン m(_ _;)m
エロっ…と思って下されば本望でございます!!

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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (10) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」18話

☆18禁です

 悠馬は自分のペニスをたどたどしくも咥える美海のアナルを解し出す。
「あっ」
 美海はアナルに悠馬の指が触れて驚きの声を上げる。
「美海……続けて。舐めて」
 優しく頭上から悠馬に言われて、無意識に言う事を聞いた美海は尻をもじもじと動かして嫌がりながらも悠馬の大きなペニスを吸う。
 美海の喉奥にグッと悠馬の亀頭が刺さると、吐き気が込み上げてきて涙が浮かんだ。悠馬は苦しげな顔をしながらも懸命に咥え続ける美海の顔をそっと手で包むと上に上げた。
 涙を浮かべて、それでも一生懸命に舌を口内で激しく動かしながら美海は悠馬と目を合わせた。
 途端にミチッと口内で悠馬のペニスが肥大した。

「んんっん」
 堪らず美海は口からズルッと悠馬のペニスを抜いた。
「これ以上でかくするなって……ハァハァ…入らないよっ」
「ごめん、あんまり可愛かったから……反応しちった」
 美海はアナルに入ったままの悠馬の指に反応した。
「んっ…指、抜いてくれよ。俺もお前のを解さないといけないしっ」
 悠馬は驚いた顔をして形の良い目を大きく開いた。

「おいおい。今度は俺が抱く番だろう」
「え! いや、無理だろ、そんな大きいの!! それに俺は一度お前に入れてるし」
 美海は焦ってベッドの端まで逃げるが、悠馬はゆっくりと追いつめて行く。
「大丈夫。優しくするから。な? それに、慣れるとされる方だってイイんだぜ?」
 再び仰向けに押し倒された美海は上から悠馬に押さえつけられながら艶っぽい声で説得される。

「いや、それは……知ってる。真に色々と聞いたから……」
「じゃあ、問題ないな」
「いや、でもっ」
「怖い? それとも男として受けるのには抵抗がある? それとも俺がイヤ?」
 美海は頬を赤く染める。
「最初の二つは合ってる……でも最後のは……違う」
 悠馬はふわりと優しい笑顔を作った。そしてチュッと軽く唇を触れるだけのキスをした。

「分かった。お前の言葉が嬉しかったし、無理にはしたくないから。今日はお前に抱かれてやるよ」
 悠馬が色っぽく舌を出して美海の唇を舐めて誘う。
 悠馬も初めて体験して、身体が傷ついて辛かった筈だった。今も怖い気持ちは同じの筈だ。
 だが美海の事を思って、初めての時も気を使わせない様に、気持ち良くなって貰いたくて初めてだと言う事すらも黙っていた。
 今も以前同様に気を使わせているのだと、美海は急に胸に熱いものが込み上げてきた。
 悠馬がそれだけ自分を好きでいてくれている気持ちと優しさが沁み込んできて、美海の変な凝り固まったプライドを溶かしていく。

(俺は、悠馬が好きだ。悠馬になら……抱かれてもきっと……平気だ)

「悠馬……」
 美海は悠馬の首にしがみ付くようにして顔を首筋に埋めて抱き付いた。
 悠馬はギュッと美海の腰に手を回して抱きしめ返す。それだけで好きだという気持ちが溢れかえる。
「好き……」
「え?」
「好き……だよ」
「美海……」
 身体を離して美海は真っ赤な顔で、それでもまっすぐに悠馬を見据えて伝えた。そして美海は自分から、先程悠馬が誘ったようにペロペロと舌で悠馬の唇を舐めて誘ってみた。
「ちょっ……美海っ…そんな事したら俺、やっぱ抱きたくなっちまうよっ」

「ハァハァ……いいよ、悠馬……」
「へ?」
 美海はくるりと向きを変えて後ろ向きになると、悠馬の目の前で四つん這いになった。

「来て……悠馬のここに挿れていいよ」
 美海は自分のアナルに指を添わせた。
 ゴクリと生唾を飲み込む悠馬の喉仏が上下に動く。悠馬はガチッと力強く美海の形の良い尻たぶを掴んだ。

「あんっ」
「本当にいいのか?」
 美海はコクッと頷く。悠馬はその間も美海の尻たぶを後ろから強く揉む。

「俺のチンコが欲しいか?」
 美海は耳まで桃色に染めながら黙ってコクコクと頷く。めちゃくちゃに揉まれる尻たぶがやけに気持ち良く感じた美海は、血管が浮き出る程ペニスを膨張させていた。

 悠馬は丁寧に美海のアナルを解し始めた。それはとても優しく、思った程辛くなく指を二本、三本と飲み込んでいった。
 悠馬が慣れているというのが一番の理由だったが、美海も上手く受け入れられる素質があったようだ。
 悠馬はもっと丁寧に受け入れる体制を整えようとしたが、美海は溢れる気持ちが暴走してしまいそうだった。
「早くっ……もう、いいからっ……お前の挿れてっ」
「ばか、まだ早いだろ」
「痛くてもいい……からっ……早く挿してっ」
「っ……!」
 我慢の限界などとっくに切れていた悠馬の理性の糸を、美海は言葉で簡単に千切った。



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引っ張ってスミマセン(^▽^;)
次はようやくエチですっ

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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (7) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」17話

☆18禁です

 美海は表情だけ、素直な心のままにして悠馬を見る。美海は言葉で誘う事は出来ないが、心の中だけ素直になってみた。

(あぁ……好きだな)

 美海と視線を交わした悠馬はドキッとしたように目を見開いた。
 悠馬から見た美海は今までにないほど強い色香を放って自分をとろりとした瞳で見ていた。誘っている以外に見えない美海に悠馬は物凄い引力で引き寄せられる。
 無言で見つめ合う二人は少しずつ悠馬の方が顔を美海に近づけて行った。
 決して無理矢理しないと決めた悠馬はグッと我慢してそっと自分の額を美海の額に付けた。

「美海、キス、してい? したい」
「三回目だよ。これが最後だよ?」
「そしたら……その後は? 友達から?」
 悠馬は額を離すと唇を触れる少し手前で話す。美海も悠馬の引力に耐えるのに必死だ。
「そうだよ。それでもいいの?」
 互いに内緒話でもするように声をひそめて話す。これ以上互いの唇に熱い吐息を感じては我慢が出来ないからだ。

 押し黙る悠馬に美海はそっと悠馬に自分の唇を重ねた。驚いた悠馬は固まる。そしてそっと唇を離した美海は得意げな笑顔を薄く浮かべた。
「タイムアウト。三回目終了。これで今から友達……ッ」
 話が終わる前に悠馬は美海の腕を掴むとベッドに引っ張り上げて押し倒してきた。バサリと悠馬に覆いかぶさられて美海はキュッと胸が締め付けられるような感覚になる。
 今から意地悪をしてやろうと目論んでいた美海は悠馬の予想外な強引さにペースを乱される。

「ゆっ……待ってっ」
 抵抗してても悠馬の重みが心地よく感じる。悠馬が美海の両手に自分の指を絡ませて布団に押さえつける。
「や……っ」
 美海は初めて両手の自由を奪われる事に官能的な興奮を覚えた。
 悠馬がそっと唇を重ねて「好きだよ」という言葉の震動を直接伝えてきた。
「あっ…三回目は終わったってっ…んっ…あっ」
 キスを受けながらも何とか抵抗しようと試みる美海に一旦唇を離す。悠馬は息を少し荒げ、熱っぽい視線を刺して来る。
 そして性欲を剥き出しにした男の目で悠馬に見つめられた美海はジンジンと身体が熱くなる。

「悪ィ……我慢、できないわ」
 そう言って悠馬が美海の唇を軽く噛み、ヌルリと熱い舌を絡めてきた。
 その言葉と強引な口付けの感触に美海の心臓はドクンと激しく波打ち下半身にも直接的な興奮が漲った。
 そうして蕩けそうな程甘ったるいキスが始まった。

「んっ…っふ…んっ…んっ」
 ピチャピチャと舌を絡ませ互いの唾液を吸い合いながら無我夢中でキスをする。
 酒を飲んだとはいえ、少量のアルコールはとっくに薄れて正気で互いを求め合った。
 悠馬は以前した時よりも丁寧に、そして確実に美海の性感帯を探るように舌を美海の口内のあらゆる所へ這わせた。
「あっ…んっん……んん」
 唇が腫れてしまうのではないかと思う程長い間キスをした。その間も美海は自分が上になってリードを取ろうと目論むが、ことごとく悠馬の力で起きあがる事も出来ずにいた。
 悠馬はあっという間に美海のジーンズを脱がし、力の上手く入らない美海の上半身からもTシャツを剥ぎ取った。
 そろそろ皆部屋に戻って来たのか、廊下で話声も聞こえる。そんな中で美海たちの荒い息遣いが相部屋にやけに響いていた。

 悠馬は自分の服も脱ぎ去ると、その綺麗な裸体を煌々と明るく照らす電気の下で恥ずかしげもなく晒した。
「美海の身体、すげぇ綺麗だ。こんな綺麗でエロい身体見た事ない」
 そんな事を言われた美海は恥ずかしくなって頬を染めながら身体を横に向けた。
 悠馬はそっと美海の肩に手を掛けると、ゆっくりとまた美海を仰向けにしてその桃色の乳首に吸いついた。
「はっあんっ…ううっ……はっうっ」
 悠馬の舌が器用に小さな尖りに巻き付いて来る。その優しい刺激は美海の理性を狂わせた。

