07/22/2011(Fri)
妄想列車 12話
嘘にも聞こえるし、本当にも聞こえる。アクマめ。
ヌルヌルと動くリツカの舌に、俺の下半身は一々反応してしまう。
その時ガチャリとトイレに誰かが入って来る音がした。
俺はリツカから離れようとすると、大きな手が後頭部と首を強く抑えてきて逃げられない。
リツカはいやらしく音を立てない様に激しく舌を絡めつけてくる。
「っ……! んっ」
こんなキスは初めてで、俺は無意識に鼻から声を出してしまった。
リツカはサディスティックな笑みを浮かべて、俺のワイシャツの第二ボタンと第三ボタンだけを外した。
「やっ……人がっ」
ヒソヒソ声でリツカに窘めるが、リツカは「それで?」と言うような顔でじっと見てくるだけだった。
スルリと入って来たリツカの長い親指が俺の敏感な乳首をクニャリと潰した。
「あっ」
俺の声に気付いたのか、外にいる人の動く音が止まって様子を窺う様にこちらへ足音が聞こえた。
リツカが自分の大きく勃ち上がったものを目の前に出す。
いや、待て。今ここで個室の中を窺っている人がいる時に何しようとしているんだ。
リツカの目が嬉々としているのを見て俺は犯されると思った。
「ゴホンッ」
思わず咳払いをすると、近づいていた足音はそそくさと出ていった。
「んだよ。面白くなってたのに」
「面白くないっ! バレたらどうするんだよっ」
「いいじゃんか。別に」
ダメだ、コイツ。怖いもの知らずだ。でも何より怖いのは、そんなリツカに攻められたらきっとどんな状況でも感じずにはいられない自分だ。
「なぁ、二人でもう抜け出さないか?」
「え……一応挨拶した方がいいよ」
我慢の出来なくなったリツカは気だるい目をして俺を誘って来た。俺だって我慢出来ない。色々な不安もあったからか、直ぐにリツカが欲しかった。
席に戻った俺達は、いつの間にか清水先輩に色仕掛けをしている健と、ちょっと嬉しそうな清水先輩に、「シンの気分が悪いから俺が先に送るな」とリツカが伝えて抜け出した。
俺はその時少し優越感を感じた。そんな事で本当小さい奴だ、俺は。でもどうしたってこのどこか掴みどころのない、魅力的な男を独り占めしたい。過去の奴らも、今の奴らからも全部奪い取ってやりたい。気持ちはその位強いのに、そんな事出来る程自分に魅力もなければこれといった能力もない事は分かっている。だから、心の端っこで“仕方ない”って常に思っている自分がいるんだ。
リツカに連れて来られたのは以前のマンションではなかった。親が金持ちだからと言って都内にもマンションが幾つかあると言う。
つくづく分からない男だ。
それにしてもこのマンションもでかい。新宿にこれだけのマンションを持っているってどれだけ金持ってるんだ?
幾つか部屋がある中で、開いたドアから見えた機械を見て驚いた。
あんなマニアックなデスクトップ持ってるって、かなりのPCオタクとか?
俺が部屋の前で立ち止まっていると、リツカがいきなり俺のネクタイを引っ張って廊下を歩きだした。
「おいっ、俺は犬じゃないぞ!」
怒る俺をクスッと艶っぽい笑みだけを返してくる。それでもネクタイをグイッと引かれれば、途端に従順な気持ちになるのは、やはり俺が犬だからだろうか。
俺の主人は俺をベッドに乱暴に押し倒すと、ネクタイでゆっくりと首を縛ってリードを付けてくれた。
<<前へ 次へ>>
o(U・ω・)⊃ワンッ
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お礼画像あり☆6種ランダム
ヌルヌルと動くリツカの舌に、俺の下半身は一々反応してしまう。
その時ガチャリとトイレに誰かが入って来る音がした。
俺はリツカから離れようとすると、大きな手が後頭部と首を強く抑えてきて逃げられない。
リツカはいやらしく音を立てない様に激しく舌を絡めつけてくる。
「っ……! んっ」
こんなキスは初めてで、俺は無意識に鼻から声を出してしまった。
リツカはサディスティックな笑みを浮かべて、俺のワイシャツの第二ボタンと第三ボタンだけを外した。
「やっ……人がっ」
ヒソヒソ声でリツカに窘めるが、リツカは「それで?」と言うような顔でじっと見てくるだけだった。
スルリと入って来たリツカの長い親指が俺の敏感な乳首をクニャリと潰した。
「あっ」
俺の声に気付いたのか、外にいる人の動く音が止まって様子を窺う様にこちらへ足音が聞こえた。
リツカが自分の大きく勃ち上がったものを目の前に出す。
いや、待て。今ここで個室の中を窺っている人がいる時に何しようとしているんだ。
リツカの目が嬉々としているのを見て俺は犯されると思った。
「ゴホンッ」
思わず咳払いをすると、近づいていた足音はそそくさと出ていった。
「んだよ。面白くなってたのに」
「面白くないっ! バレたらどうするんだよっ」
「いいじゃんか。別に」
ダメだ、コイツ。怖いもの知らずだ。でも何より怖いのは、そんなリツカに攻められたらきっとどんな状況でも感じずにはいられない自分だ。
「なぁ、二人でもう抜け出さないか?」
「え……一応挨拶した方がいいよ」
我慢の出来なくなったリツカは気だるい目をして俺を誘って来た。俺だって我慢出来ない。色々な不安もあったからか、直ぐにリツカが欲しかった。
席に戻った俺達は、いつの間にか清水先輩に色仕掛けをしている健と、ちょっと嬉しそうな清水先輩に、「シンの気分が悪いから俺が先に送るな」とリツカが伝えて抜け出した。
俺はその時少し優越感を感じた。そんな事で本当小さい奴だ、俺は。でもどうしたってこのどこか掴みどころのない、魅力的な男を独り占めしたい。過去の奴らも、今の奴らからも全部奪い取ってやりたい。気持ちはその位強いのに、そんな事出来る程自分に魅力もなければこれといった能力もない事は分かっている。だから、心の端っこで“仕方ない”って常に思っている自分がいるんだ。
リツカに連れて来られたのは以前のマンションではなかった。親が金持ちだからと言って都内にもマンションが幾つかあると言う。
つくづく分からない男だ。
それにしてもこのマンションもでかい。新宿にこれだけのマンションを持っているってどれだけ金持ってるんだ?