 悠馬は美海の身体中を丁寧に、そして時折乱暴に舐めまわした。ヌルヌルと生き物のように身体を這う悠馬の熱くて赤っぽい舌が、美海はとてもいやらしく思えた。
 美海を四つん這いにさせた悠馬が美海の形の良い尻を左右に引っ張りアナルに顔を近づけた時、美海がグッと腰を引かせた。
「ちょっ……悠馬、待って! まずシャワー浴びてからっ」
 悠馬はその焦って後ろを見る真っ赤な顔の美海に意地の悪い笑みを返した。
 そして恥ずかしがる美海の顔を見ながら、悠馬は舌先でチロチロと美海のピンク掛ったアナルを舐め始めた。
「やあああっ……ダメっ、悠馬ってばっ! ああっ…ああっん」

(き……気持ちいいッ)

 段々羞恥心が薄れて快楽に集中してきた美海に、悠馬は舌を強めてアナルを刺激する。
 その都度悶えるように腰をくねらせ、自分のペニスに手を伸ばそうとする美海の手を悠馬は制した。美海の鈴口からは透明の液体が溢れ、糸が伸びて布団に垂れている。
「待ってっ……俺もさせて……ハァハァ」
「美海が?」
 コクンと頷いて美海が悠馬に向き直り、座った悠馬の股間に顔を埋めた。

 既に大きくなっている巨大な悠馬のペニスをペロペロと舐め、前に悠馬がしてくれたのを思い出しながら口に含んで吸ってみる。
「あぁぁ……いいよ……美海……舌すげぇ気持ちいい」
「んっ、んっ、んっ」
 動く悠馬の腰に合わせて美海は口内一杯にペニスを含んで上下に動かす。その度に鼻から自然と漏れる息がとてもいやらしく部屋に響いて悠馬を煽った。



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3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」16話

 授業が終わると、悠馬が美海を出口で待っていた。さすがに無視できない美海は恥ずかしさを抑えて悠馬の所へ行く。
「じゃあ、僕先に食堂に行くから……」
 気をきかせようと反対の出口に向かう真の手を美海はガシッと掴んだ。
「ちょっと待て! 一緒に食堂へ行こう! な!?」
 そう言って美海は無理矢理悠馬の所へ引きずった。

 美海は真によって強制的に悠馬の隣に座らされ、向かい側に真が座った。
 緊張で固まる美海は殆ど食事が喉を通らない。それを心配した悠馬が美海の好きなものを分けてくれた。
「あ……ありが……と」
「うん」
 美海はそれだけで顔が茹でダコのように真っ赤になって益々無口になっていった。

 食堂を出た悠馬と美海を見送るように真は別の友達の所へ行ってしまってしまった。
「帰ろうか、部屋に」
 悠馬はそう言って美海の手を取った。
「ちょっ……手っ」
「繋ぐの、嫌か?」
 そう言われると嫌な訳がない。
「嫌じゃない……けどっ」
 悠馬は色っぽい笑みを浮かべて美海の指に自分の指を絡ませて来た。そしてギュッと手を繋がれる。
 その大人っぽい美海のまだ知らない世界の悠馬の顔に脳が麻痺しそうになる。

 寮の廊下を手を繋いで歩いているとまるで恋人同士でこれからホテルにでも行くような感覚になる。
 このままでは悠馬のいいようにされると、美海は足を止めた。止まった美海につられて手が引っ張られて悠馬も止まって振り返る。
「あ、あのさっ、ちょっと今日は飲みたいんだけど……」
 酒でも飲んで自分の緊張を解こうと安易に考える。
「あぁ。いいけど」
 悠馬も快く承諾する。丁度明日から週末だ。

「俺、ちょっとコンビニ行くから先に帰っ……」
「いいよ。行こう」
 先に帰っててと言い終わる前に悠馬は美海の手を引いてコンビニに一緒に行く事になってしまった。
 美海の緊張は解けぬままコンビニに着く。
「悠馬っ、コンビニに着いたからさ、手、離そうぜっ」
 コンビニから出て来たOLが少し驚いた顔で手を繋ぐ美海たちを見るが、二人の容姿を見て“悪くない”というような目をした。
「別にいいじゃん」
「ちょっ……」
 強引にそのままコンビニに入ると目当ての酒を購入した。その間は手は離されていたが、ビニールを持った美海からさっと「俺が持つから」と奪って代わりに再び手が繋がれた。
 そんな小さな事でさえ、自分を大切に思ってくれている事が伝わって少し感動する。
 男の自分が寮に入る前にこういう事をされたらどう思っただろうか。バカにするな、とでも思っていたに違いない。
 だが今の美海には嬉しさしか込み上げない。

 部屋に入ると、美海は慌てたようにビールをゴクゴクと喉を鳴らして飲んだ。
「おいっ、美海急にそんなに飲んで大丈夫か……乾杯ぐらい……しないのか?」
 美海はハッとして恥ずかしそうに悠馬に近づくと、下を向いたまま缶ビールを手渡してカンッと自分のビールを当てた。
「カンパイ……」
 すると悠馬がグッと何かを噛み締めるような表情をして、急に美海を抱きしめてきた。美海はどういう事か理解出来ずに固まる。
 すると首元で悠馬の声がした。
「ヤバ……今めっちゃ可愛かった……」
「っ……」
 美海は可愛いと言われてこんなにも嬉しくなった事はなかった。だが、ここで流されてはリベンジにもならないと、理性をフル回転させて美海は悠馬を引き離す。
「取り敢えず、飲もうぜ? な?」

 少しは悠馬を焦らせているのだろうか、そんな事を思いながら少しずつお酒の入った二人は何気ない音楽や漫画の話に花を咲かせた。
 意外と趣味の合う二人はああでもない、こうでもないと盛り上がった。
 いつの間にか緊張は解けて美海は腹を抱えて悠馬と笑っていた。
 美海自身も、悠馬自身もこんなにも互いに気が合うと思っていなかったようで心から楽しんでいた。
 これが普通の友人関係ならここまでで終わるが、二人の場合はそれ以上の感情があった。

 笑い声が消えると、ふと悠馬の視線が痛い程美海に注がれているのが美海自身も感じた。それはとても興奮するもので、心地が良かった。
 ほろ酔い気分の美海は、少し挑戦したくなった。



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3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」15話

 美海は今のキスで股間を激しく刺激されたようでジーンズがきつく感じる程硬くなってしまった。だが、ふと悠馬の股間を見ると悠馬の方もジーンズが膨れているのが目に見えて分かる。
 ドアを出ようとする悠馬を慌てて美海が止めた。
「悠馬っ、ちょっと待った! あのさ、その、俺達ちょっと今目立ってるから……」
 振り返った悠馬に目を合わせて、そのまま美海は悠馬の股間に視線を送るとその意味に気付いた悠馬が吹き出した。
「あはは! 本当だ。まぁ、次は少し遅れて入っても大丈夫だろう。少し落ち着かせてから行くか」
「うん」
 悠馬はベッドに座ると、ポンポンと隣に座るように催促してきた。美海はちょっとつれない顔を作るが、取り敢えずは素直に隣に座った。
 正直美海は嫉妬心から悠馬を完全には許せずにいる。そして素直に言う事など聞いてやるものかと心で反抗心を剥き出していた。
 そんな美海の心情を知ってか知らずか、ギリシとベッドの沈む音を立てて悠馬が美海の後ろに移動し、自分の足の間に挟んで抱きしめてきた。
「ちょっ……悠馬っ」
「好きだよ、美海。自分でもこんなに好きになってたなんてビックリだ」
 悠馬が美海の首筋に顔を埋める。

(ズルイ男だ……)

その感触だけで美海の股間は更に膨れてしまった。
「悠馬っ…これじゃあ落ち着かないよ!」
「美海も、興奮してくれてるの?」
 後頭部にチュッチュッと悠馬の柔らかい唇の感触が当たる。抱き締められる腕が力強く自分の身体を締め付けて心地よくて堪らない。
 そして美海の尻に一番体温の熱くて硬いモノが当たる。
「悠馬のっ、当たってるからっ」
 悠馬は美海の言葉を無視してグッと美海の顔を横に向けさせた。そして頬に催促するようにキスをする。
「なぁ、三回目のキス、今しちゃダメ?」
 美海の心臓は緊張で破裂しそうになる。

(まだダメだ。悠馬が我慢出来なくなってどうしようもなくなるまでっ)

 美海はバッと立ち上がると、鞄を取った。
「ああ……あのさ、このままだと治まらなくて、その、授業にも出られないから、俺先に行くわ!」
 美海は真っ赤な顔をして部屋を飛び出して行った。どうにか少しくらい復讐してやろうと思っているのに悠馬にやられっぱなしで悔しくなる。

 美海は悠馬の唇の感触と、触れられる感触が今までよりも数倍気持ち良く感じた。好きな相手に思われてされる触れ合いがこんなにも気持ちの良いものだとは思いもしなかった。
 ロータリーを走っていると、「美海くん!」と呼びとめられる。
 振り向くと、見慣れた可愛らしい宮古が追いかけてきた。
宮古は突然謝って来た。どうもあの時見られた状況の誤解を解こうとしているらしかった。
美海は、先程聞いた悠馬の説明で事情は分かったと伝えると、宮古はホッとしたような顔をした。
「ごめんね。僕、美海くんに嫉妬して意地悪しちゃった。付き合ってるって事にして少しでも優越感を感じたかったっていうのがあったんだ。本当にごめん」
 宮古が申し訳なさそうに下を向く。
「いえ、俺の方こそ意地っ張りで、先輩に応援しておきながら勝手にヤキモチ妬いたりして、情けないです」
「あっ、じゃあ美海くんも悠馬くんの事を!?」
 頬を紅潮させた宮古の顔がグッと近づいて、何故か焦った美海は後ろへ下がる。
「あ、いや、まだハッキリ言ってないんですが……」
「言ってあげないの? せっかく両想いなのに。悠馬くん、相当美海くんが好きだよ!? それが分かったから僕は身を引く決意が出来たんだから!」
 宮古の言葉を聞いて美海の頬がホッカイロのように段々と熱くなっていくのが自分でも分かった。

 宮古との会話を終えて大分遅れて教室に入ると、そこには既に悠馬の姿があった。
 驚いたのは、教室に入ってすぐ悠馬の姿が目に飛び込んできた事だけではなかった。まるで悠馬だけが浮き上がっているように見えた。
まるで真っ白な薔薇園に一輪だけ咲く色鮮やかな深紅の薔薇のように見える。直ぐに見付けられるほどの異様な存在感だ。
それは悠馬も同じようで、入り口から入って来る美海を今まで以上に熱っぽい目線を送って来た。
 美海は恥ずかしくなって目を逸らすと、真の姿をやっと探し当てると隣へ座った。
「大丈夫? 何か、顔赤いけど……」
 真が心配そうに話しかけてくる。
「あ、うん。仲直りしたから、あの、部屋は変えなくて平気になった。ありがとな」
「そう? ならいいけどっ」

 授業中も美海の視線は前の方に座る悠馬にしか行かなかった。悠馬の一つ一つの行動が気になる。
 悠馬が何か書けば視線は指先に行き、頬杖をつけばその頬と手に目が行く。
美海は初めて恋に溺れていた。授業もせっかく出てきたというのに、思い出すのは悠馬を抱いた時の事ばかりだった。
もう一度あの可愛い悠馬の姿を見たい、そしてあの衝撃的な快感をもう一度味わってみたいと欲望が湧き上がる。
だが、今度ばかりは少し意地悪をしてやると心に決めていた。
そして、同時に悠馬の方も虎視眈々と美海を抱きたいという思いを募らせていた。



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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」14話

「何だよ、それ……」
 美海は疑心暗鬼の表情を悠馬に向ける。
「お前、先輩と付き合う事にしたって俺に……」
「お前にはそう言ったけど、あの後俺は先輩に断りに行ったんだ。ああ言ったのは、万が一にでもお前にヤキモチでも妬いて貰えないかと思ったんだよ」
 悠馬は少し拗ねた子供のような表情を作った。

(なッ……コイツ、人の気も知らないでッ)

「はぁ? だってお前いつも先輩とヤってたじゃんかよ! 俺と部屋一緒になってからだって……さっき……だって……」
 そう言った美海の瞳に再びクリスタルのような涙が浮かび上がった。
「え……ヤってないぞ?」
「……んぁ?」
 つい美海の声が裏返る。
「いや、一緒にモノを扱いたりはしたが、先輩とはしてない」
「だって! 男とヤってそんなに良いかって聞いたらっ」
「良いとは言ったがアキとのセックスが良いとは言った覚えはない」
 美海はアキと聞いてカッとなる。
「でも俺は宮古先輩がお前の上に乗って動いてるの見たぞ!」
「だから! あれはあの人が自分と俺のものを一緒に扱いて動いてたんだよ! ケツに挿さってなかっただろうが!?」
「んなもん、見られるかよ!!」
 美海と悠馬は至近距離で声を張り上げる。美海は騙されていたようでだんだん腹が立ってきた。

「どちらにしたって、付き合ってもないのにそういう事が出来る奴なんだな、お前は」
 そう言うと、悠馬は少し顔を離して目線を少し逸らした。
「あの時、付き合ってくれって言われた時、断りに言ったアキにお前の事が気になるから付き合えないのかって聞かれて、頷いたんだ」
 美海は言葉が出なかった。
「俺はお前の事が好きっていうか、気になってたんだよ。でもどんなに強硬にヤキモチを妬かせようとしてもお前に嫌われるだけだった」
「それは、そうだろう。俺、ノーマルだし……だったし……」
 美海は自分で言った言葉に違和感を感じてつい直す。そんな可愛らしい美海の恥ずかしがる表情に悠馬もふと表情を緩める。
「ごめんな。俺、お前みたいなノンケに慣れてなくて、それに俺にこんなに抵抗する奴も初めてで、やり方間違っちまったみたいだ」
 悠馬の親指がそっと美海の涙の痕をなぞる。
「アキは、お試しでもいいから、お前が俺に落ちるまででもいいからそういう親密な関係になりたいって言って来たんだ」
「え……宮古先輩がそんな事を?」
「うん。でも、あの人が俺に本気なのかもって思ったのと、お前の事をどんどん好きになる自分を自覚して、もう一度友達のポジションからお前にアタックしようとしたんだ。それを言おうとアキを部屋に呼んだら、アキがこの関係を終わらせたいから、代わりに最後前みたいに自分モノと重ねてイカせて欲しいって……」
「そこに俺が入った訳か」
「ああ」
 宮古は悠馬の気持ちに気付いていたのだろう。最後まで悠馬を想って自分から関係を終わらせたいと言ったに違いないと、美海はそう感じた。
 美海は、不安と絶望の気持ちから、今度は急に激しい嫉妬のみが浮かんできた。

「でも、お前は先輩とそういう事をしてたんだろ。俺の事を好きなくせに」
「だからごめんて。男なんてそういう所あるじゃんか。大体、お前が俺の事そんなに好きだなんて思いもよらなかったし」
「好きじゃねぇ!」
 美海は図星を突かれて反射的に反抗してしまう。だが、悠馬は意地の悪い顔で微笑だ。
「へぇ。本当に? キス、あと二回残ってるんだけどそれもダメ?」
 悠馬が顔を近づけてくる。
「あの時のって、もう時効だろう!? どうしてまだ有効なんだよっ」
 悠馬の唇がそっと耳元に触れると、身体中に凍りついていた血液がザァ―ッと溶けて流れ出すのが分かった。
「ダメか?」
 悠馬の甘い声が囁く様に小声で耳に入って来る。反射的にゾクッと感じてしまう。

「んっ……遊び人がっ」
「もう、遊ばない」

「先輩とキスだって、してたっ」
「もう、お前にしかしない」

「エッチな事だって、してたっ」
「もう、お前としか、しないよ美海」

 悠馬の唇は耳から伝って頬に移動してくる。そして悠馬の唇は美海の唇の真横や顎にそっと食むように何度も柔らかく付けられる。
「ダメ? この約束の二回が終わったら友達から初める覚悟だって出来てる。好きなんだ、美海。お前が」
 美海は身体中が宙に浮いてしまったかのように嬉しさが溢れた。思わず自分から抱きついてしまいそうになってグッと堪える。
「二回は……約束だから……」
 美海がそう言うと、悠馬が優しい目を向けて唇をそっと乗せてきた。
「好きだよ、美海」
 悠馬は唇を重ねたままそう呟いた。
 甘い言葉は美海の鼓膜から脳までを痺れさせ、柔らかな唇は口内から全身を震わせた。

 美海は悠馬をずるいと思った。こんな幸せな気持ちになっては、今までのヤキモチの数々を許せてしまうのではないかと思ってしまう。
 互いに感触を確かめ合うように舌を絡ませていると、美海は疼く身体を持て余してつい悠馬の背中に手を回してしがみ付いた。すると、煽られるように悠馬も両手で美海の頭を支えて更に強く唇を重ねてくる。
「んっふ……ゆっ…まっ…息がっ…んんっ」
 ピチャピチャと音を立てながら互いの舌を貪っていると、美海のポケットで携帯が鳴った。
 思わず美海は驚いて唇を離して携帯を見ると、真からのメールだった。
「あ、最後の授業どうするかって……」
 悠馬はスッと離れると、美海は縋るように悠馬を不安気に見た。今ので雰囲気を壊してしまった事に悠馬を怒らせたかと考えるが、悠馬はそっと手を美海の頭に乗せてきた。
「授業、出るか」
 悠馬は優しい笑顔でそう言った。
 意外にも自分の欲を抑えた悠馬にほんの少し寂しさを感じたが、あと一回残されたキスを思って、美海は授業に出る事にした。



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確かに「浮気じゃないのか?」って聞いた時、
悠馬は「さぁね」と言葉を濁していたけど…こういう事だったらしいです(-"-;A ...アセアセ
おねーたま方、怒りはおさまりましたでしょうか!?∑(; ̄□ ̄A アセアセ
それでもヽ(#`Д´)ノ ムキー!!という方はここにユーマを差し出します(笑)
Σ(ロ゚ ノ)ノビクッ! ←