幾つか部屋がある中で、開いたドアから見えた機械を見て驚いた。
あんなマニアックなデスクトップ持ってるって、かなりのPCオタクとか?
俺が部屋の前で立ち止まっていると、リツカがいきなり俺のネクタイを引っ張って廊下を歩きだした。
「おいっ、俺は犬じゃないぞ!」
怒る俺をクスッと艶っぽい笑みだけを返してくる。それでもネクタイをグイッと引かれれば、途端に従順な気持ちになるのは、やはり俺が犬だからだろうか。
俺の主人は俺をベッドに乱暴に押し倒すと、ネクタイでゆっくりと首を縛ってリードを付けてくれた。
<<前へ 次へ>>
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コメント
> キスすれば 涎ダラダラ 撫でれば 尻尾フリフリ~(〃▽〃)ポッ
大忙しのシンちゃんです(笑)
上手に調教出来ているようで( ´艸`)ムププ
> リツカ、あなたは 立派なブリーダーだわ(=´∀`ノノ゙☆パチパチパチ
ブリーダー!!(笑)
上手い表現です~っ(笑)
確かに名ブリーダーかもですねリツカ(笑)
> 我が家の草臥れた駄犬も 預けようかしら~♪
> って もう 遅すぎるよね~ε-(‐ω‐;)
> ~o----oU・ェ・U*ポッ♪ "ヘ( ̄∀ ̄)オイデオイデ♪|寝室|...byebye☆
まぁまぁっ!
いつでも預かりますよ☆
ただ、必要以上に従順になり、ふと見ると
ヨダレを垂らしてしまう子になってしまうかもですが…。
Σ(・ω・ノ)ノ! ←
コメントどうもありがとうございました
> 見えない沢山の視線を感じ取られちゃったのかしら?チッ(爆)
全くだよ!(`・д・´)
人目に晒されてなんぼだよ!!←え
> って、健くんw君は誰でもいいのかい?www
> 目の前に嫌いじゃないタイプの男がいたらとりあえず仕掛けとけって感じですか(;´0`)ツ))□`)ペチペチ
> いや、でも今はその方がありがたい(え
どうなんだろうか。あの子は^^;
男好きなんだろうね~健くん。
や~ね~でもそういう男の子、嫌いじゃない(//∀//)
うん(笑)
それに今はありがたいね(笑)
> 二人は2番目の愛の巣(笑)へ~♪
> (〃д〃)きゃ~♪シンちゃんのMスイッチも入りましたよ☆
> (・ω・ )o―<U・ω・`Uノ゛パタパタ ←あw
二番目の(笑)
そして入ったMスイッチ!!
(〃д〃)キャ~♪
顔文字すごい!!上手い事見事に表現出来てるーっ
+゜*。..+゜ ウ ェ ━ヽ(*´Д`*)ノ━ イ ゜+..。*゜+ ←
> ささっ、心おきなくどぞー!www
'`ィ (゚д゚)/ ←
コメントどうもありがとうございました
キスすれば 涎ダラダラ 撫でれば 尻尾フリフリ~(〃▽〃)ポッ
リツカ、あなたは 立派なブリーダーだわ(=´∀`ノノ゙☆パチパチパチ
我が家の草臥れた駄犬も 預けようかしら~♪
って もう 遅すぎるよね~ε-(‐ω‐;)
~o----oU・ェ・U*ポッ♪ "ヘ( ̄∀ ̄)オイデオイデ♪|寝室|...byebye☆
見えない沢山の視線を感じ取られちゃったのかしら?チッ(爆)
って、健くんw君は誰でもいいのかい?www
目の前に嫌いじゃないタイプの男がいたらとりあえず仕掛けとけって感じですか(;´0`)ツ))□`)ペチペチ
いや、でも今はその方がありがたい(え
二人は2番目の愛の巣(笑)へ~♪
(〃д〃)きゃ~♪シンちゃんのMスイッチも入りましたよ☆
(・ω・ )o―<U・ω・`Uノ゛パタパタ ←あw
ささっ、心おきなくどぞー!www
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