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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (7) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」13話

「あれ? 美海くん、何か目赤くない?」
 真にそう言われた美海は顔をふと反対側に向けた。
「寝不足だから。さっきまでちょっと寝てたし」
 美海は大学のカフェで小腹の空いた真に付き合って紙パックのミルクティーを飲んでいた。
「ふーん……美海くん、何か食べないの?」
「いい。お腹空いてない。それよりさ、真……今日部屋変わってくれないかな」
 その言葉に真は残りのパスタをクルクルとフォークに巻きながら少し間を開けて答えた。
「いいよ。好きなだけいて」
 理由を聞かれたくなかった美海は真に感謝した。真なら、言葉にしなくてもきっと大体の予想はついているだろう。そして理由もわざわざ聞くような事をしない優しさも持っている事は分かっていた。
「ありがとう、真」
 そんな優しさに触れて、美海はお礼を言うのがやっとだった。

「あ、悠馬くん、入って来たよ」
 真がそっと小声で言うと、美海の心は簡単に引き裂かれるような痛みが走った。
「ごめん、先に出るわ」
 美海は逃げるようにしてカフェを出て真の部屋へと向かった。美海は今のうちに自分の必要なものを部屋へ取りに急いで走った。

 悠馬はずっと美海を探していた。ふと見ると一人でパスタを食べる真の姿を見付けて近づく。
「真、美海知らないか」
 真は悠馬の顔を見ようともせずにパスタを頬張りながら答えた。
「知らない」
「嘘付け、今ここに居ただろう」
 そう言って悠馬は残された紙パックのミルクティ―を手に取った。
「美海くんを泣かせるような人に、教えてやる義理はない」
 真はそう言って悠馬の手からミルクティを取り上げた。女の子のようなイメージの真がいつになく頑として美海を守る門番の様に見えた。
「そうかよ。ならいい」
 その場を離れようとした悠馬の手首を真が掴んだ。
「悪いけど、今日から僕と相部屋して貰うよ」
「あ?」
「あ? じゃないよ! 美海くんに何したんだよ!」
 真の少年のような声がパリッと張ったように鼓膜に響く。
 悠馬は一瞬驚いた表情を見せたが、掴まれた手首を強く振りほどくと小走りに出口の方へ走って行った。

 寮に戻った悠馬は真っ先に真の部屋へ向かった。
 美海は部屋から持ってきた自分の枕に顔を埋めて、ベッドに寄りかかるようにして床に座り込んでいた。
 トントンとノック音が聞こえて美海は顔を上げた。
「真?」 
「……うん」
 返事が少し遅れて返ってきた。
 ドアを隔ててくぐもった声は聞き取りずらい。少し低めの声でも疑う事なく美海は鍵を開けた。
 泣き疲れた美海は頭がボーっとしていたとしか言いようがなかった。
 ドアが開かれ、入って来たのは真よりもずっと背の高い男だった。その切れ長の綺麗な瞳は美海とほぼ同じ目の高さで視線が交差した。
 それは今一番見たくない顔で、今でも一番見たい顔だった。
「なっ……悠馬!?」
 美海はドアを閉めようとするが、足を入れられてするりと部屋の中へ入られてしまった。
部屋に入った悠馬はガチャリと内側から鍵を閉めて二人を閉じ込める。

「出て行けよ……」
 美海は暴れるでもなく、冷めたように静かにそう言ってドアから離れようとした。すると悠馬が後ろから美海の手首を取って強く引き寄せた。
「痛っ…離してくれ。もう、俺に触るな……頼むから」
 悠馬は冷めた声で拒否する美海を壁際に押し付けて、両手で美海を挟むようにして囲う。
 美海は目を合わせないように顔を横に背けた。
間近で見る美海の目尻は赤く染まって悲壮感の混じる妙な色気が溢れていた。悠馬はそんな美海もとても綺麗だと思った。

「美海、お前、俺が好きか?」
「好きじゃない」
 本当は大好きだ。とても憎い筈なのに、今こうしているのもドキドキする。
「なら、何で泣いた」
「泣いてない」
 とにかく否定しないとまた涙が出そうになる。美海はぐっと唇を噛む。
 すると、悠馬の温かい手が美海の頬に触れた。
「何で……泣いた?」
 とても優しい声でもう一度聞かれる。
 途端に脳裏にあの時見た鮮明な映像が再生された。同時に美海の心に同じ傷口に刃物を突き立てられた。その痛みは悠馬が優しく頬を撫でる度に強くなっていく。
苦しさが限界を超えて大きく息を吸い込むと、ポロポロと涙が零れおちた。

「この手…」
 美海がゆっくりと頬に当てられた悠馬の手に自分の手を重ねた。
「手?」
「この手が、違う人の腰を支えてるのが見えたから……」
 そう言って美海は涙を流しながら真っ直ぐに悠馬を見つめた。悠馬はもう片方の手も使って優しく美海の顔を包み込む。
「美海。俺、宮古先輩と別れた」
 涙の浮かぶ美海の美しい瞳が大きく見開いた。
「というか、実は元々ちゃんと付き合っていた訳じゃないんだ。黙っててごめん」



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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (11) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」12話

 相部屋というのは時として残酷なものだ。好きな相手と居られて嬉しい半面、その好きな相手に恋人がいると落ち込む回数も自ずと増える。
 美海が初めて童貞を悠馬に捧げた日から一週間経ち、悠馬の怪我も大分治ってきたようだった。
 美海はあれから悠馬が違って見えていた。前よりも格好よく、そして愛おしく見えて仕方がない。
 だが悠馬の方は吹っ切れたように清々しく美海にまるで親友のような態度で接してくる。
 
 時折部屋に遊びに来る宮古は相変わらず可愛くて甘え上手だった。宮古が部屋に来ると、美海は気を使う素振りを見せて部屋を出た。
 本当は二人の仲良い姿を見たくないだけだった。
 そんな時は大抵真の部屋に避難していた。気の良い真は嫌な顔一つせずに迎え入れてくれた。
 自然と美海と真は深い話をするようになり、美海は真のウケの話を聞く機会が多くなっていった。
「本当に気持ちいいんだからぁ」
 真は頬を染めて興奮して話した。彼氏はいない真も昔それなりに多くの経験をしていたようだった。
 そのお陰で美海は、ウケの大変さと良さを知る事が出来た。あの時、如何に悠馬が美海を受け入れるのが大変だったか、改めて知る事もできた。だが好きな相手に恋人が居ては何を理解できたところで話が進まない。
 毎日憂鬱と天国が隣り合わせでグッタリしていた。
 それでも、悠馬が早くに部屋に帰って来ると嬉しくて無駄な話でも言葉を交わす事が楽しみだった。

「そろそろ帰るわ。ありがとな、真」
「うんっ! また来てっ」
 いつものように夜適当に時間を潰して部屋へ帰ると既に十時を過ぎていた。ベッドには洋服を着たまま寝てしまった悠馬がいる。
何故か美海のベッドに寝る悠馬の姿を見た美海は胸がキュッとなった。
 そっと近づき、気持ち良さそうに仰向けに寝る悠馬の横に座り、「悠馬」と声を掛けるが起きそうもない。
 ドキドキしながらそっと手を伸ばして悠馬の前髪を触ると、悠馬は「うぅん」と顔を横に向けた。
 その顔がとても幼っぽくて可愛らしかった。
 美海はそっと唇を悠馬の頬に付けて様子をみるが、起きそうもない。

(一瞬なら……いいかな?)

 全力疾走する心臓を抱えながら悠馬の唇にそっと近づいていく。

――悠馬

 そしてそっと少し長めの一瞬の口付けをした。

 昨夜は悠馬のベッドに寝た美海だったが、悠馬の香りに包まれてゆっくり眠れるはずもなく、気付かれない様に悠馬のベッドで自慰をしてしまった。
 本人と同室なのに本人のベッドで悶える自分を今は馬鹿に出来なかった。こうでもして自分を抑えないとまた何をするか分からなかったからだ。

 翌朝は授業が無かったが、悠馬より早くに部屋を出た。
 今日は午後の授業で一つだけ悠馬と同じクラスのものがある。今は夕べの事で恥ずかしくて会えたものではないのに、逢いたくて仕方がない。
 無意識に早く午後の授業にならないか心躍らせて待っている自分がいた。

 ついにその授業の時間になり、後ろの方の席に座って今か今かと悠馬がドアから入って来るのを待っていた。
 だが一向に姿を見せないまま授業は開始してしまった。授業には真面目に出てくる悠馬がサボるのは珍しい。
「美海、悠馬大丈夫か?」
 突然後ろの席の友達に言われてドキリとした。
「え? 悠馬どうしたの?」
「あ、聞いてないの? 珍しく俺にメールが来て具合悪いから授業のノート取って置いてくれって言われてさ。いつもならお前に言いそうじゃん? 喧嘩でもしたのかと思って」
 美海は心が重く沈むような感覚に陥って、普通の声を出すのがやっとだった。

「あ、そうなんだ。別に喧嘩してないよ。今日俺サボるって言ったからじゃないかな」
 美海は適当な事を言って誤魔化す。
「あ、そうだったんだ」

 美海はショックだった。
 何故同じ部屋にいて、最近は親友のように仲も良くなり、ある意味とても親密な仲になったというのに自分に頼まなかったのかと不安で押しつぶされそうになる。
「なぁ、ノート、俺が取るからいいよ。どうせ同じ部屋だし」
 美海は話すきっかけを作る為にも自分からノートを取る役を引き受けた。そしてノートを取る度に自然と悠馬にも分かりやすいように色々付け加えたり、丁寧に書いている自分がいた。

 授業終了五分前になると、美海はそっと荷物を片づけて後ろのドアの方へ移動した。そして教授が後ろを向いた隙にサッと教室から出る事に成功した。
 余りに心配で、美海は一刻も早く部屋で寝ているだろう悠馬の元へ走って戻った。
 もしかしたら看病してやれるかもしれない、と色々と期待も浮かんで来てしまう。今日はまだ朝から一度も会っていない為、とにかく会いたかった。

 寮に帰り、殆ど誰もいない部屋の間の廊下を走って自室のドアを開けた。
「悠馬ッ、お前具合が悪くなったって……」

 部屋のドアを開けると、悠馬のベッドの上に下半身には何も身に付けていない宮古が悠馬の上に乗って上下に動いていた。
「ああんっ…悠馬くんっ、悠馬くぅんっ」
 寝たままの悠馬の上でいやらしい動きをしながら叫ぶ宮古の声が部屋に響いていた。
 そしてしっかりと宮古の腰を掴んでいる悠馬の手がやけに印象的に見えた。その手は、寂しい表情を作った時に自分の頭を撫でてくれた手と同じものだ。そしてそれは今、違う男の腰を支えていた。

 宮古は、突然入って来た美海に驚いて振り向いた。
「あっ、え……あのっ…ごめんなさいっ」
 振り向いた宮古はいやらしく濡れた唇でそう言って紅潮させた頬と蕩けた瞳を向けてきた。
 そしてふと上がった悠馬の顔を見た瞬間、美海の瞳に涙が溢れて零れた。

「あ……ごめん……なさっ…うっ」
 最後まで言葉を言ったら泣き顔になってしまうと思った美海はその場を逃げる様にして走り去った。
 美海はどこかで悠馬が自分を宮古以上の特別な存在として見てくれていると勝手に期待していた。
 だが、先程の光景を目の当たりにして、恋人以上の特別の存在はあり得ないのだと痛感してしまった。

(もう嫌だ)

 走る度に熱い涙がボタボタと流れ落ちる。
 美海は人気のない非常口の場所まで来ると崩れ落ちるように座り込み、溢れる悲しみと嫉妬を吐き出すようにして、袖口で声を抑えながら泣いた。



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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (9) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」11話

☆少し痛そうな描写があります。苦手な方は閲覧にご注意下さい。

「え……え…初めて?」
「ん……」
 美海は急に恐怖と高鳴る心臓に身体が固まる。そして涙の痕が付いた悠馬の綺麗な横顔が急に愛おしく見えた。

 悠馬のアナルには未だ抜かれない美海の大きなものが埋め込まれていた。
「美海、あの、早く抜いてくれないか…っ…!?」
 顔を少し後ろに向けた悠馬の頬にふと熱い息が掛って柔らかいものが頬に触れた。
 サラリと絹糸のような美海の前髪が顔に掛って、悠馬は頬を美海にキスをされていると気付いた。
「みう…み」
 途端にズルッとアナルから美海のものが抜かれて激痛が走って呻いた。
「うっぐッ…!」
「ごめん、痛いだろう……ごめん…」
 美海の唇がふっと離れて後ろの方へ下がった。悠馬はキスされた頬から温かく癒されるように胸の奥が熱くなった。

 美海が恐る恐る自分のペニスを抜いた部分を見ると、やはり出血していた。
 赤い液体を見ると、美海の心がズキッと痛んで泣きそうな顔になった。
「美海、大丈夫だから。そこ、あとは綺麗にしたら自分で薬塗っておけば、治るから。あとは慣れるし。な?」
 無理に大丈夫な素振りで起きあがろうとする悠馬を押さえて美海が立った。
「いい。俺がやるから、お前は寝てろ」
「美海……」

 それから美海はタオルで綺麗にした後、丁寧に悠馬の持っていた薬を塗って処置した。
 悠馬はこの手の事に慣れているようで、薬も常備しているらしかった。
「お前、何でヤらせたんだよ」
 美海がうつ伏せのままの悠馬に問いかけた。一応バスタオルを尻に掛けてやる。
「分かんね……でも、お前にならいいかなって思った」
「何だよ、それ。てゆーか、コレ、浮気になるんじゃないのかよ」
 浮気、という言葉に美海自身も少しドキッとする。
「さぁね」
 悠馬はうつ伏せたまま目を閉じたままそう言った。

「お前は? 良かった?」
 美海はそう聞かれてドキリとした。そして顔を真っ赤にして先程の快感を思い出す。
「まぁ……まぁ、良かった」
「おいおい。俺が身を呈して捧げた感想がまぁまぁかよ」
 そう言われて美海は焦る。
「あ、いやっ、その、本当はすげぇ良かったよ! でもちょっと恥ずかしくてっ」
「ははっ、分かってるよ。お前、歯止めきかなくなる程だったって事は俺が一番よく分かってるから」
 悠馬は整った顔を破顔させた。

「ごめん……」
「でも、お前の童貞貰えて、ちょっと嬉しいからいいよ」
「えっ」
 振り向いた悠馬の横顔がしてやったり、というように笑った。その笑みがとても格好いい。
「おまっ…計算か!?」
 美海が顔を紅潮させる。
「まさか! 誰がお前がこうまで言ってくるなんて分かるんだよ! 俺だってビックリしてるし。まさかタチの俺がネコやるとは……イテテ」
 悠馬がゆっくりと起き上がる。
「おい、無理すんな!」
 美海が手助けをしようと手を伸ばすと、パシッと手首を掴まれて悠馬の胸元に引き寄せられた。

「ギブアンドテイク。三回キスさせて」
「なっ……」
「一回目」
 美海が驚いている間に悠馬は美海の唇を塞いだ。悠馬の柔らかい唇が強く吸いついてくる。
 確かに自分も気持ち良くさせて貰った。そして何より悠馬に怪我を負わせてしまった負い目から、美海は大人しくこの提案を受け入れる事にした。
 そういう理由を急いで頭の中に作り上げた。
 酔っていた時とはまた違うキスの感じにドキドキと心臓がドラム音を美海の体内に響かせる。
 そして互いの唇の感触を楽しむように吸い合って、長い一度のキスをする。

 ブルブルと突然の携帯のバイブ音で、驚いた悠馬は唇を離した。
「あっ」
 つい、美海から出た声が“唇が離れて寂しい”というような声に聞こえて悠馬は口角を上げた。
 そして携帯を取ると着信だったようで、通話ボタンを押して話し出した。どうやら相手は宮古のようだ。
 胸の奥がシクシクと痛み、妙な寂しさと虚しさが美海を襲う。何となく手持無沙汰で、美海は枕を抱いて視線を逸らして会話が終わるのを待った。
 すると、電話で会話をしながら悠馬がポンと美海の頭に手を乗せてきた。

 美海はそれだけで無視されてないような安心感と悠馬への親近感が溢れた。
 悠馬は器用に宮古と楽しげに話しを進めるが、視線は美海をまっすぐに見つめていた。そして温かい悠馬の手が美海の頬に触れると、身体だけはこの瞬間、美海のものだという気になる。

 美海はもう気付いていた。自分が悠馬を好きになってしまったという事を。
 今更ながら、どうして宮古をたき付けるような事を言ってしまったのか後悔した。
 楽しげに会話する悠馬に嫉妬するが、今付き合っているのは宮古だ。そして宮古にも応援すると言いながら悠馬と身体を繋げた自分に嫉妬する権利はないと、自分を抑え込む。
 
 美海はスッとベッドから離れてシャワーを浴び、部屋を出て行った悠馬が帰る前に寝た。



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美海、やっと気付いたけど・・遅いよ~ぉ(ノД`)・゜・

そして!何とあと少しで4万Hitですー!って、コレ書いてる時点でそうなので
きっとこれUPされてる時はもう過ぎているかもしれません!?
今回、私が遅筆なせいというのもありますが、こんなにも早く4万に達すると思わず
教えて頂いて大慌て!∑(; ̄□ ̄A アセアセ
というか、気付くのが遅過ぎた私が全面的に悪いです・・
ごめんなさいーY(>ω<、)Y ヒェェーーッ!
ですが、まだ3万が続行中でしたので、どちらにしても4万キリリクを
見送る事になっていたと思います[壁]ωT)スミマセン
次の5万には是非またキリリク募集したいですっ!狙ってやって頂けると嬉しいです!
ですので、御礼記事UPのみという形を取らせて頂きます!!
あまり面白くないかもですが、良かったら見てやって下さい!
そして4万番目を踏まれた方!!ありがとうございますー!(笑)
そしてそして!いつも来て下さる方も初めての方も本当にありがとうございます!!
これからも頑張ります♪♪。*.゚+:ヾ(*・ω・)シ:+゚.*。

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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (8) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」10話

☆18禁です。またリバ描写がございますので、苦手な方は閲覧にご注意下さい。

「あ! そうだ、肝心な事忘れてた!」
 ちょっと待っててと、何かを思い出したように悠馬が何かを持ってトイレへ行った。その間に美海はローションを少し手に出してその感触を確かめてみる。
「うわ……ヌルヌルっ」
 そして出したコンドームを広げて形を確認する。先の方に精子が溜まるように少し突起している形になっていた。
「おお……」
 コンドーム事態も滑りを良くする為か、脂っぽい手触りだ。
 暫く経ってユニットバスからトイレを流す音の後にシャワーを出す音が聞こえてきた。

(あぁ……そうか。綺麗にしてるのかな……)

 まだ時間がかかりそうな気配にある考えが浮かんだ。

(ちょっと付けてみようかな)

 美海はジーンズから自分の柔らかいペニスを取り出すと適当に揉んだ。すると直ぐに勃った美海はすぐさま人生初のコンドームを装着してみる。
 だが空気が中に溜まってしまって上手く入らない。四苦八苦しているとシャワーの音が止まり、慌ててコンドームを取ろうとするがきっちりゴムがペニスに喰い込んで引っ張っても外れない。
 ガチャリと下半身にバスタオルを巻いて浴室から出てきた悠馬はその様子をバッチリ目撃し、吹き出した。
「う、うるさいッ…ちょっと付けてみたかったんだよッ」
 クスクスと可笑しそうに笑った悠馬は水が髪に掛ったのか、少し濡れていて色っぽかった。
「貸しみ。こうすると上手く入るから」
「あ、ちょっ……」
 隠そうとする美海のペニスを素早く掴んだ悠馬は一度コンドームを取り、再び装着させる。
「こうして先を摘まんで、空気が入らない様にすると…」
「おおっ」

 美海は石鹸の香りのする悠馬を見た。
「お前、わざわざ綺麗にしてきたのか?」
「ん? 普通はするんだよ、綺麗に。ほら、もういいぞ」
 そう言ってタオルを取って四つん這いになった。先程言われた通りに美海はコンドームに指を入れてその上からローションを塗った。
 初めてじっくり見る他人のアナルに緊張しながら指を入れようとするが、思った以上にキツくて驚く。
 肛門が締まる筋肉が硬いと思う程の筋肉が付いていて感心してしまう。
「何だコレ、きっつ……!」
「ゆっくりしてくれ」
 肛門にある括約筋というものを先ずは解さないといけないと色々説明してくれながら、言われた通りに解す。そして、大分慣れてきたところで指の本数を増やす。
 怖がりながらも美海の指は飲み込まれていった。アナルの筋肉も大分その太さに慣れてきたようだ。
「もういい。入れてみろ」
「えっ」
 今までの事は全て入れるまでの下準備だ。覚悟を決めた美海はコンドームの上から自分のペニスを擦って勃たせると、ローションをたっぷり塗って小さな悠馬のアナルにあてた。

(本当にこんなところに入るのか?)

 グッと力を入れて押すが、一向に入る気がしない。方手で悠馬の腰を掴み、もう方手で自分のペニスの根元を持ってググッと捻じ込む。
「んんっ」
 くぐもった声が悠馬から洩れた。
 とにかく入れないと話にならないと、美海は力を更に入れて挿し込む。するとグリグリと中に押し入っていく感覚と共に、食いちぎられそうな程の強い締め付けが襲って来た。
「うッく……きっつ!」
 だがそれと同時に悠馬から叫び声が出る。
「うあああッ……あああッ…あうッう」
 とても気持ち良さそうな声ではない。苦しむ悲痛な叫び声にびっくりして悠馬を見ると、枕にしがみついて苦痛に耐える顔をしていた。

「お、おいっ、痛いのか? 大丈夫か? もう止めるか?」
「だい……じょうぶだからっ…続けてっ……全部入れてっ」
 そう言われても心配する美海に頑として続けろと言う悠馬の言葉に従う事にした。美海は更に押し入り、とうとう最後まで入れ込む事が出来た。
「入った……ハァハァ…全部っ…すげぇ」
 人の体内の温かみと纏わりつくような肉壁の感触、そして強烈な締め付けに、初めての美海が耐えられる訳もなかった。
 美海は悠馬の腰を掴むと、少しずつ腰を振り始める。腰を動かす度に悠馬の体内と擦れるペニスが歓喜に打ち震えた。
「きっ…気持ちいいっ…うっ……すっげぇ」
「ああッ、あああッ…もっとゆっくり…あっ…ちょっ…待っ…あああッ」
 涙目になる悠馬の顔に更にそそられるように美海はコントロールの効かない快楽の渦に飲み込まれていった。
 悠馬がいくら何を言っても美海はあと少しと言って止まれない。
 自分が腰を振る度にその震動で揺れる悠馬の髪や尻がとてもやらしく見える。

「まだかっ!?…美海ッ」
「も、もう少しでイクからっ…もう少しだけっ…ああっ…気持ちいいっ」
「早くっ」
 痛みの限界が来たのか、悠馬は一刻も早く美海にイって欲しがった。
 美海は今まで以上に腰を速めて悠馬の体内で摩擦させる。それに比例して悠馬は今まで以上に痛みを我慢する声を枕に吸収させる。
「ああっ…イきそうっ…悠馬、イクっ……ああんっ」
 ドクンと美海は自分でもびっくりするくらいにペニスが悠馬の中で跳ねたのが分かった。何度も勢いよく出る射精に息を止めてその快感に酔いしれた。

 想像以上だった。だが、悠馬の痛がり方が気になる。
「おい、大丈夫か? 宮古先輩はあんなに気持ち良さそうだったのにお前どうしてそんな痛がってるんだよ」
 うつ伏せに倒れて荒く息をする悠馬の濡れた髪をそっと掻きあげてやる。
「俺、入れられるの、お前が初めてだから……」
 悠馬はそう言ってふと笑って薄く目を開いた。



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これはリバ…かな?悠馬が攻めに転じた時にリバと呼ぶのか?
と、思いつつもリバ表記致しました(´Д`A;)

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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (9) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」9話

☆18禁です

「いいよ……ってお前、本当にヤるぞ!?」
 もう一押し脅しをかけてみる。美海は挑戦的に悠馬の目の前に近づくと、同じ背丈の二人が並んだ。
「あぁ。いいぜ、別に。出来るもんならしてみろよ」
 悠馬は顔を少し斜めにして色っぽい顔で意地悪く笑って見せる。カッとなった美海は悠馬を後ろのベッドに押し倒した。
 ベッドのスプリングで悠馬の身体が跳ねる。それを押さえつける様に美海が上から悠馬の両手を布団に押さえつけた。だが、そこから先をどうしたらいいのか経験の無い美海の動きが止まった。
「ヤり方、知ってんのかよ? 童貞くん」
 どこまでも感に触る悠馬に一泡噴かせたくて、美海は乱暴に悠馬のTシャツをめくり上げた。
 目の前に健康的な美海よりも浅黒いなめらかな肌がツルリと出てきた。
 美海はドキドキしながらも鳩尾から胸元にかけて掌を滑らせる。指先に硬い粒が当たって悠馬の顔を見ると、挑戦的な目線を下ろしていた。

 美海はその目を見て、悠馬の乳首をキュッと摘まんでやった。すると、悠馬は切ない表情で「くっ」と声を漏らした。
 美海は何か嬉しくなり、もっと反応させてやろうと両方の乳首をクニクニと摘まむ。
「ぁっ……んっ…ふっ」
 少しずつ艶を含んだ声を出す悠馬はいつもの生意気な顔からは想像もつかないほど可愛らしかった。
 美海は悠馬の目を瞑って声を漏らす表情を見ながら乳首をコリコリと弄る。
「触る……だけ?」
 そっと目を開いた悠馬の言葉に、少し考えて気付いたようにゆっくりと唇を悠馬の乳首に近づかせた。
 他人の、しかも男の乳首なんて初めて舐める美海は、悠馬を感じさせる事に必死で嫌悪感を抱く事を忘れていた。
 
 そっと出した舌先が硬くそそり立った乳首に当たると、「んっ」と可愛い声が悠馬から出た。それに煽られるようにペロペロと舌を動かして乳首を弄ぶ。
「美海……口に含んで、吸って」
 言われた通りに乳首を乳輪からすっぽり吸い込んで舐めまわすと、「んんんっ」とさっきよりも大きな声が出た。
 その調子で悠馬に色々と言われながら愛撫を続けていると、とうとう本題に触れてきた。
「もう、他はいいから。下をしてくれよ」
 今更嫌だとは言えない美海は悠馬のヴィンテージのジーンズのボタンを外し、腰を浮かした悠馬からズルッと下着ごと脱がしてやる。
 既に大きく勃った悠馬のペニスは先走りの汁でベトベトに濡れていた。

「でっか……」
 思わず口からそんな言葉を発してしまう程、自分以外の勃起した他人の股間を見て衝撃を受ける。
 決して小さくない美海自身のペニスよりも更に大きくゴツゴツとした悠馬のペニスはまさに馬のようだった。
「触って」
「お……おお……」
 言われた通りに悠馬のペニスを手にすると、熱くてビクビクと凄い反応をした。美海は驚きを隠しつつも自分で自慰する時のように上下に扱いてやる。
「あぁ…気持ちいい……」
 悠馬がうっとりとした表情で美海の扱く手の動きを見ながら呟く。美海は悪い気がしなかった。

「そこ、もうちょっと強く……」
「ここ?」
「そう……ああっ」
 順調に悠馬の性感帯を覚えていく美海は懸命に扱く。その間に悠馬は枕元からローションとコンドームを取り出して美海に渡した。
「え……」
「ん? え、じゃないだろ? ゴム、指に付けて俺のケツ解してくれよ」
「あ、あぁ、そうか」

(何!? 解すって何!? ゴムってどうやって付けるんだよ!? ローションって何!?)

 美海は脳内で自問自答するが、女性とのセックスすら経験のない美海には皆目見当もつかなかった。
 その様子を可笑しそうに見る悠馬だったが、あまりのたどたどしさに上半身を起こした。
 ギシリとベッドが軋む。悠馬は下から覗きこむようにして美海の顔に近づく。美海は思わず身体を強張らせた。
「あのな、アナルはキツいから、解さないと入れられる方も痛いし、入れる方も大変なんだ。やり方教えるからゆっくりやって」
「そんな面倒な事、よくやる気になるな?」
 美海が呆れながら聞くと、悠馬がにやりと誘うように笑った。
「それだけイイんだよ。ほら、早くしろよ」
 美海はその悠馬の顔と言葉にズクンと下半身に疼きを感じた。



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て、いう事をしてました!皆さま!
(覗きレポの報告です)
壁|ョ。・`ω・)ジ―ッ

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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」8話

(くっそ…分からない…くやしいけど、聞くか…)

 美海は勉強の分からない所を聞く為に、ベッドに寝転がりながら少年コミックを熱心に読む悠馬の方を向いた。
「なぁ、悠馬。ちょっと聞きたいんだけど、いいか」
「あ? いいよ」
 コミックを置いてフットワークの軽い悠馬は嫌な顔一つせずに机に座る美海の後ろまで来てくれた。
「ここなんだけどさ……」
「あぁ、これはなぁ……」
 悠馬はなかなかの成績優秀な男で悠馬がコミックを読む時間と美海が勉強する時間が比例していても、成績は悠馬の方がいつも上だった。
「んで、これってこの間教授が言ってたやつで……」
「え? 言ってたっけ、そんな事」
「美海、授業はちゃんと聞いた方がいいぞ~」
 意地の悪い顔が美海の少し上で笑った。

(この間悠馬はその授業中、隣の男とイチャついていた筈…あれで授業聞こえてるのか!?)

「お前、化け物か!」
「おいおい、この淫乱の貴公子を捕まえて何を言ってくれるんだよ」
「あははは! 確かに! お前自分で分かってるんじゃん!」
 いつになく悠馬とほのぼのとした友人らしい会話をして心が弾む。
「じゃあ、続きなんだけど、ここが……」
 悠馬がまた少し真面目な表情を作って斜め後ろから腰を屈んで説明をしてきた。
 悠馬の顔が間近に来て、ふと目を逸らす。シャーペンを握る手の甲の骨や筋肉の動きに注目する。そして、低く甘い声を耳の傍で感じて美海は不整脈を起こしそうになった。
 だが、そんな状態でも悠馬の説明は分かりやすく、美海にも容易に理解できた。

「そうか! サンキューな、分かったよ!」
 そう言ってふと顔を横に向けると、悠馬はじっと美海を間近で見ていた。
 一瞬、周りの雑音は消え、時も自分たちも止まってしまったような錯覚に陥った。
 金縛りにあったように動けなくなる。見つめ合う視線がしっとりと絡みあうのが互いに分かっているのにどちらも動けないでいた。
 悠馬の視線が美海の唇まで下がると、美海はそれだけで唇が熱くなっていくのを感じた。
 「悠馬くんっ」
  後ろからするその声に悠馬と美海の心臓は跳ね上がった。声の方を見ると、申し訳なさそうに立たずむ宮古がいた。
「あ、アキ」

(アキ?)

 下の名前を呼んだ悠馬の言葉に怪訝な顔をした美海の表情を見逃さなかった宮古は口を開いた。
「あ、僕の下の名前、アキヒトって言うんだっ。だから、アキって……」
 恥ずかしそうに笑って悠馬を見る宮古はやっぱり可愛かった。
 すっかり恋人気分な二人を見て先程までの胸の高鳴りは鎮まりきって、内側から黒くてドロリとしたものが迫って来るようだった。
「悠馬くん、今美海くんと勉強中だった?」
「いや、今終わったところだよ。どうしたの?」
 優しそうな声と顔を向ける悠馬に腹が立った。さっきまでの雰囲気は一体どういうつもりだったのか、もう少し宮古が遅く入って来たらどうなっていたのか。
 そこまで考えて美海はドキリとした。
 あの晩無かった事にしたキスの感触を思い出してみると胸が熱くなる。

(嘘だ……俺がこんな…)

 今更認めてもどうしようもない事態になっている。悠馬と宮古を付き合うように促したのは美海だ。
 チラリと視線を二人に向けると、宮古が部屋を出て行くところだった。
 そして、背伸びをした宮古はチュッと音を立てない様にして悠馬にキスをしたのが見えた。
 ガチャリとドアの閉まる音がして悠馬が部屋へ戻って来る。
「上手くやってるようだな」
「ん……あぁ」
「男とヤってそんなにいいのか?」
 もう自分の口を縫いとめてしまいたかった。だがそういう時に限って言う事の効かない感情は暴走する。
「お前もヤってみれば分かる」
 悠馬は落ち着いた素振りで返答する。その態度がまた美海の神経を逆撫でする。
「ならお前、ヤらせろよ」
 もう半分喧嘩を仕掛けているようなものだった。ここで悠馬が怒ってふざけるな、と言うのを待ったが、悠馬の答えは美海の意に反した。

「いいよ」



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12:00 | 相部屋のメリットデメリット | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」7話

(六限目、悠馬と一緒か……やだな…)
 
 何となく気まずい気持ちで教室に入る。
 教室は下から上へと階段で段差になっており、コンサート会場のように湾曲している。
 美海はいつものように後ろの方の席へつき、教材とノートを取り出していると、前のドアから悠馬が入って来るのが見えた。
 いつもは悠馬が直ぐに美海を見付け、隣の席に座ってくるのだが、今回はチラリとも美海を見ずに前の席へ座った。
 美海は心なしか苛つく。怒っているのは自分であり、悠馬にそういう態度を取られるとどうも腹が立つようだ。
 悠馬は相変わらず黙っているとモデルのように美しく際立っていた。珍しく一人で座る悠馬にこぞって色んな輩が隣の席へ座る様子が後ろからよく見えた。

 授業中も隣の男と何やら筆談で楽しげにしている様子が嫌でも目について美海の苛つきは益々大きくなる。
 教授が後ろを向いて黒板に数式を書き始めると、悠馬が隣の可愛らしい男に内緒話をするような素振りをして、チュッと耳元にキスをするのが見えた。
 された方の男の子は顔が真っ赤になって溶けてしまいそうな表情を見せていた。
 昨夜はあれだけ自分に対して可愛らしい表情を見せていた悠馬が今他の男に自分にしたように触れているのが無償に腹立たしかった。

(本当に誰でもいいんだな、あいつは)

 今こうして腹が立っているのはきっと宮古を応援する気持ちから来るものだと、美海は自分自身で思い込んでいた。

 授業が終わっても隣の男と楽しくおしゃべりしている悠馬を視界に入れない様にして、美海はサッサと出口へ向かった。

(ああッ! 気分悪ぃ! 授業中に男同士でイチャついてんじゃねーよ、気持ち悪ぃ!)

 美海はサッサと一人で寮へ戻るとレポートを書き、テスト勉強をした。食事時になったので寮の食堂へ行くが悠馬の姿は見当たらなかった。
 あれから一度もまだ部屋へ戻って来ていない。
 またどこぞの男とイチャついているんだろうと思うと、再び美海の心が苛つき始めた。

「あーッもう考えるのも止めッ」

 美海は再び部屋へ戻り、ドアを開けた。
 すると、悠馬が部屋の真ん中で誰かの後頭部を押さえてキスしている姿が目に飛び込んできた。
 美海の空けたドアの音に驚いて振り向いたのは、宮古だった。
 宮古はあっ、と声を上げて恥ずかしそうに悠馬から離れた。
「じゃ、じゃあ僕もう行くから悠馬くんっ……考えといてねっ」
 ドアの方へ向かって来る宮古と目が合うと、宮古がちょっと嬉しそうに笑いかけてきた。
 美海もそれにつられて少し笑みを浮かべた。

 ガチャリと後ろのドアが閉まる音がしてから、美海は悠馬を無視して自分のベッドの方へ向かって歩いた。
 美海はベッドの上にドサリと身体を放り、天井を見る。
 美海の身体の内側は焦げそうに何か灼熱のものが渦巻いていた。
 今何か口を開けば、言わなくていい事まで言ってしまいそうで押し黙っていた。
 だが、そんな事を知る由もない悠馬は口を開く。

「お前、本当は全部覚えているだろう?」
 美海の目が座る。視線は天井に向けたまま両手組んで頭の後ろへ付けた。
「るせーよ、覚えてねーって言ってんだろ」

「今日一日中、昨日のお前の姿とか、キスの感じとか、そういうのが頭から離れなかった」
 美海は怒りで腸(はらわた)が煮え返りそうになる。

(だったら何で授業中あんな楽しそうにしてた? 何でさっき宮古先輩とキスしてた? 他に今日何してた!?)

「いいから飯食って来いよ。俺、もうシャワー浴びて寝るし」
 これ以上口をききたくない美海は話題をすり替えて壁の方を向いて横になった。
「飯は、もう宮古先輩と食ったから……」
「あぁそうかよ。ならもう静かにしててくれよ」
 美海は食堂でいない悠馬に気に掛けていた自分を思い出して更に苛ついた。本当にこれ以上喋ったら怒鳴りそうで、美海は深く息を吸い込んだ。
 すると、ギシリとベッドが沈んでふと見上げると、美しく困惑した表情の悠馬が覗きこんでいた。
「美海、もう一度だけキスさせて」
 美海の怒りは限界を突破した。
「お前、そんなに俺とヤりてぇのかよ? ヤって満足してそれで終わりか? バカにすんなよ! 何で俺にこだわる!? 別に宮古先輩でもいいんだろ!?」
 美海は悠馬の肩のTシャツを乱暴に掴んで声を荒げた。

 すると悠馬は少し斜め下に視線を向けて小さな声で言った。
「さっき宮古先輩に告白されて……付き合ってくれって言われた」
 美海は内臓の奥からズキンと鋭い痛みを感じた。妙に心が落ち着いて、それでいて沈んでいく。
「良かったじゃん。おめでとさん」
 美海は掴んだ悠馬のTシャツを離すと、再びベッドに横になった。

 少し間が空いて、背中の方から小さな溜息が聞こえてきた。その溜息の音に何故か緊張する。
「美海、俺、宮古先輩と付き合ってみようと思うよ」
 美海は心が震えた。それを望んでいた筈なのに何かがショックだったような震えに目を逸らす。
「へぇ。良かったな。“彼氏”ができて」
 妙な強がりと皮肉を言う自分に困惑しつつも、言葉は止まらなかった。
「だからさ、せっかく一緒の部屋なんだし、これからは友達として仲良く出来ないか?」

(友達として……)

 そう言われると断る方がおかしく思えてゴロリと悠馬の方へ身体を反転させた。
「分かった。よろしくな」
 美海がそう言うと、悠馬が握手を求めて手を出してきた。
「あぁ。よろしくな」
 そう言った悠馬の笑顔がやはり見惚れる程魅力的で吸い込まれそうになる。
 そして立ち上がった悠馬がドアの方へ向かった。
「どこ行くんだ?」
「ん? あぁ、今から宮古先輩に返事して来ようと思ってな。それと、無くなりそうだったからシャンプー、買っておいたから。じゃあ」
 そう言って手を上げて悠馬は出て言った。

「……優しいところ、一つ見っけた……」
 そう呟いた美海はゴロリと再び天井を向いた。



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んもーッ(o>Д<)o

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3万Hitキリリク「相部屋のメリットデメリット」6話

 悠馬は目覚めると、腕の中にいた筈の美海がいない事に気付いて上半身を起こした。
 時間を見ると8時を過ぎていた。美海は先に食堂にでも行ってしまったのだろうか。
冷たい奴だ、などと思いながら支度をして食堂へと足を向けた。
 寮には寮生用の食堂がある。
案の定、真と一緒に定食を食べる美海の美目麗しい姿を見付けて悠馬は早速嬉しそうに美海の隣に座った。

「おはよう、ハニ―。冷たいじゃんか、起こしてくれたら良かったのに」
 悠馬の中では既に二人の距離はあと一センチで密着、という所まできていた。
 だが、美海はいつもと何ら変わらぬ冷たい表情でチラリと嫌悪感たっぷりの目線を向けてきた。
「おはよう。悪いんだけど、気持ち悪いからもっとあっちに座ってくんない?」
「え……?」
 予想外の美海のいつもと変わらぬ冷たい対応に固まる。
 昨夜の事が走馬灯のように悠馬の脳内を駆け巡ると、次の瞬間に疑問の渦が押し寄せてきた。
「おいおい! 何が気持ち悪いんだよ!? 昨夜あんな事までした仲じゃねぇか!?」
「あんな……こと?」
 子ヒツジのような真が頬を赤くして小さな声で復唱する。

 美海はピクリと眉を動かした。
「は? 何言ってんのお前? 悪いけど昨日の事とか何も覚えちゃいないんだ。飲み過ぎたらしくてな」
 そう言って美海はズズッと味噌汁を飲んだ。
「おいおい、冗談だろ? 俺たちキスだってしたし、俺はお前の……」
「いい加減にしろよ!! んな事する訳ねーだろ!? 気持ち悪ぃな!」
 ダンッと机を叩いて美海は席を立った。
 美海は食器を持って片付けるとサッサと部屋へ戻る美海を追いかけて悠馬も食堂を出た。
「おい、待てって! いや、覚えてねぇかもしんないけど、俺たち本当にキスしたんだって!」
 悠馬が美海の肩に手を掛けると、美海はクルッと振り返った。
「だから何だよ? 俺は覚えてねぇからしたつもりはねぇ。でもキスしたとして、だから何だって言うんだよ?」
「フェラだってしたぞ!」
「……っ…だから! それが何だよ!?」

 悠馬は考えた。美海と距離を近づけてどうしたいのかを考えた。
「お前、どうせ俺とヤってみてぇだけだろうが?」
 美海が軽蔑するような顔で睨む。
「あぁ。俺はお前としたいから、こうして口説いてるんだよ」

(やっぱり……)

 美海の心はどこか重く沈む。
「変態が……もう俺に近づくな」
 美海の言葉にさすがの悠馬もカチンと来る。
「んだよッ! お前覚えてないかもしんないけどな! お前相当変態な事したんだぞ!」
 美海はその言葉を無視して歩いて行く。
「お前俺の頭押さえつけて喉奥までチンコ突き挿したんだぞ!? お前の方が変態だ!」
「っるせぇ!!」
 廊下で叫び合いながら同じ部屋へと距離を空けながら進むと、そのやり取りに起こされた男子学生たちが興味深げにドアから覗いて来る。
 美海たちはそれを無視して怒鳴り合った。


 教室に入った美海は、一限目の授業が教授の不在につき無くなったのを知ると、サッサと中庭の方へ移動してベンチで自習を始めた。
 広い中庭には鮮やかな黄色い銀杏の木が植えてあり、風が吹くとサラサラと黄色い落ち葉が足元を駆けて行った。
 殆どが授業中の為、人も少なくて美海には居心地がいいはずだった。
 だが、心は昨日の事と先程悠馬のした口喧嘩の事で頭が一杯だった。
 イライラしながら心に巣食うモヤと戦っていると、急に話し掛けられた。
「美海くん、隣、いいかな?」
 その声にふと見上げると、宮古が可愛い笑顔で立っていた。
「あ、あぁ。はい」
 急に話しかけられて、ドギマギしてしまう。

 宮古は何か話したそうにもじもじしている。美海は自分よりも一回り小柄な宮古を可愛いと感じた。
 色も白くて綺麗な顔立ちをしている。化粧をしていない分、普通の女の子よりも素顔の宮古の方が可愛いような気もした。
 悠馬が手を出す気持ちも相手が宮古なら分からなくはない。きっと男ウケするのだろう。
「あの、宮古先輩、悠馬の事好きですよね?」
「えっ……あのっ…」
 急に美海に核心を突かれた宮古は目を丸くして焦った。だが、頬を真っ赤に染めて恥ずかしそうに俯く姿は思わず守ってあげたい程可愛らしかった。
「美海くんは? その、悠馬くんのこと……」
「俺ですか? あり得ませんって!」
「え、でも昨日キスしてたし……」
「あー、それ悠馬にも言われたんスけど俺、昨日の事覚えてないんで」
「そうなんだ……でも悠馬くんは美海くんを狙ってるから、僕の事なんか眼中に無いし…」
 宮古は泣きそうな顔で下を向く。
「大丈夫ですよ! 宮古先輩すげー可愛いし! もっと積極的にいったら絶対アイツ堕ちますって!」

(何言ってんだ、俺……)

 すっかりゲイの会話を繰り広げている自分に呆れながらも、宮古の必死の表情につい流されて励ます自分の調子の良さに溜息をつきそうになった。
「そ、そうかなっ……頑張ってみるっ」
 そう言って席を宮古は席を立った。
 宮古の満面の笑みを見ると、美海はそれはそれで別にいいかとも思えてきた。
「宮古先輩一つ、聞いていいですか?」
「何?」
「あいつの、何がいいんですか?」
 何となく聞いてみたくなってつい、口を滑らせる。
 すると、うっとりとした表情で宮古が答えた。
「すっごく優しいところ!」

(あり得ねぇ)

 手を振りながら遠ざかる宮古を見送りながら苦笑いをする美海だった。



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